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ネコ好き女子、ネコ戦士になる  作者: リュウ
第12章 ネコ戦士、召喚の魔法の真実を知る

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12-1 ネコ戦士、薬の原料を求める

みんなそれぞれお昼の休憩を取ってから、またギルドに集まって大机を囲んで座った。

ケラーさんは怖い顔をして、あの傭兵を見てた。

するとギルド長が口を開いた。

「ネコ戦士殿は、レントの父親を救いたいと言った」

えっ?!と傭兵たちは驚き、ケラーさんも目を見開いた。

「なんとっ…?!それは一体…」

ケラーさんが驚きの声を上げた。

ケラーさんからすればあの傭兵…レント?は在任で、多分クビ一択だったんだろう。

「そのヒト…レントはクビでいいにゃよ。それだけの罪を犯したのにゃ」

私がそう言うとケラーさんはうなずいて、傭兵たちはざわめいた。

「でも、お父さんの病気を治したいって気持ちもわかるのにゃ。ベリー村にも病気で家族を亡くした人は何人もいるにゃ…それに、私も私の世界で父を病気で亡くしてるにゃ…」

私の言葉に、みんなは目を見開いてから、黙った。

「レントのお父さんの病気を治して、レントはお父さんの店で働けばいいのにゃ。そのためには、すごく高いっていう薬の原料を調べて、それを集めるしかないにゃ」

私にできるのは、その程度のことしかない。

私は黙って、みんなの反応を待った。

「そうだ…!!薬の原料が何なんだかを聞いて、原料を集めればいいんだ!!」

「そうすりゃレントの親父さんが助かるかもしれないなら、やるしかねぇだろ!!」

傭兵たちが口々にそう言って、レントは、泣いた。

「…ありがとう…ありがとう…ございます…!」


私たちはその後すぐに、王都の薬屋に向かった。

ギルド長が

「我らがネコ戦士殿がご所望である!!この者…レントの父の(やまい)に効くという薬の原料を述べよ!!」

と薬屋を脅した。

…私を使うなよ…

薬屋は飛び上がって

「ひえっ!!わ、私は薬の原料を仕入れて調合しているだけでございます!!」

と怯えたように言った。

「その薬の原料について述べろと言っているのだ!!」

ギルド長は、さらに薬屋を脅した。

ほとんどカツアゲだ。

すると薬屋は

「こ…この薬の原料は主にモロコシの実でございます…」

と怯えながら言った。

モロコシの粉は多分、薬をヒトの体に受け入れやすくするためのツナギみたいなもんだろう。

「特効薬になるのは何にゃ?なんか特別な原料があるにゃろ?」

と、ちょっと凄みをきかせて尋ねると、薬屋は答えた。

「ロ…ロナ村からたまに仕入れている、とても珍しいキノコです…」

ん?ロナ村って…モロコシの特産地で、クロのお嫁さんのネネをもらってきた…あの西の村?

私はにっと笑って薬屋にお礼を言った。

「ありがとにゃ!!」

「ひえっ…!!」

なぜか薬屋は震えあがった。

…なんでやねん…


その後私はいったんギルド長に送ってもらって、ベリー村に戻った。

そしてみんなにことの次第を説明すると、

「この国が滅ぶとこだったんだな…」

カールさんがそう言って、みんなは震えた。

「でも、フリーザードラゴンは許してくれたにゃ。だから、私はレントのお父さんを助けたいって思ったのにゃ」

と言うと、みんなは

「…人がよすぎるよ…」

と言ったので

「ヒトじゃないにゃ。ネコにゃ」

と私は、ギルド長に返したのと同じように返した。

するとみんなは笑って

「そうだな!モモちゃんだからな!」

と言ってくれた。

決まりだ。

ロナ村に行って、レントのお父さんの病気を治す薬の原料を分けてもらうんだ。

でももう夕方なので、ギルド長は村長んちに泊まって、私たちは翌朝ロナ村に向かうことにした。


晩ご飯の後、クロとネネと一緒に、私は幸せ気分でぐっすり眠った。

私にとっての最高の癒しだ。

そして翌朝早くに目覚めた私は

「クロ、ネネ、村のみんなをよろしくにゃ」

とクロとネネに言った。

二匹は

「ニャー!」

と応じてくれて、私は身支度を整えて家を出た。

ギルド長も準備して村長んちから出て、私を待っていた。

いつも通り、ジンさんに焼き肉をもらって、バーサさんに果物をもらって朝ご飯を済ませて、私も出発の準備を整えた。

「ギルド長さん、ロナ村に行くにゃ!!ガイさん、お願いしますにゃ!!」

ギルド長と馬にお願いして、私はロナ村に向けて出発した。


まだ朝も早いうちに、私たちはロナ村に着いた。

村長のキトさんが

「これは…何か至急の御用がおありなのでしょうか?」

と言ってきたので、

「ロナ村特産の薬の原料があるって聞いてきたのにゃ!」

と私はストレートに言った。

するとキトさんは戸惑った後、

「…肺病の特効薬の原料…でしょうか?」

と言った。

「そうにゃ!!それが今すぐ必要なヒトが、王都にいるのにゃ!!」

そう訴えると、キトさんは言いづらそうに

「…我が村にも必要なものでございます。なので、おいそれとは渡せません…」

と答えた。

えっ…

レントのお父さん以外にも同じ病気にかかってるヒトがいるの…?!

このロナ村にも?!

私は、目の前が真っ暗になった気がした。

 

第12章開始です~。今日、ネコがトイレに入る前にトイレハイになってました…普通トイレ済ませた後にハイになるんだけど…ネコには結構謎が多いですね…

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