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チートを貰ったが、異世界では……。  作者: 月詠 秋水
第6章 エルティア編
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第83話 雪咲の答えた結論……。

どうも、秋水です。

最近本当にパソコンの調子が悪く、また自身の調子も悪くてどうすれば良いのか分からぬ状態です。

もう一層のことパソコンとルーターを取り替えたいですが、そんなお金ガガガ……。


 皓が雪咲の拘束を外し、アメノウズメは全員元の場所へと手にさせる。転移した場所はエルティア南部にある森の中、背の高い木以外何もない場所。月明かりしか光源が無いが、気配で何とか誰が何処に居るか分かる雪咲。それだけを頼りにその場を去ろうとするも、何かに服の裾を4方向からがっしりと掴まれていて身動きを取ることが出来なかった。


「何処に行こうとしてるのかしら……?」


「雪咲……目を離すとすぐに居なくなるから、確保……」


「もう逃しませんよ、雪咲くん」


「逃さない……」


 暗闇で目が効かずとも、服の裾を掴んでいる4人は声で分かってしまった。眞弓、冬望、アーシュ、ユリナは誰しも離す気は一切感じられず、まさに四面楚歌と言うに相応しき状況だった。皓に助けてと意思表示をしようとも試みてみたが、暗闇の中で声を使わずに助けを求めるのはほぼ不可能だった。


 どうしようかと黙り込んでいると、不意に誰かが雪咲の手首をギュッと握りしめる。


「雪咲くん……お願いだから、ちゃんと答えを聞かせて……?」


「そうよ、答えを出さずに逃げるのは許さないわ」


「ちなみに……私とユリナの分も答えて欲しい……」


「……」


 手首を握っているのは冬望だと分かると、即座にアルザースでのあの記憶が脳裏に蘇る。そう、今まで答えを保留にしたまま逃げ回っていた……つまり、早く開放してくれとの意思表示かと雪咲は勝手に思い込んでいた。


「……分かった、俺の答えを言うよ」


 そう呟くように言葉を口にし、少しだけ間を開ける。4人は今か今かと待ち望み、手首や服の裾を掴む力が少しだけ強まった気がした。そして……


「俺は……」


 そこまで言いかけた瞬間、誰かに肩を掴まれる。雪咲は驚いて言葉を止め、肩を掴んでる人の方に視線を向ける。ただ、暗闇な為顔は見えないが恐らく皓だと思っていた。


「どうした……?」


「お前……本当に良いんだな?」


 皓はそう言って、雪咲の耳元へそっと顔を近づける。


「それってどういう意味……?」


「お前が結論を出せば、必ず納得出来ない奴も出る……その時に全てを話す覚悟は出来ているのかと聞いている」


「それは……」


「どうなんだ……?言っておくが、生半可な答えじゃ納得しないぞ」


「……」


 黙っていると、肩に置かれていた手がスッと離れていく。


「まっ、それはお前が決めると良い。どうなろうとも、俺はお前の味方だという事を忘れるな」


「……ありがとな」


 柔らかく微笑み、コホンっと咳払いをする。そして、小さく息を吸い……結論を口にする。


「俺は……誰とも付き合うことは出来ない」


 その言葉を言い終えた瞬間、辺りの緊迫した雰囲気が一瞬で凍りついた気がした。

次話、四面楚歌の状態からどうなってしまうのか……!?

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