これが夏の青春?
明けましておめでとうございます!
今年もよろしくおねがいします!
「さて、いよいよ明日から夏休みだが、高校生らしい生活を心掛けるように!俺の迷惑になるようなことはするなよ~。面倒だからな!ははは!」
クラスがどっと笑いに包まれる。ついに明日から夏休みだ。外ではセミの鳴き声が響いている。
「じゃあ、終わるか。号令!」
終礼が終わり、みんな夏休みの予定を話したり、部活動に行き始めた。
もちろん弓道部は今から部活である。今日は午前中で学校が終わったから、夕方まで練習が出来る。
「よし!・・・カーリー、隼人!早く道場に行こうぜ」
「・・・でも、それだと火力が」
「いや、カーリー。そこは夜戦で補うんだよ!」
「なるほど・・・隼人、頭いい」
「だろーー?」
似たもの同士で艦こ〇の話か・・・はぁ
「おーい、早く行くぞー!」
・・・あ、やっと気づいた。
「わりわり、つい夢中になってさ~」
「・・・すまないゆっきー」
「分かったから行こうぜ」
・・・そんなに艦こ〇面白いのか・・・今度調べてみるか。
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「よし、全員揃ったな。夏休み中のメニューをここに張っとくからあとで確認しといてくれ。あと、夏休み後半に練習試合を少し入れるからそのつもりで。じゃあ、俺はこのあと用事があるから・・・葉月!あとは頼んだぞ!」
「え?あ、はい。」
一気に喋り終えた浅野先生はそう告げると道場から出て行ってしまった。
「浅野先生夏休み中も忙しいのかなぁ?」
「だろうな」
竜の疑問に適当に相槌を打つ。というのも僕は浅野先生が道場の壁に張っていった練習メニュー表が気になったからだ。
「えーと、なになに・・・なにこれ、本当にこれやるの?私倒れると思うんだけど・・」
メニューを見て少し嫌そうな顔をする鹿本先輩。ますます気になる。
「僕にも見せてください」
・・・ランニング5キロ、筋トレ3セット、体幹トレーニング3セット
「弓道部にしてはハードですね・・・。」
「そうなのよ・・・。」
そのあとは・・・射込み30分、チーム3立。その後自主練習・・・
「あとは普通の練習メニューって感じですね」
「ええ。・・・とにかく頑張るしかないよね、うん」
鹿本先輩的にはあまりみんなに遅れを取りたくないのだろう。弱音は駄目だと鹿本先輩の表情が語っている。
「ふ~ん・・・浅野先生も考えたな。な?井田。」
「そうだな。確かにうちには体力が足りてないしな。個人の課題もまだまだ多い。これなら体力を向上しつつ、自主練習で自分の課題に取り組むことが出来る。」
これは見事な井田先輩の解説。
「さらに、少ないチームでの立によって集中力をつけるってところね」
さらに葉月先輩が付け加える
「お2人ともお見事。その通りだね。今のうちには良いメニューだと思うよ、俺は!」
「・・・これやったら強くなる?」
突然カーリーが質問する。すると葉月先輩が少し考える仕草を見せ、答えた。
「やらされる練習じゃなくて、自分から望む練習になれば強くなれると思うよ!嫌々弓道しても意味はないからね。自分から勝ちたいっていう意欲を持って取り組めばきっとカーリーちゃんは強くなると思うよ!」
「・・・わかった。頑張る!」
「じゃあ、まずはランニングからだな。ランニングも自分を追い込むくらい必死にやろうな。じゃないと意味がないからな。だろ、葉月?」
「水谷君にしてはいいこと言うじゃない~?そのとおりよ!じゃあみんな、行こうか!」
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「・・・意外とこたえるな・・平気か、水谷?・・」
「な、なんというか・・・夏の恐ろしさを痛感するね・・ははは」
体幹トレーニングまで終わらせた一同は既に息を荒げていた。
夏の日差しのもとで走り、熱のこもる道場で筋トレ・・・なかなか身体にも精神的にもつらいメニューであった。
「一旦10分の休憩とろうか。10分後にはすぐ射込みができるようにね」
みんなの様子を見て、葉月先輩が休憩を取ってくれるようだ
「鹿本、このあと弓引ける?」
葉月が真っ先に心配したのは鹿本の体調だった。この部に入ってからというのも、鹿本のことを支えながら一緒に頑張ってきた。葉月としては、一生懸命弓道をする鹿本を支え、一緒に頑張るのが当たり前だった。
「うん、大丈夫。ありがとう、葉月。」
「そう?危なかったら言ってね?」
「うん、ありがとう」
「よし、じゃあ休憩終わり!・・みんなー!そろそろ射込み開始するわよー!」
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「あっと言う間に練習終わったな。明日の昼さ、ゆっきーはこの後自主練習する?」
「おう、当たり前だ。さっきのチーム練習で新しい課題も見つかったし。竜もやるんだろ?」
「もちろん。でも、その前に・・・大盛りラーメン食いにいかね?」
「ラーメン?」
「そう!明日の昼飯にさ、隼人もカーリーちゃんも連れてさ、みんなで行こうぜ!」
なぜか竜の目はキラキラと輝いている。
「ま、まぁいいけど・・カーリーと隼人にも聞かないとな」
そういって雪が後ろを向いた時、
「うわっ!隼人とカーリーか・・びっくりさせるなよ・・」
2人は目をキラキラとさせている。まさか・・・
「ラーメン・・」
「・・・食べたい!」
こうして暑い夏の始まりは熱いラーメンによって開幕となりそうだ
次回、ラーメン回です




