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ダンジョンマスター・ベリル ~みなさんの攻略をお待ちしています!~  作者: GANON
本編6

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男4人組勇者


『ビー、ビー、ビー。警告! 警告! チート使用者が進入しました!!』


「来たわね―」


 午前9時。

 緊急をつげるブザーが鳴る。宇宙船内部のような、各魔員用通路に設置された青いパトランプが一斉に回りだす。

 ベリルはロッカーからスーツを取り出し、更衣室へと消えた。

 戻ってくると、ベレー帽に深紅のスーツに身を包んだベリルになっていた。


「状況確認!」


『今回は男性が4名。剣士、剣士、斧使い、細剣使いといったところです』


『まあチートアイテムは倉庫の腕輪くらいでしょう。乗り物等はおそらく所持していません』


「なんだ。大した事なさそうね。アナライズしといて」


『ラジャー』


 ポーロとの通話を終え、ベリルは5層のアンチチートシステムをオン。スイッチで6層のシステムだけを起動した。

 その足で2層の監視室へ。


「どうだった?」

「2人は魔法使い、1人は神官、最後はホークアイ持ちですな」

「ふぅん。バランスいいじゃない」

「けっこう魔法力はありますな。プチメテオは無理でもメテオストライクあたりなら使えそうです」

「なら4層はダメね」

「しかし、身体強化があまりかかっていないので5層あたりで詰まるかもしれませんな」


 パソコンルームに戻ってサブマスターと連絡を取る準備をするベリル。


「とりあえず今のうちに4層のみんなは避難させて」

『ラジャー』


 端末からポーロに避難指示を出すように言うベリル。

 とても今更だが、端末というのはスマートフォン型端末のことである。

 なぜスマートフォンと呼ばないのか。電話でないからである。

 電気ではなく魔力で動いているので、代替語を作ることをせず、端末と呼んでいる。

 ちなみに地球でいくつかあるOSは魔界では1種類で統一されている。

 色んな技術が地球から輸入されて、今の魔界はものすごく便利になった。


「今回はどのくらい進まれると思う?」


 僕からベリルに聞いてみる。


「そうね―今回は6層で黒狼と戦わせてみるわ。新しい首輪が使えるのかどうか」


 僕たちは2層の監視室に戻って彼らの動向を監視中。

 勇者たちは2層で別のパーティと何かやり取りしていた。

 ちょっと監視カメラの調子が悪く、音声は拾えなかった。

 たいしたことは話していないだろう。せいぜい死亡フラグくらい。

 3層のアンデッドは次々浄化されていく。神官戦士と相性が悪すぎる。

 プールを泳ぐ男4人の下着姿に対してハイオークたちからブーイングだ。


「女連れて来い! おまえら絶対生きて返さんからな!!」

「そうだそうだ! 汚い腹見せやがって!!」


 そう言いたくなるのもよくわかる。

 だってアレするやつを見張って印付けるのが普段の仕事だもの。

 女の子のパンツばかり映しているモニターのやつも複数いるけども。それにはベリルも目を瞑っている。

 ちゃんと緊急時にはみんな仕事をしてくれていれば問題ないのだ。


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