清水北高校その参
あけましておめでとうございます。
今年もある日突然投稿するスタイルで行きます。
途中交代で鹿本の代わりに入った雪だったが、すぐさまその圧倒的異様な射に動揺を隠せなかった。
よ、よし、葉月先輩は的中。
隼人は・・・
「・・・ッ!」
キャン!と、鋭い音がした。その刹那、
パンッ!!
矢は的のど真ん中を貫いた。
・・・隼人のやつ、さっきの立を引きずってないか心配したけど、取り越し苦労だったな
と、少し安心しながらゆっくり引き分けの動作に入る。弓を構えると不思議と自分の世界に入ってしまったようで、相手の早打ちなんかもう耳にも入っていなかった。
大きく引き分け、会に入る。下筋の伸びを感じながらその時をただ待つ
「・・・・・・」
来た
キャン!
鋭い弦音の後、
パンッ!!
乾いた的を射抜く音が響いた。
「・・・(楽しい)」
チーム全員で何かを乗り越えたような感覚だった。
依然、カーリーには鋭い視線が注がれていた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ただいまの試合、17中対15中で、八城工業高校の勝ちです。選手は退場してください。」
結局外したのは3本。先ほどの清水北高校の的中を上回っての勝利となった。
控え場に戻り、各々が自己反省をする中、カーリーが苦い顔で近づいてきた。
「・・・ゆっきー」
「どうした?一応道場内だから、あんまり喋ると怒られるぞ。次の試合もすぐあるんだから。」
「みんなの視線やカメラ・・・・苦手」
「さっきの3本を外した理由はそれか?」
そう、先ほどの3本はカーリー一人で外している。カーリーは緊張するとどうも会が短くなり、離れの瞬間に妻手に力が入ってしまうようだ。
だから安定した離れが出来ず、外してしまう。
「なんというか・・・逆に誇ったらどうだ?自分がそれだけ見られるのは上手な射をしているからだよ。あまり深く考えんな」
「視線を集めるほど無敵?」
「え?・・・そ、そうとも言えるかな・・?」
僕はカーリーの言う無敵の意味が分からず、曖昧な返事をした。
しかし、
「・・・無敵・・見られるのは無敵・・ふふ」
わ、笑ったーー!??
「・・・ま、まぁ、悩みが解決したならいいじゃないか。ほら、次の試合呼ばれるぞ。準備準備」
「・・うん」
気持ちを切り替えた(?)カーリーはうっすらと不敵な笑みを浮かべて弓を握っていた。
・・・いや不気味すぎる
パソコンを買い換えたい




