↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
75/96

第75話 なるようになる

 ハムの屎尿(しにょう)用の容器には抗菌作用のある砂をたっぷりと入れていた。一週間が過ぎるとすっかり様変わりして、おが屑と紙を敷き詰めたベッドと化した。用途が完全に変わってしまった。

 そこで考えてみる。明日は火曜日で可燃ごみの日となっていた。好機と判断して屎尿用の中身を捨てることにした。

 代わりにさらさらの砂をたっぷりと入れて、そっとケージの中へ戻した。その様子を段ボールハウスの端で見ていたハムは急に走り出した。

 ケージの中へ駆け込むと屎尿用の容器の出入口に頭を突っ込む。真新しい砂の匂いを嗅ぎ、用心深く入っていく。前脚で軽く砂を掻き、出来た凹みに鼻を突っ込む。関心はあるようだ。

 じっと見ている時間が惜しいので俺は溜まっていた食器を洗い始めた。

 三十分くらいが経ち、ハムの様子を窺うと屎尿用の容器にはいなかった。ケージの中のおが屑を盛ったところに横向きで丸くなっていた。

 一瞬、前の状態に戻す案が頭に浮かんだ。一方で、それはない、と否定する俺もいる。

 折衷案として一週間、この状態で様子を見ることに決めた。最初の用途として使うことが望ましい。あとから魔改造を施し、ベッドとして使っても構わない。何の役にも立たないのが一番、都合が悪い。


 外の風が強くなってきた。掃き掃除をして明日のゴミ出しに備えるとしよう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。