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ダンジョンマスター・ベリル ~みなさんの攻略をお待ちしています!~  作者: GANON
剣と魔法の物語

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職業ダンジョン攻略者 ②

リアルなモ〇ハンとかソウ〇シリーズとかこんな感じじゃないですかね?

 件の4層。


「・・・・・・何にもいねぇじゃねーか」

「他のやつらが全部倒してったんでしょう」


「ご丁寧に休み場所ってか」


 ボス部屋と思わしき大部屋には何もいなかった。

 ここで休憩にする。


「なんだよ全然じゃねぇか。この調子だと1000階層マジであるかもな」





「くぅ、急にここはきついな」

「この者に癒しを! 大丈夫か?」

「―ああ、まさかこの鎧がへこまされるとはな」


 ライフル弾の直撃を胸に食らったジルバがギリギリ重症をまぬがれた。

 へこんだ鎧をなんとか脱いで、アイテムボックスから予備を出して着なおしていた。

 魔法で強化した剣で近接型の機械はなんとかなる。

 しかし、遠距離攻撃をしてくるライフルタイプの機械兵がとても強い。

 幸い目視できるところからで、物陰から狙撃してくるわけではない。

 注意していれば魔法盾を張って防御できた。

 こちらの魔法攻撃はあまりしたくなかった。その辺をがれきにしてしまうと通行不能になりそうだからだ。





「ここか、撤退したっていうのは」

「ああ。やはりアイテムボックスも開けない。上に戻ってカイロとか魔力補給薬とかをバッグに詰めよう」

「すげぇ吹雪だ。こりゃあきついぞ」


 防寒着を着こみ、少しずつ進んでいく。コンパスも使い物にならなくなっていた。


「魔法が使えるだけマシだ。こんな寒くて寝られるかな?」


 たまにある洞窟で休憩を取る。中には凍った遺体もあった。しっかり雪面に目印をつけているので迷うことはないだろう。

 時間の感覚はほとんどなかったが、おそらく10時間ほどで雪の降っていない場所へたどり着いた。

 石で囲まれた下り階段のある広い森の広場に出た。


『グゥルル』


 森の中から黒い特大の狼が出てきた。

 すると遠くの周りが白い霧のようなものに包まれだした。


「こいつがボスってことね!」

「先手必勝! 大いなる石よ空より降れ!」


 使用したのはメテオストライクという強大魔法。虚空から隕石を降らす。

 一般の冒険者では到底魔法力が足りず使えないものだ。


「やったか!?」


 煙の向こうに狼の影は見える。

 ズシャア。


「ぐわぁああああ!!!」


 突進してきた狼にセイジは頭を噛まれた。そのまま首を食いちぎられて、頭は放り捨てられた。

 狼に魔法は当たっていなかったようだ。というか分身している。


「おいおいおいおい無理だろコレぇ!!!」


 血濡れの狼はちゃんと全員仕留めてから食べるのか、こちらをみて舌なめずりしながら近寄ってくる。

 結界のようなものが張られていて逃げることができない。

 この狼を討伐するしか生き残る方法はなさそうだった。


「あいつらコレを倒したのか!? それとも―」


 言い終わる前にまた突進してくる。


「あぶねっ!!」


 寸でのところでローリングしたら狼の前足で髪の毛が持っていかれた。

 剃刀のような爪だ。


「オーザー、蘇生できないのか!?」

「首がはなれてるから無理だ! 死ぬならアレ以外にしてくれ!!」

「無茶いうねぇ!!」


 近接戦闘は危険すぎるので、回避しながら魔法をぶつける。

 が、魔法は分身に吸い寄せられてまるで当たらなかった。 


「どうなってんだよ!! あっちの方がチートじゃんかよ!!!」


 幸か不幸か分身は吠えるだけで動いたりしない。

 魔法が当たるとかき消える。しかし、また魔法を使うと狼の現在地、そこに分身が現れる。


 



 ついに転がりまわる体力がつき、引きずり倒された。

 激痛とともに狼に食い破られた腹を見て、視界が黒に染まった。

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