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after the nightmare 1

それから後のことを少し話そう。


俺たちは全員無事に目覚めた。


アリスもダイアナさんもだ。


数日間春日野先生の研究施設でリハビリを受けた後、退院し、日常生活に戻って行った。





鞘華は、再び剣道に打ち込み始めた。


今までは何故か剣道からも離れ、悪い友人と付き合っていたらしい。


今はその友人と縁を切り、逆に新しい友人もでき始めたそうだ。





弾正さんは、仕事が最近上手く行っているらしい。


本人曰く、人間不信が治ったから、だそうだ。


俺には、弾正さんが人間不信なようには見えなかったが、まあいいか。





鎧坂は、前よりもフリーダムに生きることにしたそうだ。


親の敷いた人生を歩むのをやめ、今まで被っていた鎧を取り払い、新しい自分を見つけたいと言っていた。


今は作曲に凝っているそうだ。


因みになぜか、成績も上がったらしい。


親の敷いたレールを進むだけでなく、真剣に自分の人生と向き合うようになったからだろう。





詩織は、一時期やめていた小説をまた書き始めた。


最初はクラスメイトに書いた作品を見てもらって、今はネットにも投稿しているらしい。


将来の夢は、小説家にしたと言っていた。


夢が叶うといいな。





アリスは、半年間も寝たきりだったせいで、まだリハビリの最中だ。


今も、車いす生活らしい。


早く学校に通えるようになるため、ダイアナさんと一緒にリハビリに取り組んでいるそうだ。


そのダイアナさんだが、アリスとの仲は完全に元に戻ったらしい。


アリスのリハビリを親身になって手伝っている姿からは、あの黒の女王姿でアリスを縛りつけていた頃の面影は全く見えない。


これからも、母子で仲良くやっていくことだろう。


そうそう、全ての原因となったアリスの身の回りで起きていた怪現象だが、あれ以来全く起きないそうだ。


まあ、例えまたおかしなことが起きるようになっても、あの二人ならもう大丈夫だろう。





そして、俺たちがこの事件に巻き込まれることになったメールを送り付けてきた春日野誠司先生。


俺たちが退院したあと、警察に自首したのだが…。


事件があまりにも突拍子もないことと、春日野先生が開発した技術があまりにも危険だということで、今回の事件は謎の怪事件として闇に葬られることになった。


事情を知る俺たち五人の元へも、しっかり政府から口止めの連絡が来た。


春日野先生になんの罪も生じないのは複雑な気分だが、アリスとダイアナさんのことを考えれば捕まらない方がいいだろう。


今後は今までの研究で忙しい日々を改めて、出来るだけ家族で一緒に過ごすそうだ。





最後に、リョウのことだ。


リョウはあくまで俺の中にある人格の一つであるため、当然現実世界には出てこない。


だから本来は、もう二度と会うことも話すこともなかったはずなのだが…。








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