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繰り返しのその先は  作者: 水瀬


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12/13

第12話 幕間 3




 その日、第三王子が、不思議な事を言った。





 それは第三王子が、学園の最終学年になり、半年も過ぎたころだった。

 その日は大きな白い満月が出ていて、神秘的な光が降り注ぎ、どんな小さな悪事も許されない、そんな空気が漂っていた。



 真夜中になってふらりと中庭に出てきた第三王子が、護衛として立っていた私に声をかけたのだ。


「お前は【魅了】という魔法を信じるか」


 と。


「【魅了】ですか? それは、どんなものでしょう」

「……いや、何でも無い」


 第三王子はそう言って、戻って行った。



 最近の第三王子の行動に疑問を持っていた私は、次の日もう一度尋ねてみた。


「昨夜の【魅了】の魔法とは、一体どんなものか教えていただけますか」


 第三王子は、不思議そうな顔をした。


「私はそんなことを言ったかな?」


 考え込むように眉を寄せた第三王子に、私はそれ以上聞くことは出来なかった。




 私はその時もっと尋ねるべきだった。

 疑問を追究すべきだった。



 そう後悔したのは、第三王子が学園を卒業した後だった。





 白い月の光は、悪いものを排除する。

 聖女の言葉に、愕然とした。




 あの日の第三王子は本人も気づかず、【魅了】が解けていたのだ。






ブクマ、評価、いいね、ありがとうございます。

明日から一日一回、AM1:00の更新になります。

引き続き、よろしくお願いいたします。

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