レクリエーション2回戦
カードを取り換え、2回戦目の準備へ。
ピラリ。
『ベリル』
「では2回戦、会議はじめじゃ!」
「主導権は握らせないわ!! ここに書いてあるのは、今ここにいる魔員、もしくは管理者ね?」
「そうだよ」
「で、書いてあるのは男性でいいよね?」
「そうね」
「そうっす」
賭けに勝った。僕が少数派濃厚だ。念のため答えを探ろう。
「おや? メイさん?」
「いやいやいや、頷いてたって!!」
「じゃあ身長と体重はどのくらいかな?」
メイの目線が一瞬ユーベルトにいった。それを見逃さなかった僕。
「ワタシとそんなに変わらないわよ。たぶん。体重は軽いかも」
「ふぅん。じゃあ問題ないわ」
「この方、頭は回るほうなのかしらね?」
「わかんないっす。オレはあんまりかかわりないかもしれないっす」
「僕が知る限りは、そうだね。"意外"と頭いいかも?」
カメラを覗いていたユーベルトが眉を顰めたのがわかった。
メイがブラフで見たわけではなさそうだ。僕とワイアットの可能性が消えた。
これは確定だ。
ちょっと探り合いしてから投票タイム。
僕に2票。メイに1票、ベリルに1票。
バレたか。ちなみに同票だった場合、どちらかになるように弁明の1答弁ができる。
それを受けて、対象の2名以外が相談でどちらかに投票することになっている。
「アンタ、バレバレよ。誘導がうますぎるもの」
「そうっすよ」
「あちゃあ。やりすぎたか」
「でも答えはユーベルトでしょ?」
「―くぅ!! 完敗よ―」
「という感じで、ここ、ベースメントピットの管理者一同は楽しく休憩時間を過ごしています!」
「みなさんのご入社おまちしております!!」
打ち合わせ通りにベリルの合図で頭を下げる僕たち。
「・・・・・・オッケーじゃ」
「ったく、アンタが頭いいのだけが知れ渡るだけじゃない」
「ちょくちょく集まってこれやりましょう! 負けっぱなしで終われないわ!!」
負けず嫌いのベリルだ。
後日、このレクリエーションの動画が魔界ネットで結構再生されたらしく、来年のベースメントピット希望者は増えそうだ。




