前へ目次 次へ PR 63/196 歌で夢見て 3 麗華が珍しく本気な顔をして、私にそう言ってきたのだった。私は麗華にバカと……、私は麗華に怒鳴られたのか。そうだよな、私は考え方を少し変えなきゃなんないのか。 「スッタンの気持ちが分からないでもありませんが、それだったらどうすると言うんです? お金の問題じゃないと仰るのなら、プロを呼ぶんじゃなくて手作りってことになりますが……。スッタンもご存じの通り、わたしは裁縫とか丸っきり無理ですよ? スッタンだって得意じゃありませんよね」