37 獣人の習性
更新が遅すぎてキャラ名忘れてるかも???
昨日は王子2人が結婚式に行っちゃったし、騎士達も警備にかり出されてしまったのでのんびり字の練習をした。暇だからサリューを誘っておやつを庭で食べた。そして帰って来た2人とまたお風呂に入って寝た。
「またね。」
「チハヤ、獣性の濃い者を集めておくから、私の国にも来てくれ。」
「うん!行く!遊びに行く!!」
約束どおり見送り。
遊びに行く約束してハグして、頬ずりして別れた。
「今日は何しようかな?」
「チハヤ様にお手紙が届いております。」
部屋で寛いでいると、かのこちゃんが恭しくトレイに乗せた封筒を持って来た。
「手紙?」
「シェルヴェン侯爵夫人からです。」
「…シェルヴェン侯爵夫人?」
「豚獣人の方です。」
「あぁ!!」
すっかり忘れてた。
「読んでみる!…読めるかなぁ?」
封を開けて折り畳まれた紙を開いてみると、きれいな文字で綴られていた。
「ごきげ…んよう…か…わいい…こね……」
「お読みいたしましょうか?」
「…オネガイシマス。」
だいぶ読めるようになったと思ってたんだけどなぁ。
「チハヤ様にご紹介したい方がいらっしゃるそうです。」
とってもかいつまんでくれた。
「それにしても、チハヤ様はいつ侯爵夫人とお知り合いになられたのですか?」
「ん?王子に連れて来られた日だよ。面白いものが見られたから願いを叶えてくれる、って。」
「面白いもの?」
「エーランド先生が振られるところ。」
「えぇっ!?」
そんなに珍しいの?
「いったいどなたに振られると言うのですか!?」
「僕。」
「………、納得致しました。」
お会いになられますか?って、もちろんです!王子に許可を取って、拙い文字でいつでもOK!と返事を書いた。
翌日来たよ!
速い。
「初めまして!ワタクシ、服飾デザイナーのセットと申します!アナタがチハヤ様ですか?人間の?」
「えっ!?なんで人間だって知ってるんですか?」
「あら、ごめんなさい。舞踏会で堂々と人間だって宣言していたから秘密だなんて思わなくて…」
あ、そうか。
すっかり忘れてたけど舞踏会で自分からバラしたんだっけ。でもそれにしてはあんまり騒がれてない?
「別にもう秘密じゃないから良いんですけど、バラした事忘れてて驚いただけです。」
「まぁ…ほほほ…なんて可愛らしいの?」
いや、ドジっ子じゃないよ!正直者なだけだよ!!
「それでワタクシに会いたいと言ってくれた理由は?」
「そうだ!ボク、可愛い服が大好きだからそういうお店で働きたいって思ってたんです。…あ、でも今も可愛い服いっぱいある…この服、どうしてるの?」
かのこちゃんに聞くと、お城の侍女さん達が持ち寄ってるんだそうだ。自分の着なかった服や弟の服を…侍女さんて貴族出身だから良い服たくさん持ってて、余ったりしてる人も多いんだって。
「ボク古着で良いのに…」
「チハヤ様が着た服は王子のコレクションになっております。」
やっぱり変態王子だ!危ない人だ!!
「に…人間の匂い付きドレス…」
セットさんも妄想ではぁはぁ言い出した。
「気持ち悪いんですけどー…」
「ヨナタン。」
「は。」
「チハヤ様を抱きしめて。」
「かのこちゃん何言ってるの!?」
「ヨナタン!」
かのこちゃんの迫力に押されてヨナタンがおずおずとボクを抱きしめる。もふもふがー…もふもふがー…(うっとり)
「チハヤ様、お分かりいただけましたか?」
「いや!分からないから!!何が言いたいの!?」
「つまり、好きな匂いに包まれる幸福感について…」
「ボクは匂いじゃなくて感触が好きなの。まぁ、匂いも嫌いじゃないけど…」
「「「「えぇっ!?」」」」
そんなに驚くこと?
安心する匂いに包まれたくてその匂いの付いた物を集めるのは巣作り本能?
…なるほど。
獣人ならではだね!
「ですから他の雄の匂いが付くと価値が下がります。」
「もふもふ小隊といちゃいちゃしてやる!」
アホなやり取りをしていたらセットさんが口を挟んだ。
「それでは服は充分にあるから私の店で働いては下さらないのですか?」
「うーん…やってみたい…気もする、けど。」
「やって下さいますか!?」
物は試しでやってみる事にした。
細かい事はかのこちゃんに確認を任せて就業時間と仕事内容の相談。もふもふ差別反対だけど、現状を考えるとムリは言えないので小隊は結成前に王子と話していたみたいに、外から入り口を見張る形に決まった。
とりあえず1週間だけの職業体験!悪天候の時は出勤しなくて良いと言う、護衛のための約束も取り付けた。
見張りがあんまり辛いと申し訳ないからね。
セットさんに制服を作るからと採寸されて、シェルヴェン侯爵夫人に可愛がられて別れた。仕事は明後日から!!(やっぱり速い)
制服間に合うの?
夕飯の時に報告したら添い寝を要求された。なんでだよ!!
毎日着替える前にもふもふ小隊に抱きついて匂いつけるぞ、と脅したら諦めたようだ。でもあまりにもしゅんとしてるから絆されてお休みのハグはしてあげました。




