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恋をしたくて 8
「行くぜ? 結果発表らしい」
リーダーとして、アタシが皆に声を掛ける。四人で頷き合い、緊張の足取りながらもなんとかステージ上に上る。上っているときには皆の視線が向けられて、今すぐにでも駆け戻ってしまいそうになるくらいだった。それでもアタシはトップアイドルになるから、その為には強くならなければいけなかった。
頂点に立つ為には、沢山の試練が待ち構えている。挫けそうになるかもしれないけれど、それでもアタシは絶対になってやるんだ。なんでも出来る、完璧な女性へとなって見せるんだ。全世界の男を虜にし、全世界の女の理想となる。今までにない存在になってやるんだ。
強い決意を確認し、アタシはステージ上から客席を眺めた。こんなに多くの人の前に立つことは、今までなかった。緊張がいくら圧し掛かろうとも、アタシは顔を引き締めて力強く立つ。震えていた足も、いつの間にかしっかりと堂々としていた。アタシなら出来る。




