↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

9/21

第7話 ルビー、鉱石と幸運兎

ダガーウルフが襲撃してきて既に数日が経っていた。

始まりの森でモンスターを討伐しながら銅貨を稼いでいき、その銅貨で村の雑貨店にて

ツルハシを購入した。

シャーリーちゃんも一緒に始まりの森に同行して、私のサポートをしてくれていた。

「ふう~・・・。これでよしっ!」


始まりの森でツルハシを使って石の壁に目掛けて鉱石採取を行っていた。

こうやって採掘していると、【ドラグーンハンター】を始めた初心者の頃を思い出すなあ。


「あ、師匠!光ってる石があるよ~」


シャーリーちゃんは私の事を師匠と呼ぶようになり、冒険者としての基礎を学習中なのだ。


「これは蒼鉱石(ブルーメタル)。基本的な剣を作り出す時に必要な鉱石だよ。それにこっちにも」


すぐ横を採掘すると蒼ではなく、鉄色の鉱石が出てくる。


「鉄鉱石もついでにゲット!この二つが序盤の基本だったのよね~」


「序盤~?」


「あーうん、冒険者の第一歩になってくれる石って意味だよ」


「なるほど~師匠は本当に色々な事に詳しいんですね~!」


納得してくれたシャーリーちゃんだが、やはり序盤と言っても通じないだろう。

ゲームの場合この2つの鉱石が序盤にゲットできる基本的な鉱石なのだ。

始まりの森では基本的にこの二つしかドロップしない筈だ。

とにかくここで鉱石を集めて、銅貨にするか、装備を整えるか等色々出来そう。


「今日はモンスター討伐はしないで採掘中心にしてみよう~!」


「は~い!ねえねえ師匠!私もやっていい?」


「勿論!」


ツルハシを渡して、シャーリーちゃんもコツコツと採掘を行っていく。


「うんうん、上手だよシャーリーちゃん!」


「うんしょっ!あっ!鉄鉱石だよー!」


「その調子でドンドン集めていこー!」


そうして、夕方まで始まりの森で採掘を行い、村へ戻ろうとしたその時だった。

私の右の視界で何か小さな生き物が動くのが見えたのだ。


「師匠?どうしたの~?」


「あれは、、、まさか!?」


静かにとシャーリーちゃんに言い残して、気配を消しながら足音を立てずに近づいていく。

木々の影からそーっとその先を除くとそこには小さな兎がきのみを食べていたのだ。


「間違いない、ハッピーラビットだ!」


「ハッピーラビット~?」


「そう、中々出会えないレアなモンスターなの」


遭遇率は2%でエンカウントしてしまうと怯えてすぐに逃げてしまう習性があるため、一撃でエンカウントする前に倒すのがハッピーラビットの基本的な討伐方法である。


なので木剣をハッピーラビットに目掛けて投げることにした。


「狙いを定めて一撃で倒す」


投擲スキル発動――――クナイ投擲術!


シュッと木剣を投げると同時に刀身が薄い緑色に輝いてさらに投擲スピードが上がり加速する。

そしてそのままハッピーラビットの急所に突き刺さった。


「よし!一撃で仕留められた!」


近寄ってハッピーラビットを確認すると討伐成功してるみたい。


「師匠すごーい!木剣で一撃でこんな小さな動物も狙えるなんてー!」


「それほどでも~、、、じゃなくて、このハッピーラビットは色々凄い使い方が出来るからシャーリーちゃんもきっと喜ぶと思うよ~!」


「そうなの~?」


帰り道に思いもよらない収穫があった。

ハッピーラビットの素材を使えば色々と作成が出来るので、かなり助かる!!

早速雑貨屋さんに行って今日の成果を確認してこよう。


「さ、村にそろそろ戻ろ!ユリーさんも心配してるだろうし」


「お母さんにも色々話してあげようね~!」


シャーリーちゃんのお母さんであるユリーさんにもお願いされているとはいえ、心配してないことはないだろうから、夜の狩りはまだしていない。

ゲームと同じ設定なら夜のモンスターは昼よりもレベルが高く設定されているからだ。


急いで戦う必要もないし、王都へ行く準備は昼のモンスターでも十分稼ぐこともできる。

慌てずゆっくり今の生活を満喫していこう。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。