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ダンジョンマスター・ベリル ~みなさんの攻略をお待ちしています!~  作者: GANON
本編9

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リィラとお出かけ

「ガノンさん」

「リィラさん。こんにちは」


 数日後

 11層の魔界へのゲートの前で待ち合わせしていた。

 ラフな格好で待ち合わせ。なんだかデートみたいだが、今日はリィラの息抜きが一番大事だ。


「こんな時間まで寝ていたのは久しぶりでした~」

「よかったね。今日はいっぱい遊ぼう」


「まずはちょっと早いお昼ご飯を食べに行こう」

「はい~」


 ゲートをくぐって魔界へ。


「何か食べたいものはあるかな?」

「お肉が大好きで~。お肉系がいいです~」

「了解! 焼いたやつ? 煮込んだやつ? それとも?」

「煮込んだやつで~」


 ビルの立ち並ぶ都会。

 知っている限り一番の高級店へ向かう。


「牛肉の赤ワイン煮込みと、豚の角煮まんを2つずつお願いします」


 ここは魔界でも様々な料理を扱う店だ。和洋折衷という漢字が書いてある。

 地球の西洋とアジアの肉料理を頼んでみた。

 どちらかがリィラの口にあえばいいのだが。

 運ばれてきた料理を見て、


「こんなおいしそうな物、奢っていただいていいんでしょうか?」

「いいんですよ。リィラさんの仕事ぶりに給料というものしかあげられなくて僕らは心苦しく思ってるんだから」


「テーブルマナーなんか気にしなくていいと思うよ。ここの店主は美味しく食べてくれるのが一番っていう人だから」


「どっちもとっても美味しかったです~」


 茶色い皮のゴマ餡饅頭も頼んだ。


「このお饅頭とっても美味しいです~」

「それなら魔界からの帰りに冷凍のやつを買って帰ろう」


「何かやりたいことはある?」

「その、運動がしたいんですけど~。できれば野山の中みたいなところで~。でもこんな街の中じゃあ・・・・・・」

「いいところがあるよ。そこへ行こう」


 ゲートをくぐった先。ここは運動が楽しめるアスレチック施設だった。

 山林の中でいろんなアクティビティが楽しめる。

 都会にいながらワープすることで広大な土地へと遊びに出られる。

 ・・・・・・ちょっと料金は高いけどね。でも遊ぶのにそんなのは関係ない。経験は何より大事だ。





 まずは樹上のアスレチックコース。

 結構高くて怖い。

 つり橋のようなものをどんどん渡る。

 もちろん下にはネットがあり、落ちても大事にはならないようになっている。

 明日は筋肉痛になりそうだ。




 今、僕らは高い橋の下につけられたゴンドラの上に立っている。

 リィラさんバンジージャンプやってみたかったってマジですか?

 しかもお手本で僕が先に飛べと? しょうがない。やってやる!!


「うひゃああああああああああぁぁぁぁぁぁ」


 情けない声とともに落下した僕。もちろん初めて。

 これでリィラも遠慮なく飛べるだろう。

 引き上げられる僕。

 そして、まるでためらわず飛ぶリィラ。


「きゃあああああぁぁぁぁぁぁ」


 落下するリィラ。

 戻ってきたその顔はとても楽しそうだった。




 そうして夕方。暗くなったのでアクティビティは終了の時間。

 全日遊ぶことはできなかったが、十分だとリィラは言った。

 帰りにお土産用の冷凍饅頭を買って、ダンジョンへ戻った。 


「今日はとっても楽しい時間を過ごせました~。これでクヨクヨしないで頑張れそうです~」




 翌日。1層の牧場。 


「そうでした、ベリルさぁん、黒狼ちゃんのお見合い相手が見つかりました~」

「お、めでたいわね」

「お相手の準備が整う来年あたりにお引越しかもです~」

「オッケー。じゃあ6層に誰かつけるのを考えなきゃね。早めに教えてくれてありがとう」

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