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神に抗う者達の天地開闢物語  作者: ゼツボウ君
29/63

とっても強い養護教諭

ツルミさんは身につけていた白衣を脱ぎ捨てて椅子から立ち上がった。

全く、発言といい行動といい、毎度毎度人(主に男子)を勘違いさせるようなことばかりするんだから。

「溜まってるってストレスがですか?」

「そう、久しぶりにちょっと暴れたくなっちゃってさ。」

そう言ってツルミさんは保健室にあるベッドを移動させ始めた。

するとそこには地下へと通ずる隠し扉が。

「お礼と言ったら何だけど、この扉の奥にある地下室でお手合わせ願えるかしら?」

どうやら俺に相手をさせて日頃のストレスを発話散させたいらしい。

元々ツルミさんは自分の欲望には正直に生きてきた。

彼女がここまで戦いを求めるということは相当なストレスを溜め込んでいるのだろう。

「分かりました、少しだけ…ってホームルームが始まっちゃいますよ!」

俺は時計を指差してそう言った。

現在の時刻8時25分

「そう、それは仕方ないわね。」

「ふぅ、それではまたのきか」

「1時間目はばっくれなさい。」

「はぉ!?」

ツルミさんは全世界の男が見惚れてしまうほどいい笑顔で教員にあるまじきことを言ってきた。

「いいじゃない1限くらい。私のアドバイスがなかったらまともに授業受けられなかったんだから。」

「むむむ。」

たしかにツルミさんは俺の学校生活を救ってくれた恩人だ。

彼女がいなければ今後の授業が手につかなかっただろう。

つまり俺の未来を救ってくれたツルミさんが困っているなら恩返しをするのが当然の礼儀だ。

「分かりました、自分でよければ相手をさせていただきます。」

「やりー!そうこなくっちゃ。」

ツルミさんが隠し扉を開くと地下へと続く階段が現れた。

「すんげー。」

こんな大掛かりな仕掛け、いつどうやって作ったのやら。

ツルミさんの後について階段を下がっていくと、50段行ったところにもう1つ扉が現れた。

その扉の向こう側には体育館ほどの広さの何もない殺風景は空間が広がっていた。

空気の通り道以外何もないところを見るとどうやら暴れたくなった時にしか使用されないのであろう。

(ストレス発散のためだけにこんな部屋まで作るなんてひょっとして保健室の先生って結構暇なのか?j

ストレス発散の方法なら他にも山ほどあるだろうに。

「先生は不器用らしい。」

「さーて!準備はいい?」

腕をぶんぶんふり回して、楽しそうに笑うツルミさんが今にも殴りかかってきそうな雰囲気だった。

「ちょっとタンマ、ぼっ…いいですよ、いつでもどうぞ。」

「それじゃあ行くわよー!」

合図と同時にツルミさんの姿が視界から消える。

「相変わらずすげー脚力だっ。」

俺は天井の方を見上げる。

するとそこにはツルミさんがあのまま頭うつんじゃないかってくらいの高さまでジャンプしていた。

「はぁーー!!!」

当然頭をぶつけることはなく、力強く天井を蹴り、すごい速度で突っ込んできた。

それと同時に凄まじい空気の圧をぶつけてきたので思うように身体が動かない。

(速いな、下手に避けようとするのは危険か。)

俺は両腕を頭の上でクロスさせて受け身の体制をとる。

「避けるつもりはないようね、それじゃあ遠慮なく行くぜ!」

ツルミさんは大きく振り上げられた足を勢いよく振り下ろす。

思いっきり腕をかかとおとしされ、それなりの衝撃が全身に伝わってくる。

(ったくすげー威力だ、あっ)

ヒラヒラヒラ

「水色…」

(し、しまった!)

事故とはいえ女性の身に付けている下着を覗いてしまった。

死んだな、俺…

「はぁ!」

すると幸運なことに俺の声は聞こえなかったらしく、ツルミは恥じらいを見せることはなく、回し蹴りによる追撃を仕掛けてきた。

とっさに体制を低くして前方に転がり込み、ツルミさんの下を潜って背後に回り込む。

そのまま振り返らずに地面を強く蹴り、バク転のような体制でツルミさんに蹴りを入れる。

しかしツルミさんは前方を向いたまま自体を左側に捻って俺の攻撃をかわした。

その直後ツルミさんは再度回し蹴りをしようと空中で横向きにクルクル回転していたので俺も左右対象に同じ動作をした。

ズゴンという鈍い音をたててお互いの足がクロスした。

「ふぅ。」

(このスピードとパワー、敵じゃなくて本当によかった。)

「シュウヤ君サイコー!もっと派手に行くわよ!」

そう言ってツルミさんは戦闘タイプの能力を解放し、エネルギーの爆弾を作り出した。

「ドカーン!!」

ツルミさんは次々に爆弾を作り出してはそれを投げつけてきた。

ツルミさんが高々に公言してくれたように部屋の中には爆発音が鳴り響く。

いくらこの部屋が地下にあって特殊なエネルギーで覆われているといっても、ここまで派手にやらかしたら地上にいる連中にバレるのではないだろうか。

「少し黙らせるか。」

そうは言ってもツルミさんが今使用しているエネルギーは特別性の瞬間爆破型、何か物に触れた瞬間に大爆発を起こすという野蛮な能力だ。

そんなエネルギーを全身に纏われてしまってはろくに触れることもできない。

(さて、どうするか。)

しかしまぉ行ってしまえば、ツルミさんのストレス解消が当初の目的なので別に無理してエネルギー攻略をする必要はないのだが…

ただ俺としてもやられっぱなしというのは嫌なのでせめて1発くらいは喰らわせておきたい。


〜戦い方を考えること3分〜

「ほらほら、かかってらっしゃい!」

「それじゃあ行きますよ。」

俺は両腕に光エネルギーを集める。

「ディフューズ オブ ルーチェ」

光エネルギーで作られた弓から放出された光の矢は無数の小エネルギーに拡散した。

「はぁ〜ゾクゾクするわ!」

ツルミさんは高速で部屋中走り回って俺の攻撃を避け続けた。

(さすがツルミさん、ディフューズ オブ ルーチェでもとらえることは無理か。)

「せっ、せっ、せっ、忙しいなね、避けるだけでダイエットになりそう。」

「なら、少し休憩しましょう。」

俺はエネルギー塊を天井に向けて放つ。

「あら、何かしら?」

「あれはちょっとした振動でも破裂するくす玉のような物です。まぁ破裂したところで出てくるのはディーフューズ オブ ルーチェですが。」

「何よそれ、ドカーン!ってできないじゃない。」

「まぁまぁまぁこの辺で一息つきましょうよ。」

「何のための時間稼ぎかしら?あんまり満足しないようなら2限もボイコットの刑よ?」

一応ストレス解消という仕事もあるので端からそんなことは考えていない。

ほんの少し時間が欲しいのは事実だけどな。

「それだけはご勘弁を。それなりに楽しませますから。」

「ふーん、それは楽しみね。」

(でも時間稼ぎをしているのはたしかね。)

俺の言動が気になったのかツルミさんはエミリスト アイを発動させてくす玉を観察し始める。

「なるほどねぇ。」


この時ツルミはエミリスト アイによって空中に漂うエネルギー塊の内部に光エネルギーとは別の物質があることを読み取った。

それは決して肉眼では見ることのできない微微小物質、細胞である。

シュウヤは光エネルギーを放出させる際、一旦自身の頭部全体を光エネルギーで満たせた。

その光エネルギーは人間の運動に関わる組織(前頭葉や小脳など)の細胞を少量抜き取り、それを取り込んでから下界に飛び出した。

そして取り込んだ細胞に光刺激を与え、編成しながらエネルギー自体の熟成も図る。

この編成が完了するとそれらの細胞は光エネルギーをシュウヤの身体とみなし、その運動を司るようになる。

さらにシュウヤの頭を満たしている光エネルギーと空中に漂っている光エネルギーは同一物質で情報の共有がなされる。

つまりシュウヤが光のエネルギーを動かそうとすると運動に関わる細胞達が脳内で運動のプログラムを形成するとその情報が光回線に繋がった端末のように浮遊エネルギーにも伝えられる。

するとエネルギー内の運動細胞が脳内の細胞と同様のプログラムを作成。

その結果シュウヤは自分の意思で外部に放った光エネルギーを自在に操ることができるようになった。

イメージを壊したかもしれないがエネルギーの遠隔操作にはこのような段取りを踏む必要がある。

実際かめはめ波の進行をコントロールするというのをアニメキャラ達は簡単にこなしているように見える。

そんなキャラクター達の影響でエネルギーをコントロールできるのは当たり前だと思われがちだが、この世界ではそれをやってのけるには相当な技術が必要なのだ。

皆さんもかめはめ波はうてるのにそのコントロールができないという時にはシュウヤのやり方を試してみて欲しい。


「まるで私を殺そうとしているみたいね。」

「こちらとしてもお遊びで戦うよりこっちの方が楽しいですから。」

「そうね、たしかに本気でやった方が楽しいわよね。」

ツルミさんの目つきが変わる。

「なら私もその気になろうかしら。」

ツルミさんは目をつぶって精神統一を開始した。

そしてその数十秒後、言葉には言い表せないような色のオーラを放出する。

それを目にした瞬間、俺の身体に冷や汗が流れた。

「マジでこの人は…」

強敵を前にした時の緊迫感と共にツルミさんを称賛する感情が生まれた。

俺が15分ほどかけてようやく成功させたエネルギー融合をツルミさんは数十秒でやってのだから素直にスゲェと思った。

そして

「ひー、ふー、みー…おいマジかよ。」

なんとツルミさんは1分にも満たない短時間で自身のもつエネルギー3種類の一括融合を施していた。

以前聞いたツルミさんの能力もたしか3 つ。


触れたモノを即座に消し飛ばす瞬間爆発能力


相手の弱点、属性、特徴を見通すエネルギー解析能力


そして認識した能力に有効だと思われる能力タイプに変化することのできる性質変換能力


なんで聞いた時に驚かなかったんだ俺、こんな能力を3つも所持しているなんて普通に化け物だろ。

爆発能略1つとっても厄介なのに3樹類のエネルギーを融合してその身に宿ふなんて…魔王なみのスペックだ。

おっと、今「自分の爆破エネルギーで自爆するんじゃね?」なんて思ったそこのあなた。

それは聞かないが仏というやつだ。

細かい原理はわからないが、ツルミさん本人が爆破エネルギーの被害を受けることは一切ない。

そんな甘いお方ではないのだ。

さて、今の状態を超簡単に整理しておこう。

まず彼女に触れた瞬間に大爆笑を起こすので肉弾戦に持ち込むのはNG

かといってエネルギー攻撃を仕掛けてもそれがツルミさんに認識された瞬間、彼女のエネルギーはその攻撃に対して有効的な性質に変化してしまうのでこちら側の攻撃は容易に防がれてしまう。

つまりエネルギー攻撃単発では彼女に致命傷どころかダメージを与えることすら難しい。

その上こちら側には必ず効果抜群のエネルギー攻撃が飛んでくるときたもんだ。

保健室に来る前「強さも中々のもので…」と言ったことは訂正しよう。

彼女は間違いなく強い。

その気になったツルミさんを初めて見たが、NEOのメンバーで彼女に勝てる奴を少なくとも俺は知らない。

これほどの強さを持っていながら実戦部にいないことが不思議で仕方ない。

(それにしてもあれほどチート染みた能力を3つも所持しておきながらよくもまぁ人のことを欲張りだなんて言えたな。)

「ほぉ。」

「さて、こっちの準備は整ったけど作戦は決まったかしら?」

「いいえ、まだ何も…とりあえず戦いながら活路を見出していきますよ。」

俺は右手に光刀を作り出しす。

それを認識した瞬間、ツルミさんのオーラの色が黒っぽい色に変色した。

(なるほど、光と対等のエネルギーである闇の力を帯びたってわけか。)

「そんじゃ、いきますか!」

俺はツルミさんの周りを円を描くように失踪した。

ツルミさんはいわゆる無敵モードになったのでくす玉のことなどお構いなしに爆弾を投げつけてきた。

当然1発目の爆発でくす玉は破裂したのだが、今のところ使い道がないので中身はそのまま空中に浮遊させる。

そして俺の方は次々に放り込まれてくる爆弾を避けながら徐々にツルミさんとの距離を縮めていく。

「逃げ回るだけって、それどういう作戦なの?」

「いえ、意識の薄い部分のエネルギーは強度が弱いんじゃないかと思いまして、ね!」

俺はツルミさんの目の前で自身の光エネルギーを少量爆破させてちょっとした閃光を発生させる。

「きゃっ!」

ツルミさんが閃光に目が眩んだ隙に背後に回り込み、かなりの力を込めて彼女の後頭部に切り掛かる。

すると光刀の先端がツルミさんのオーラに触れた瞬間、彼女のエネルギー爆発が起こり、光刀の矛先が吹っ飛んでしまった。

流石にツルミさんの方も爆発と同時にそこの部分のエネルギーは消失していた。

しかしツルミさんが体制を立て直すとすぐに新たなエネルギーが彼女の身体から汲み出され、オーラは元どおりに再生した。

「不意打ちなんて男らしくないわね。」

「先生の力を前にしても逃げずに立ち向かってるんですから俺は男ですよ。」

ドヤれるところでドヤっておく。

「たしかにこの状態になった私とまともに戦ってくれた子はいなかったわね。」

そういえびツルミさん、アジトにいた時も色んな人間に対戦を申し込んでいたな。

ことごとく断られていたが…

結局誰も相手してやらなかったからストレスが溜まって魔物にぶつけた結果、訓練用の魔物がいなくなってしまった時期もあったって聞いたことがある。

「なんでみんな私から逃げるのよ。」

「相手が務まらなかったんですよ。」

「まったく情けないやね。私より強い魔物が現れたらどうするのよ。」

気づけば俺とツルミさんは戦闘しながら他の胃能力者についてぐちぐちと愚痴や文句を言っていた。

(おしゃべりもいいけど、いい加減あのエネルギーをなんとかしないとな。)

俺は一旦光刀を体内にしまい、地面を抉り取る。

するとツルミさんのオーラから黒い色素が消えて元の色に戻った。

(そういうことか、)

「よっ!」

俺は手に持っていたコンクリの塊をツルミさんに叩きつける。

「もう!皆んななよなよしすぎ、私を犯すつもりでかかってきなさいよ!」

そう言ってツルミさんはコンクリの塊に殴りかかって大爆発を起こした。

彼女がイラ立ちを見せはじめたせいか爆発の威力がより強力になったように感じる。

「その発言はどうかと思いますが、お気持ちは分かります。」

(あの方法ならあるいは…)

裏で作戦を考え中だが、一応ツルミさんの愚痴にも耳は傾けている。

俺としても他のメンバーに文句の1つや2つくらい普通にある。

最近の胃能力者ときたら魔物狩りにも積極的ではないし、チームで戦っている間もろくに連携も取らずに仲間割ればかりしている。

ああいうのを見ているとストレスが溜まるし「お前ら何のためにNEOに入ったんだよ、」って言いたくもなる。

無論中には例外もいるが…

「あんまり尊敬できる連中ではないですよね。」

(後はバレずに上手くやれるかどうか…)

「まっ、その分シュウヤ君で楽しませてもらうわ。」

そういうとツルミさんはこれまでの2.5倍速くらいの速度で殴りかかってきた。

(ここだっ)

上手くいくかは分からないが、攻撃に移るためにはここで賭けに出るしかない。

「ぐはっ」

俺は無抵抗で彼女の攻撃を受けた。

通常の殴りに爆発の追加攻撃が加わってそれなりに大きなダメージが顔面にうける。

「なんでよけなかったの?」

「避けてばかりだと退屈かと思いまして、それに」

俺は再び爆破エネルギーが染み出す前にツルミさんの腕を掴んだ。

「何?」

「いえいえ、エネルギーの壁に隠されたその綺麗な肌に触れてみたくなっただけです。」

(頼むぞ、上手くいってくれ。)

「変態。」

「いいや、思春期男子に対して問題発言を連発したツルミさんが悪い!」

会話の裏でこっそりと俺の体内にある闇エネルギーをツルミさんの体内に流し込む。

「何か触り方もいやらしく感じてきたわ、ちょっと離れてー。」

ツルミさんは再び爆破エネルギーを具現化して俺を追い払おうとする。

しかし

「何これ、どうゆうこと!?」

ツルミさんの爆破エネルギーは具現化せず、オーラとして身体に纏うことができなかった。

「ちょっとしたマジックですよ。」

流石に具現化してもいない闇エネルギーならツルミさんの身体に送り込んでも気づかれなかったようだ。

しかしあまりうかうかしてもいられない。

事の原因が闇エネルギーにあるとバレたらエネルギーの変質が起こり、具現化するのを阻止できなくなる。

ここからはスピード勝負だ。

「さぁさぁ、これで触り放題ですね。」

「いやーん!」

「オラァ!」

俺はツルミさんの腕を引いてこちら側に引き寄せ、彼女の腹部を蹴り飛ばす。

しかし攻撃が少し逸れてしまい、ツルミさんの腹部よりも上部に命中した。

「WOW!ちょっと、少しは蹴るとこ考えてよね。」

「ごごご、ごめんなさい!…まぁでもクッションになっていいじゃないですか。」

本当に偶然だったのだが、ノーブラの人の胸を蹴り飛ばしたことに若干の罪悪感を感じた。

「でもあそこまで手加減されると少し考えちゃうわよね。」

ツルミさんは俺が蹴りを入れる時に力を抜いたことが気に食わないらしい。

「せっかくの機会なんだからもう少し本気でやりなさい。」

正直本気でエネルギー攻撃を当てるつもりはなかったが、ツルミさんの目がマジだったので致し方ない。

「分かりました、歯食いしばった方がいいですよ。」

「ふふ…ン!グアッ!」

これまで空中に浮遊していたディフューズ オブ ルーデェを遠隔操作してツルミさんの背中を攻撃した。

「はぁ、はぁ、はぁ」

ツルミさんは口元から血を流して地面に膝をつけた。

「ここまでに…」

しましょうと言いかけた瞬間に俺の足をガッチリ掴まれた。

「ふふふ」

「うお!」

急に足を引っ張られたせいで仰向けで地面に倒れてしまう。

「ふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ」

あまりにツルミさんの笑顔と笑い声が怖かったので思わず固唾を飲み込む。

「今度はこっちの晩よ。」

そう言ってツルミは左手で俺の足を持ったまま右手に爆破エネルギーを放出した。

どうやらトリックがバレたらしい。

そのまま殴られるかと思いきやツルミさんは俺の大事な部分を鷲掴みしてきた。

ツルミさんの右手は爆破エネルギーを纏っていたので当然俺の大事な部分が大爆発を起こしたわけで…

「う〜ぎゃぁああ!!!」

もちろんこうなる

俺は両手でアソコを抑えて地面を転がり回った。

「あぁー!!!女には無い物が!」

「あはは、女性の胸を蹴り飛ばした報いよ。」

俺はできる限りツルミさんから距離を取ってヨロヨロと立ち上がる。

「いったたたたたたた…ちょっとコレ、今後に影響が出たらどうするですか。」

「大丈夫よ、そんなに心配なら私が確かめてあげようか?」

「結構です!そういうことをやりたければノクターンの方へどうぞ。」

(ほんと、恥じらいもなくよく言うよ…それにしても)

ふと辺りを見渡してみると地下室の床や壁は穴だらけになって今にも崩壊しそうな状態になっていた。

「ふー。突然ですみませんがそろそろ切り上げませんか?」

「えー早くなーい?」

ツルミさんはまだ暴れたりないらしい。

しかし部屋の後片付けもあるし、早く戻らないと体調を崩した生徒が保健室を訪れるかもしれない。

「誰か来るとマズイですし、ここら辺でやめておきましょう。」

「まぁ、仕方ないわね。」

何とかツルミさんを説得して部屋の後片付け及び重爆に取り掛かる。

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