↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ネコ好き女子、ネコ戦士になる  作者: リュウ
第21章 ネコ戦士、国の大事業計画を知る

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
185/255

21-5 ネコ戦士、国王の計画に驚く

その後、今度は王様からの伝書鳩が来て、

「モモちゃんと、四人の傭兵さんたちに王宮に来て欲しいって書いてあるよ」

カールさんが首をかしげながら手紙の内容を伝えてくれた。

「傭兵さんたちもって…なんにゃ?」

私も首をかしげたけど、

「陛下からのお召しとあらば、我々も行かねばなりませんね」

傭兵たちはあっさりとうなずいて、みんなで王都に行くことになった。

もうお昼近かったので、とりあえず早めのお昼ご飯を食べてから

「じゃ、行ってくるにゃ!カールさん、クロたちをお願いにゃ!」

「うん、気をつけて行っておいで!」

カールさんに見送られて、私はノアに、傭兵たちはそれぞれの馬に乗って、王都に向かった。

他に同行者がいなくて、私ひとり乗せてるだけならノアはすごく速く走れるんだけど、

”みんなに合わせなきゃね”

と言って、他の馬に合わせたスピードで走ってくれるノアに、私はノアの確かな成長を感じてうれしくなった。

「ノアはホントにすごく大人になったにゃあ」

と言うと、ノアは笑って

”当然だよ。だって僕はモモの、ネコ戦士の馬なんだから”

と誇らしげに言った。


二時間ほどで王都に着いた私たちは、城下街を通って丘を登り、傭兵ギルドへと向かった。

「ネコ戦士殿、皆、馬をこちらに」

ギルド長が出迎えてくれて、馬たちを厩舎に入れて休ませてくれた。

ギルド長が気を利かせて、ノアをガイとエリンの間につないでくれると、

”お父さん、お母さん、元気だった?”

ノアは、ガイとエリンに対して、今までより大人っぽい挨拶をしていた。

やっぱり大人になったなぁ…と思いながら、

「ノア、用事が終わるまで待っててにゃ」

と声をかけ、私は四人の傭兵たちと一緒に王宮に向かった。

王宮の広間に入ると、王様の他に民の代表者らしいヒトたちがいた。

「おお、モモ。よく来てくれた」

王様が私に向かって歩いてきて、私の頭を撫でたので、

「王様も元気そうで何よりにゃ。魚は食べてるにゃ?」

と聞くと、王様は微笑んでうなずいた。

「うむ。魚を食べるようになって、何やら体調が良くなってきたのだ」

そう言って、王様はそこで言葉を切った後、

「これは全ての民にもっと魚を食べてもらわねばならぬと思い、民の代表者たちと話し合った結果、ひとつの案が浮上したのだ」

と続けた。

「案…にゃ?」

私が首をかしげると、王様は言った。

「ティド村の復興だ」


えっ?!

ティド村の復興…?!

「ど、どういうことにゃ?!ティド村はもう滅びてなくなったにゃろ?!」

なんだかわけがわからなくてそう尋ねると、

「ティド村は滅びたが、大昔にティド村から王都に出稼ぎに来ていた者たちの子孫がいるのだ。その者たちでティド村を再建すれば、復興ということになるであろう?」

と王様は言った。

すると四人の傭兵たちが

「で、ではっ…?!」

「我らにティド村を復興せよと仰せなのですか?!」

と、驚いたように口を開いた。

「にゃ?!傭兵さんたち、ティド村のヒトたちの子孫なのにゃ?!」

びっくりして傭兵たちに聞いたら、傭兵のひとりが

「そうです。我々は王都に出稼ぎに来ていたために命拾いをした、ティド村の民の子孫なのです。そのため、ネコ戦士殿が漁を教える相手を探していると聞き、これは我らのなすべきことであろうと手を挙げたのです」

と答えてくれた。


「ティド村の復興により、民たちが皆、毎日のように魚を安価で食すことができるようになれば、モモの申していた、国民皆の健康長寿計画も成せるであろう」

王様の言葉に、私は思わず両前脚で拍手をした。

「すごいにゃ!!それはすごいことにゃ!!みんな元気で長生きにゃ!!」

とは言ったものの、村の復興ってそんな簡単にできるの?と疑問に思ったので、私は

「家を建てたりするのはどうするのにゃ?傭兵さんたち四人だけじゃ村人も増えないにゃろ?」

と王様に聞いてみた。

「村の再建には王都の大工たちと傭兵団を派遣する。四人の傭兵たちに、もしもう恋人がいるのなら、その者たちにも共に移住してもらおうと思うが…どうであろう?」

王様が四人の傭兵たちの顔を見回してそう言うと、

「はっ!説得してみせます!」

「きっと、共に行ってくれると思います!」

傭兵たちは口々に言った。

どうやらみんな、もう恋人はいるみたいだ。

「ティド村の復興は国を挙げての大事業であるが、それはこの国の民、皆のためでもある。皆で力を合わせ、必ずやティド村を復興させようぞ」

王様がそう言うと、その場にいたみんなが拍手をした。

すごい…すごい歴史的な大事業だ。

と思ったら、私はイカダに着けた旗が恥ずかしくなってきた。

肉球号とか…痛すぎるわ…

 

今日も雨が降って寒いですが、雨不足でひび割れていた田んぼが潤ったので、まあいいかなとwネコにとっては寒さは大敵ですが、何とか元気に過ごしてくれてます…と言っても、寒いのでほぼベッドで寝てますがw

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。