Episode 6-2 「神話」
読んでいただきありがとうございます!
最近は戦闘シーンよりも、
「会話で殴り合う」
場面の方が増えてきました。
レオン。 セイジ。 ガロウ。 ユリウス。
それぞれ違う形でハザムへ挑みました。
そして今回のマリアは、 また違う方向からハザムへ向き合う人物になります。
どんな結末になるのか、 作者自身も楽しみながら書いています。
次回もよろしくお願いします!
王城。
玉座の間。
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神官達が並ぶ。
貴族達が並ぶ。
各属州代表もいる。
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そして。
中央。
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神妃ジュリア。
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「灰神は世界を救われました」
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「飢えを終わらせ」
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「戦乱を鎮め」
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「文明を築かれた」
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「我らは神の時代に生きているのです」
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歓声。
拍手。
祈り。
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玉座の間は熱狂に包まれる。
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その中心。
灰神皇ハザム・ヴェル。
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何も言わない。
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興味も無さそうだった。
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その後ろ。
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白騎士レオン。
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黒騎士カズハ。
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左右に立つ。
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数百年前から変わらない。
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神話そのもの。
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さらに後方。
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紫衣卿セイゼル。
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白銀の詩唱卿リオ。
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誰もが畏れる側近達。
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そして。
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ドゴォォン!!
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大扉が吹き飛んだ。
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神官達悲鳴。
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衛兵達絶叫。
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「侵入者!!」
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紫衣卿が目を閉じる。
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「またですか……」
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神妃ジュリアが驚く。
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煙の向こう。
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ボロい外套。
煙草。
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男が歩いてくる。
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奈落街統領。
灰狼連元締め。
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ガロウ。
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神官達が青ざめる。
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「なっ……!」
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「玉座の間だぞ!?」
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ガロウが辺りを見回す。
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「相変わらず堅苦しいな」
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ジュリアが立ち上がる。
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「何者ですか」
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ガロウ。
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ジュリアを見る。
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数秒。
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「増えてんな」
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沈黙。
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ジュリア固まる。
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神官達発狂。
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「無礼者!!」
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ガロウ。
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「誰だコイツ」
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紫衣卿。
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「神妃ジュリアです」
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ガロウ。
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「あー」
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「なるほど」
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「また神様増やしてんのか」
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ジュリアの顔が引きつる。
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ハザムだけ。
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少し笑っていた。
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数時間後。
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王城裏庭。
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爆音。
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轟音。
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地面が吹き飛ぶ。
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木々が倒れる。
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そして。
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泥だらけのハザム。
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服も少し破れている。
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対面。
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ガロウ。
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こちらもボロボロ。
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煙草だけ無事。
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紫衣卿。
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何とも言えない顔。
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「……陛下」
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「会議が残っています」
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ハザム。
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「後にしろ」
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ガロウ。
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「続きやるぞ」
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紫衣卿。
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深いため息。
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「何故生きているのですか」
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ガロウ。
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「死なねぇからだ」
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その時。
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別方向から拍手。
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パチ。
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パチ。
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パチ。
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黒髪。
年齢不詳。
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観測者ナギ。
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「お前らまだやってんのか」
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ガロウ。
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「殺しに来た」
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ハザム。
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「そうか」
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ナギ。
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「平和だな」
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ガロウが笑う。
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紫衣卿は頭を抱える。
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やがて。
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ガロウが煙草へ火をつける。
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「そういや」
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ハザム。
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「何だ」
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「最近面白ぇ女がいる」
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興味無さそうな返事。
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ガロウは続ける。
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「王都外縁区」
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「聖女様とか呼ばれてる」
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紫衣卿が反応する。
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「マリアですか」
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ガロウ頷く。
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「最近アイツの周りに人が集まりすぎだ」
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煙を吐く。
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「移民」
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「職人」
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「兵士崩れ」
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「神官崩れ」
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「地方領主までいる」
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紫衣卿の表情が変わる。
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神妃ジュリアの信徒ではない。
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別の流れ。
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別の思想。
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ガロウは肩を竦める。
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「本人何もしてねぇぞ」
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「勝手に集まってる」
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ナギが笑う。
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「一番厄介なやつだな」
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ガロウ。
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「だろ?」
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「神輿ってのは軽い方がいい」
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「そのうち担がれるぞ」
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紫衣卿。
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無言。
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ナギ。
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笑顔。
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ハザムだけが静かだった。
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「そうか」
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それだけ。
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だが。
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ほんの少しだけ。
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興味を持った。
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遠く。
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王都外縁区。
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マリアは孤児達へ食事を配っていた。
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笑顔。
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感謝。
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小さな幸せ。
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本人は知らない。
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その背後で。
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少しずつ。
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少しずつ。
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神へ疑問を持つ者達が集まり始めている事を。
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そして。
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後に。
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その集まりが。
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世界最大の反乱軍になる事を。
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まだ。
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誰も知らなかった。
ここまで読んでいただきありがとうございます!
5章はかなり重めの話になりましたが、 6章は少し視点を変えて、
「神の国で生きる人々」
に焦点を当てていきます。
久しぶりに観測者ナギも登場します。
個人的にも好きなキャラクターなので、 楽しんでいただけたら嬉しいです。
それでは第6章、 よろしくお願いいたします!




