第17話 圧倒的過ぎる力
そう言えば、気がついたらPV数3千を突破していました!
こんな作品を読んでいただけて、とても嬉しいです。
季節の変わり目で体調を崩してしまいましたが、少しずつ回復はしていっています。
ですので、文字数は少ないなりにちまちまと上げていこうかと思います。
「よっと……」
馬車から飛び降り、ゴブリンの群れのど真ん中に着地。辺りを見渡してみると一面がゴブリンだらけ、まるで人混みのように。少し考え込んでいると、そんな暇を与えてくれるはずもなく雄叫びを上げながら襲いかかってくる。
仕方ない……
雪咲は襲い来るゴブリンを仕留め、武器を奪う。そして次のゴブリンを仕留める頃にはその武器は壊れ、また新しく武器を奪い取る繰り返しの作業を淡々とこなしていた。傍から見れば地味かもしれないが、意外とこれが有効だったりする時もある。だが……。
「……やっぱりな」
いくら倒しても無尽蔵に増え続けるゴブリン、流石に1体づつ倒していくのは面倒くさく感じる。ちらっと横目で馬車の方を見てみると、自分たちの実を守るのでアーシュ以外は雪咲の方を見ていない。
これは絶好のチャンス……
そう思い、少し馬車から距離を取る。その場で構えるのを止めた瞬間、ゴブリン達の興味は雪咲から馬車にいるコーネリア達へと変わる。その隙を見て魔力を全身に込めた瞬間だった……近くに居たゴブリン共がまるで爆風を食らったかのように肉片へと成り果てる。どうやら雪咲の魔力が異常過ぎたせいで、吸収許容をあっという間に超えてしまい破裂したものと考えられる。その光景に、さっきまで女性陣の方に向いていたゴブリン達の興味は一瞬で変わる。
束のように襲いかかってくるゴブリン、だが平然としている雪咲。少し強めに手を合わせた瞬間、爆発のような強烈な威力とクラッカーの音を何千倍にもした鼓膜の破けそうな程の大音量が……。さっきまで威勢の良かったゴブリン達はふっ飛ばされるか気を失うかして、次々と地に伏し山のように積もっていく。無詠唱でも魔法の顕現が可能と知った雪咲は、一度やってみたかった”指パッチンで魔法を起こしてみる”をやってみる事にした。
右腕を突き出し手に力を込め、指を弾き音を鳴らした瞬間……ゴブリン達にとって地獄が始まる。
次々と体が風船のように破裂していったり、空に魔法陣が浮かび上がりそこからメテオが降り注いできたり様々だ。
「何だこれ……」
舞い上がった土煙が晴れ辺りを見渡した瞬間、雪咲は絶句した。そこはまるで天変地異が起きたかのように地形が変動し、ゴブリン達の血肉がそこらに散らばり、収まっても尚隕石の降り注いだ跡地には炎が渦巻く。これを地獄と言わず、なんとすればよいのか……。離れた木陰に避難していた団員達は全員度肝を抜かれ唖然としている、馬車の中に居た5人はまだ現場が理解できていないようだった。
「嘘……でしょ!?」
「あの軍勢を……たった数分で……」
「………」
雪咲は全く疲れては居ないのだが、疲れたふりをして馬車の方へと戻る。当然アーシュ以外の人達の視線からは畏怖を感じるようにもなったし、ゴブリン達の死体の山から素材を剥ぎ取っている時も色んな視線を感じた。
今回は蹂躙で終わりましたが、次回からはハルカスに到着した所から始まります。
何度も言いますが季節の変わり目ですので、皆様も体調管理には十分お気をつけください!




