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事務所
4日目
現在事務所では、サーカス団の夫婦、使用人、サーカス団員が疑われている。
自分目線だと今は女将さんを疑っている。
「康介君、1時間後くらいに出発するよー。」
渡辺さんだ。
今日はサーカス団員の人達に話を聞く予定らしい。
「分かりました。すぐ準備します。ところで先生は?」
今日は姿が見当たらない。
休みなら予定をずらした方がいいのでは?
「あー、先生は今仕込んでるんだよ。」
仕込んでいる…?どういうことなのか全く検討がつかない。
キョトンとしている僕をみて渡辺さんは軽く説明を始めた。
「仕込んでるっていうのは、呪物的な道具ね。呪術が自分達に向けられると反射するらしいよ。いわゆる呪術返しってやつかな。」
なるほど。前回のお茶で警戒を強めているのか。やはりさすがだ。
「あ、先生も来たしそろそろ行こっか。」
先生の仕込みは終わったらしい。
自信ありげな表情で戻ってきた。
「お待たせ。今度は屋敷じゃなくて村のはずれに行くからお願い。目印は赤いパイプ。」
どうやら今調査中の場所に行くらしい。
「承知しました。車ですと約30分かかります。ご飯は好きな時に食べてください。」
そう言って赤いパイプに向かって走り出した。
現在の時刻は11時だ。
団員達の都合上、話は12時頃からになるらしい。




