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愛はトキドキ夢を見せる  作者: 秋山葵
春へ歩いて 木村紅葉
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118/196

春へ歩いて 8

 優雅がアレンジ版の曲と衣装を用意して来てくれた。CDにわたしたちの声は入っていない。そこで歌ってから、曲の収録をすると言うかなり斬新なパターン。ない訳ではないけどさ。

「セリフはそのままでいい。覚えて貰いたいところだからな」

 真面目な面持ちでまこぱーは言う。確かにそこはころころ変えていてはいけないと思う。大切なのは覚えて貰うこと。名前だけじゃなくて、それまで全員分覚えて貰わないと。

「本選では、あの戦いを勝ち抜いた人だけが集まってル。そう簡単に勝てるとは思わないでネ」

 そんなことを言う必要はないと言った様子である。スッタンやわたしは笑顔を作っているけれど、なぜ予選突破したかを知るだけに、本選で勝てるだなんて思っていない。そしてハートとまこぴーは普通に真面目な顔をして、遠い勝利を目指そうとしているよう。

 甘やかしてしまうのも分かる。それほどまでに、まこぷーは素直で可愛らしい少女だった。尖っているのは目だけと言うことね。

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