↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
174/316

〈第五十四話 それは、まさに芸術品だった〉



 レンに言われるままに、マジックバックを斜め掛けに持った途端、一瞬だが体が熱くなった。



「上手くいったね。……あぁ、それから、マジックバックに入る容量だけど、この部屋の家具と装飾品の殆ど収納出来るから。それじゃ、また後で」



 何が上手くいったの? ……え? この部屋、全部の家具と装飾品全部って言った? ちょっと待って!!



 とんでもないことを、さらりと告げられる。

 あまりのことに驚愕し、声を上げ止めようとしたが、その隙もなく、レンはさっさと部屋を出て行った。勿論、朝食は完食済みだ。



 マジックバックの説明それだけ? もうちょっと訊きたかったけど、仕方ないか。頼んだ物を、工房まで取りに行ってくれたんだから。



 別に頼んだ物は、簡易結界の魔石だ。

 ちょうど、希望する大きさの物があったから、それを四個追加購入した。

 マジックバックの値段も合わせて、白金貨九枚。金貨に換算すると、九十枚。

 金貨一枚で、一か月間何もせずに暮らせるから、七年以上何もしなくても暮らせる金額だ。



 すごく高い買い物だが、ココ曰(いわ)く、決して高くないそうだ。寧(むし)ろ、かなり安いらしい。

 ココの疑問に、「マジックバックの原料はムツキから受け取ったものだし、買い取った魔石の値段も差し引いてる。だから、これで妥当だ」と、レンは答えた。



 勿論、即金で支払ったよ。飲み屋兼食堂で、そんな大金出せないでしょ。どんな悪者が見てるか分かんないしね。店を出た瞬間、グサッと刺されたら大変だ。



 で、マジックバックだけど、早速何か入れてみよう。

 ポーションを取り出し、試しに入れてみた。バックの中を覗き込んでも、小瓶はどこにもない。

 へ~~。本当に、亜空間に収納されたみたいだ。



 今度は取り出してみようっと。

 そう思って、マジックバックに手が触れた瞬間、空間に文字が現れた。



「なっ!! 何これ!?」



【上級ポーション×1】



 何が収納されているのか、瞬時に分かるシステムなの? これって、超便利じゃない。

 面白くなって、種類が違う物を色々入れてみた。



【上級ポーション×2】

【上級ポーション(毒)×1】



 毒消しの付加が付いてるのは、(毒)って記載されてるのか……。ポーションの種類が分類されてるのは、すっごく助かる。



【魔石(大)×2】

【魔石(中)×3】

【魔石(小)×1】



 魔石も分類されてるよ……。超ハイスペック!!

 職人としてのレンの凄さに、私は感動する。

 その様子を側で見ていた、皆も感嘆の声を上げた。



「取り出す時は……」

「頭で思い浮かべるか、項目をタップしてみたら」



 ココがアドバイスをくれる。その通りやってみた。

 取り出すのは、上級ポーション。

 すると、項目が【上級ポーション×2】から【上級ポーション×1】へと変化した。



「ほ~~」



 凄い。凄すぎるよ!! レン。



「ここまで、完成度の高いマジックバックは見たことありません」

「芸術レベルだよね」



 だよね。

 サス君とココの言葉に、心から賛同するよ。シュリナとヒスイも、うんうんと頷いている。



 私は嬉々として、鞄の中身を全部マジックバックに移した。かなり不格好で重かったはずだが、全く重さも感じない。勿論、不格好じゃない。

 うん!!

 ハンターには絶対必要な品だ。かなり高いけどね。



 ……あれ?

 全部入れてから気付く。

 項目の一番最後に、一センチ程の幅の黒い棒が記載されていた。

 もしかしてこれって……空きスペースを記してるの?



 



 お待たせしました(〃⌒ー⌒〃)ゞ


 最後まで読んで頂き、ありがとうございますm(__)m

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。