↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕とわたし  作者: スナオ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
4/15

喪失

「僕」にもたらされた突然の悲劇……。

身を裂くように寒い雪の日曜日


 滅多に鳴らない年代物の電話が鳴り響いた。電話をかけて来た女の泣き声が不快だ。



 あいつが死んだ。



 交通事故らしい。あいつと助手席にいた妻は即死した。その日学校に居た娘だけは助かったらしい。


「俺もあいつも、親の愛を知らない。だから娘にはたくさん愛情を注いでやりたい」


 そんなことを言っていたことを思い出す。


 皮肉なもんだ。


 笑いが漏れる。


 電話口の相手は怒っているようだったが、とにかく葬式に出てほしいということはわかった。


 果たしてこの屋敷に喪服はあっただろうか?


 そんなことを考えている自分の心は今、喪失感を感じているだろうか? 悲しいと思っているのだろうか?

 それとも、なにも感じていないのだろうか?


 わからない。しかし涙が流れる気配はなかった。



無断転載、盗作を禁じます。

Reproduction is prohibited.

©️スナオ 2020 All Rights Reserved.

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。