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愛はトキドキ夢を見せる  作者: 秋山葵
春へ歩いて 木村紅葉
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117/196

春へ歩いて 7

「なるほど。スッタンらしいわ」

 賢いと言う褒め言葉である。それだけではなく、卑怯だと言う褒め言葉も含まれているけどね。まあどちらにしても、わたしなりの親友を褒め称える言葉なのである。

「ありがト。僕もそう思うヨ」

 お礼を言っているくらいだし、勿論スッタンにも伝わっている。そして彼女は、いつも通り自画自賛しているのである。この流れは結構いつものこと、話しを駄弁りに繋げる方法。

 スッタンが伝えたかったのはあれだけらしい。そしてわたしも、スッタンに今伝えたいことがある訳でもない。だからいつものように、駄弁っているだけで十分なのだ。きっとそれも、チームワークに繋がるんだって信じているしさ。

「本選、頑張ろうネ。お邪魔しましタ」

 外が暗くなってくると、スッタンは笑顔で帰って行く。これもいつもと同じ。違うのは、もうすぐでわたしたちはアイドルとして大きな舞台に立つと言うところくらい。

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