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けもみみ看板娘♂  作者: かづき


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14 ブラッシングでうっとり

お読み下さりありがとうございます。

きちんと武道をされている方…が読むとは思えないけど、怒らないでね?

騎士の制服は詰め襟なので脱いでもらってランニング姿に。もふもふがランニング着ている姿にうっとり…でもブラッシング面積が少ないなー。


「よろしければ肌着も脱いでしまってよろしいでしょうか?」


こちらからお願いする前に申し出てくれた。気が利くなぁ。ゆったり目のズボンではっきりは分からないけど骨格は上半身が人間で下半身が山猫っぽい。手の形は人間と同じく指が発達している。でも爪が尖ってる。


ソファに座らせようとしたら断られたのでスツールに腰掛けてもらう。まずは頭から。


耳に触らないように毛並みに沿ってブラシを通す。頭、首、背中、腕、胸、腹部。

大きな身体をたっぷりブラッシングさせてもらってかなり満足!

でもベルはもっとして欲しかったみたい。


喉をぐるぐる鳴らしながら目を潤ませて足をもじもじしている。


「ズボンまで脱いでもらう訳にはいかないよね?」


一応聞いてみると


「よよよよよ喜んで!!」


いそいそとズボンを脱いで床に横たわってお腹を晒す。


「これって服従のポーズ?」

「その通りであります!チハヤ様に絶対の服従を誓います!!」


パンツ1枚で寝転ぶ大きな山猫の足を伸ばして、少しだけパンツを下げてベルトのあった部分もブラッシング。それから足の付け根からつま先へ、うつぶせにして同じように腰回りと足を丁寧にブラッシングして満足のため息をもらすと、ベルが呟いた。


「もう死んでも良い…」


「こら!もっとブラッシングして欲しくないの?死なずにちゃんと護衛しなさい!」


仰向けに転がして胸に跨がり、胸に両手をついてそう言うと、一生ついて行きます!って言いながらまた鼻血出した。


それは治そうか。




ベッドの脇に待機させて寝る。

夜中に一瞬、邪な気配で目が覚めたけど、何でも無かった。ベルがちょっと魔がさしたのかもだけど、大丈夫そうだからすぐに寝直した。




朝!

いつも通り5:00に眼が覚める。

ベルは本当に夜行性なのか起きていた。…て言うかボクばっかり見てたら見張りにならないよ?


ボクを視界に入れながら周りが見えるように視野を広く取らないと。


「おはよう、ベル。朝の運動したいんだけど走るのに良いルートある?」


「王宮の周りの城壁が1周5kmで騎士達が自主的に訓練する際、使用しております!」


「何それ!走りたい!!」


呼び鈴でニルスを呼んで動きやすい服を貸してもらう。なぜか今日も1人で着替えさせてもらえなかった。


護衛交代の時間じゃないからこのままベルと行く。外に出ると抜けるような青空と爽やかな風が気持ち良かった。


反時計回りに走る。これも地球のトラックと同じだね。軽く2周しただけなのにベルがバテた。猫は長距離苦手だよね。


「大丈夫?」


「ご…護衛…」


「良いから休んでて。もう1周したら訓練場へ行くから。」


へなへなと座り込むベルを放置して自分のスピードで走り出すと、自主トレしてる騎士達をどんどん追い抜いてしまう。少し張り合おうとする人もいたけど勝負にならなかった。


この国は大丈夫だろうか?


最後の500mをダッシュで終えて、良い汗かいたと戻って来ればベルが目を丸くしている。


「さぁ、訓練場行こう?」


速すぎる、とぶつぶつ言いながら後を付いてくる。鍛え甲斐があるね!


訓練場にはベルンハルドも居たので、騎士達の訓練に入れてもらった。


…練習メニューに不満はないけど運動量が足りない。5倍…せめて3倍はやらないとダメだろう。獣人は人間より体力あるだろうになぁ。


「物足りなーい!!」


ベルは立ち上がれないようだが他の騎士達は汗をかいているもののヘタリ込む程ではない。ヌルい。


「まだ元気がある人!ボクを捕まえられたら何でもお願い聞いてあげるよ!お金はないけどねー!」


ごく普通に笑いを取りながら参加者を募ると7人ほど集まって来た。


「手でも足でも体でも、拘束して3秒数えられたら合格ね?制限時間は15分。」


団長にスタートをコールしてもらった。


ワンコが6人、牛1人。猫がいない…


まだ自主トレの時間だからネコ科は来ないんだって。全員夜行性と言う訳ではないそうだけど。


「はじめ!」


最初に突っ込んで来たのは牛。昨日の牛君だ。今日もヒラリとかわしたら即座に方向転換して来た。ちゃんとアドバイスを意識してるな。頭に手をついて馬跳び!牛だけど。


降りた先にワンコ1号。しゃがんで躱して足をすくう。


左右からワンコ2号と3号がそれぞれ上半身と下半身を狙って来たので上半身を狙った方を仰け反って避けてそのまま下半身を狙った方の背中の上を転がって離脱。


4号が待ち構えてて腕を伸ばして来たので袖を掴んで懐に入り込んで投げる|袖釣込腰≪そでつりこみごし≫。


5号がスライディングして来た。違うパターンで良いね!跳んで躱しながらワザと胸を踏んで行く。体重の軽さに驚いただろー?


ボクは数歩しかできないけど、雪の上に足跡を残さない技、だったかな。


6号が来るかと思いきや牛君が傍から薙ぎ払ってきた。そうそう、拘束と言われて素直に捕まえに来なくて良いんだよ。攻撃して行動不能にする事も場合によっては必要だから、正解!


そうしたら6号が怒り出した。



ベルもなんだか変態っぽいけど、気に入ってます。

ブクマして下さった貴重な方、心より感謝申し上げます!!

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