決意と目標
新生活のため、一ヶ月以上更新遅れる可能性があります
弓道漬けの夏休みも終わり、再び学校が始まった。まだ太陽の日差しは強い・・・
「雪、おはよー!」
「ん、綾乃。おはよう」
「あ、カーリーちゃん、隼人君も久しぶり~」
「久しぶりだな!」
「・・・少し焼けた?」
「あ~やっぱり分かる?海行ったからね」
その言葉に隼人が反応した。
「なんで俺ら誘ってくれなかったの!?」
「え?だって3人とも部活で忙しそうだったし」
「ま、その通りだな。隼人は夏休み後半から一気に練習量上げたし・・・なんで?」
「雪には負けられねぇからな!」
休み明けの学校ということで、久しぶりに会う友達も多く、教室はワイワイとしていた
ホームルームになり、浅野先生が教室に入ってきた。
ガララー
「よーし、みんな席つけー!」
「・・・隼人、嫌そう」
「カーリー、今日からまた勉強と言う地獄が始まる・・」
隼人の発言で僕は少し気になった。
「隼人、お前まさか・・・宿題・・」
「ナニソレ。ボクナニモシラナイ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
放課後、カーリーとすぐに道場に向かった。
「こんにちはー」
「・・・こんにちは」
「2人ともこんにちわー・・・隼人は?」
既に来ていた水谷先輩が隼人を目で探す。
「あー・・・あいつは」
「・・・隼人、宿題やってなかった」
カーリーの言葉で水谷先輩は理解したようだ
「あはは!しばらくは隼人はまともに練習できないかもな!あはは」
「まったくですよ」
「こんにちわ」
「あ、葉月先輩、お疲れ様です」
「葉月、おつかれー!」
「あ・・・水谷君・・う、うん!おつかれ・・」
最近の葉月先輩はこんな感じで少しおかしい。なんというか、水谷先輩に対して気を使っているような・・・避けているような・・?
「カーリー、どう思う?」
僕は小声でカーリーに尋ねた
「・・ごくっ・・・・ごくっ」
「って道場でスコール飲むな!?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「・・・・・・・」
キャン!
・・・
「く・・・」
「葉月、どうした。調子悪いな?」
「あ、浅野先生。いえ、少し調整しているだけで・・」
「そうか・・」
「・・・葉月。こっち来て」
「水谷君・・。」
水谷は葉月を道場の外に連れ出した。
「変な感情移入しなくていいんだよ?主将様の射が崩れたら大変だよ?」
「・・・そ、そうよね。ごめんなさい。」
「・・・・」
「でも私、どうしても・・・」
「俺の全国への道になれ」
突然、水谷は言い放った。
「え?」
葉月は当然あっけにとられた。
「そんなに俺が気になるなら、俺のために協力してよ」
今度は笑顔で言った。
「それって・・?」
「まずは、部員全員を鍛えまくろうか?指導は葉月得意だろ?」
「え、ま、まぁ・・」
「俺一人で全国に行く気はない。団体で出場しないと。そのためには、葉月!」
水谷は葉月の肩をがしっと掴んだ。思わず葉月も声がでる
「へっ、へぇやい!?」
少し変な声になったが・・
「お前が必要なんだ。全国への道が。」
きっと、水谷君の想いはこの部の誰よりも大きいだろう。でも、水谷君は団体で、このチームで全国に行きたいと言ってくれた。そして、そのチームを引っ張るのは私の役目。
私は少し、考えすぎていたのかもしれない・・・。
いや、気にしすぎていたのかもしれない・・・。
・・・そうか、目的は一緒なんだ
「道・・・ではないわね」
「え?」
今度は水谷があっけに取られた
「私たち女子も全国を目指してやるわ!」
全国制覇、私は学生時代、それしか考えていませんでした笑




