第8話 ルビー、雑貨屋で本日の収穫を得る
村に戻ってきて、今はシャーリーちゃんと二人で雑貨屋に向かっていた。
こうしてシャーリーちゃんを横目で見てみると、本当に綺麗な少女だなと改めて思った。
綺麗な銀髪のストレートロングに、桃色の瞳。
シャーリーちゃんと始まりの森に潜った初日に色々訊いてみたけど、年齢は9歳であり自分が想像していた年齢より少し上だった。
小柄ではあるものの、母親であるユリーさんのお仕事を普段手伝っているからなのか、物覚えの要領は凄い良かったし、テキパキと様々な事を吸収していくので、教えている私としてはこれ以上ないくらい嬉しく思ってしまう。
いつかもう少し時間が経てば、スーパー美少女冒険者とかになっちゃうんじゃないだろうか?
「師匠~雑貨屋さんにつきましたよー!」
「あっごめんごめん。少し考え事してた」
雑貨屋さんの建物に入ると、いつものようにグランさんが出迎えてくれた。
「いらっしゃい!おっ!今日も来たな~ルビーちゃん、それにシャーリーちゃん!」
「グランさん、こんにちわ!今日も買取お願いしてもいいでしょうか?」
「あいよ!そこに座ってちょっと待ってな!」
この心優しそうな大柄なおじさんはグランさん。
シャイン村で雑貨屋さん経営している人で、こうして何日も通うようになってすっかり常連さんになってしまったのだ。
見た目は少し強面のおじさんだけど、話してみると凄い優しくいい商売をしてくれるのでこちらも色々と助かっているのだ。
「ルビーちゃん!これはハッピーラビットじゃねーか!!!」
「そうなんですよー。お肉と皮って何枚くらい加工できそうです?」
「このサイズなら肉が5個、皮が8枚ってところだな。どうする?加工しちまうかい?」
「はい、その数であればお願いします!」
「あいよ!ちょっと待ってな!それとこれは他の採取素材やモンスターの素材を換金したリストだ。今の内に確認してくれ」
そう言われてリストを渡されたので確認した。
鉱石類を除いて、薬草関連の植物で銅貨12枚、そしてモンスターのスライムとオオキクモの素材で銅貨37枚なので、今日の稼ぎは全部で銅貨49枚。
それで今日が3日目だから、残りの稼ぎを合せて今日で112枚ってところね。
これなら銀貨1枚に交換もできるけど、この後鍛冶屋にも行きたいので交換はもう少し先かな。
少し二人で雑貨屋の中で買い物しているとグランさんに呼ばれた。
「待たせたなルビーちゃん!加工も完了したぜ!全部持って帰るかい?」
「はい!ありがとうございます!じゃあ加工代を――――」
「おおっと!毎日来てもらってるんだ!今回はタダにしておくぜ」
「本当に!?グレンさんありがとうございます!」
「ありがとう!グレンおじさん!」
「おうよ!シャーリーちゃんも頑張ってな!!」
こうしてお代を受け取り、ユリーさんに頼まれた調味料を購入して雑貨屋を後にした。
「師匠ー、次は鍛冶屋さんだよね~?」
「そうね、このまま行っちゃいましょう!」
鍛冶屋でやることはある。鉱石の入手で装備を作ること、そしてハッピーラビットの皮を使って優秀な防具を作成することだ。




