第48話 女 4
6月10日投稿の女3の内容が間違っていました。
正しいものに変更しましたので、
申し訳ありませんがもう一度読んでいただけたらと……
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よろしくお願いします。
私に与えられた招待状は、入場時間がずいぶん早かった。
お友達はみんな開宴間近の入場だ。
何故かと尋ねれば、私が平民だから、それでも下位貴族と同じ時間というのはかなり異例のことだと教えられた。
とても、とても不満だったが、王家からの招待状だ。
お友達たちにそれを変える力はなく、私は一人で会場入りするしかなかった。
パーティー会場は絢爛豪華だった。
私はホールの中央まで進み、ゆっくりと周囲を見回した。
早い入場は、人も少なくこの美しい場所を見るには最適だった。
広いホールに楽団の演奏する優雅な音楽が流れ、壁や天井には壮麗な絵画が、良く磨かれた床には宝石をちりばめたシャンデリアの光が反射している。
学園も十分華美であったが、それ以上に煌びやかでこの国の王族が使うにふさわしい場所だ。
そして、私自身の未来が始まる場所としても最高だと思った。
そんなことを考えながら、なんの憂いもなく、私はパーティーの始まりを待っていた。
「君との婚約を解消したい」
静まり返ったホールに、声が響いた。
聞きなれた、お友達の一人の声だ。
「君が悪いわけではないが、私には君以上に愛する人が出来てしまった。だから君との婚約を解消したい」
そう、お友達がこちらを向く。
―――何故、私を見るのだろう。
それが不思議で首をかしげると、あちこちで同じような声が上がった。
誰かが悲鳴を上げて、誰かが倒れた音がして。
パーティーは中止になった。
私は比較的早く女性騎士によって王宮の一室へと案内された。
動きやすい服と食事を与えられ、待つように指示された。
丁寧な態度だが無礼に感じ、嫌な気分になったので、いつものようにお願いした。
けれど、女性騎士だからだろうか。
少しもうまくいかず、さらに距離を置かれてしまった。
何が起きているかもわからず、部屋から出ることはかなわない。
足元から、ひしひしと何かが昇ってくる。
今まで感じたことがない、何か。
ここは王宮で、愛する人が住む場所だ。
―――そういえば、今日は姿を見ていない。
王子様は、囚われた姫を必ず助けてくれる。
――――私は、捕らわれて……?
いいえ、大丈夫。
そう、大丈夫、私は、神様に選ばれた女。
だから、きっと……。




