第一章1-4 顔合わせと幕開け
怒涛の出会いの翌日
これは俺が佐々木さんの元に連れて行かなきゃだよな。先に栗山さんを呼びに行くか。
三組に行けばいいんだよな。なんか緊張してきた。
「く、栗山さんはいますか!」
久しぶりに大きな声を出したから上ずってしまった。恥ずい……
すると教室の奥の席で驚いたように栗山さんが立った。
すごく速歩きでこっち来てる。
「は、はい!なんですか……」
「えっと、迎えに来たよ。とりあえず行こっか」
「えっ、は、はい」
なんか周りが騒がしいので、急いで一組に向かおう。
なんか栗山さんは、すごい引っ付いてるし。
一組の教室へ向かうと、教室に入ることなく佐々木さんには会えた。どうやらずっと待ってたらしい。
「ちょっと遅いですよ!まあいいです。それで、10人連れてこられました?」
「10人は無理だったけど、1人は連れてきたよ。あと一人入れば最低人数の3人になるし今日も探してみるから」
そんなことを言ってると、栗山さんがすごく驚いた顔をして今にも泣きそうになっていた。
なにか良くないことでもしてしまったのだろうか?
「あ、浅見くんはこの部活は、入らないんですか?」
「そうですよ!昨日入るって言ったじゃないですか!」
そんな事は言っていないが、ここで断ったら栗山さんが大変なことになりそうだ。
最初からこうなるような気はしていたが、
「わかったよ、じゃあ最後の一人は俺ということで」
「じゃあとはなんですか!それと最後の一人じゃないですよ!これからも部員は増えていきますから」
それはどうだろうか?そして栗山さんはめっちゃ安心してる。
「とりあえず、これで部活設立可能です!これから忙しくなりますよ!」
このメンバーで大丈夫なのだろうか?
そうして俺の高校生活は波乱の幕開けとなった。




