表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
新たな学校生活で確定しているのは未定であることでした  作者: カメサンパサラン
第一章「【未定】という名の確定事項」
2/12

第一章1-2 何もかもが未定の女襲来!

この高校の部活の数は結構多いと思う。他の高校の部活の数は知らないけど……

とりあえず全てを見ていてはきりが無いから、気になるものを見に行こうかな。

そういえば部活動一覧を貰ってたっけ。

えーと、サッカー部、野球部、バスケ部...定番の部活だ。

その他には——


「あの!もしかして新入生ですか?」


急に背丈が俺ほどの女子に声をかけられた。


「は、はいそうですけど、どうかしましたか?」


「実は新入部員を探していて、是非どうですか!」


なんか面倒な勧誘に捕まっちゃったな。


「えーと……とりあえず見学からで、というか何部なんですか?」


「未定です!」


「未定部なんてありましたっけ」


「そんな部活はありませんよ?」


「えっと、じゃあ未定というのは?」


「新しい部活を作ろうと思って、名前がまだ決まっていないから未定です。」


「な、なるほど。その部活は何をする部活なんですか?」


「未定です!なんか部活を作りたいと思って部員を集めてます!」


「何をするかも決めてないって、大丈夫なんですかそれ。ちなみに今何人集まってるんです?」


「わたし一人ですよ?さっき先生に部活見学の話をされたので、今さっき作ることを決めました」


「今さっきって、というかさっき部活説明の話を聞いたって?もしかしてあなた、一年生なんですか?」


「そうですよ?わたしは1年1組の佐々木(ささき)くるみです」


「えーと……俺は浅見照哉(あさみてるや)です」


流れで自己紹介をしてしまった。

というか大丈夫なのか?この人は。


「浅見……じゃあ、サミサミですね!よろしくお願いします!」


「サ……サミサミ?」


「知らないんですか?愛称ですよ。わたしの友好の証です」


はじめから思ってたけど、この人グイグイ来るな……ここはなにか理由をつけて離れるか。


「ま、まあとりあえず部活設立頑張ってね。俺は他の部活を見てくるから——」


「待ってください!」


止められた……結構いい感じの言い訳だったんだけど。


「今部活に入ると、部活で何をするかを自由に決められますよ!なんせ未定ですから。それに可愛いわたしと二人っきりですよ!こんなチャンスもう二度とありませんよ!」


この人自分でかわいいって言ってるし、俺はもう二度と可愛い子とは一緒にいられないらしい。


「どうです?いい条件じゃないですか?」


まあ、部活内容を決められるのは結構いいかもしれない。


「とりあえずいろいろ見学してから決めるよ」


「わたしは今決めてほしいんです」


これ、どうやっても返してくれなそうだなあ。


「わかったから少し待って、とりあえず何人いれば部活を設立できるの?」


「最低でも三人いれば部活はできるみたいです。」


「じゃあ部活に入ってくれる人を探してみるから」


「いいんですか!サミサミは見た目によらず結構いい人ですね」


俺はいい人には見えないのか……


「そう、結構いい人な俺は今から人を探してくるから」


「わかりました!できれば10人は連れてきてください」


「そんなに集まらないと思うけど、頑張ってみるよ」


果たして人は集まるのだろうか、せめて一人は集められたらいいな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ