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恋をしたくて 6
「甘く見ない方が良い。まだまだだと思う」
控室に戻ると、真琴さんは難しい顔をしてそう言った。アタシも真琴さんと同じく、まだまだなんじゃないかと思う。麗華や紅葉のように、笑っていることなんて出来なかった。
「とは言っても、予選一位だヨ? 一位、トップなんだヨ? 調子にも乗っちゃうってもんでしョ」
愉快に踊りながら、麗華は余裕の表情。やはりあの低い声も真面目な顔も演技であったらしく、本当に楽しそうに踊っている。もしかしたら、この楽しそうな表情こそ演技と言う可能性もありえるけどな。
「マコちゃんは、全てを悪い方へと考える癖があります。もっとポジティブに考えた方が、生きていて楽しいと思えますよ? 可愛いんだから、自信を持ったっていいではありませんか。自信がないと言った方が嫌味です」
真琴さんのところへと歩いて行くと、紅葉は優しくそう言った。後半は少し言い方に嫌味臭さがあった気もするけどな。




