13 もふもふ小隊は人員不足
お読みいただきありがとうございます!
じわっとブクマが増えた!!
わーいわーい!
エステで疲れ切ったボクは寝てしまって、起きたら夕食前だった。ボクが起きるのを待っていたもふもふ小隊候補者たちに会う。…起こしてくれれば良いのに。
さぁ、面接だ!
ヨナタンは採用決定してるけど来てくれた。他にはハスキー犬のオロフと山猫のベルだった。足りない!小隊に1人足りないよ!
「騎士団所属で獣性が最も濃い者たちだ。」
他にトカゲ獣人が1人いるけど毛皮がないので選ばなかったらしい。うん、もふもふ小隊には入れられないね。でもリザードマンも見てみたいな。
「だが…ベルは少々不安が…」
不安?
「わたくし!ぜひともチハヤ様に聞いていただきたいお願いがございます!」
「お願い?」
触らないで、とかだったら不合格。
「はい!わたくし、チハヤ様にお褒めいただくため粉骨砕身努力致しますので、どうか褒めて下さる時には…どこなりと撫でて下さい!!」
「合格!!」
モフり放題だー!
「あ、でもボクうっかり耳やしっぽ触っちゃうかも知れないけど、ボクにいやらしい事しちゃダメだよ?それで良い?」
自意識過剰かも知れないけど採用条件は伝えておかないとね。我ながら自分勝手な要求だけど。
「もちろんであります!ただひたすらにご褒美をいただくために!許しを得ずにわたくしから触れることはしないと確約いたします!」
ちょっと暑苦しいけど、モフり放題だ。これはセクハラじゃないよね!
「よろしくね。」
そう言って軽く首をモフったらゴロゴロ喉を鳴らしながら蕩けた。可愛かった。
そしてもう1人、大柄でもふもふの…シベリアンハスキー。毛並みはグレイ、瞳はアイスブルー。
戸惑いを感じる。
触られるの嫌なのかな?
「お伺いいたします。わたくしで…本当によろしいのでしょうか?」
何に対する不安なんだろう?
「団長の推薦でしょ?絶対大丈夫だよ!」
「いえ、その…
この見た目でずっと疎まれて参りましたので、気になさらない、であればまだしも好まれるとは信じ難く…お話を聞いてもこの目で見ても信じる事ができません。」
申し訳なさそうに耳を伏せ、しっぽは今にも足の間にはさまりそうだ。
可愛いぃぃぃぃ!
ワザとか?ワザとなのか!?
「ああああのね、ボクは人間しかいない世界から来たからね、失礼なんだけど動物と話ができるのって夢だったんだ。だから、動物の姿で話ができるのって…我を忘れるほど嬉しいんだ!!」
ボクはオロフに抱きついた。戸惑う彼にうるうるの上目遣いで護衛になって下さい、ってお願いすれば本当に?と聞き返す。
「抱きついて喋るの首が痛いから、抱っこして?」
あざとくおねだりするとおずおずと抱き上げてくれた。首に腕を回し、よろしくお願いねと頬ずりすればびきっと固まって次第にしっぽが揺れ始める。
「ずるい!」
ベルが不満を口にするので腕を伸ばして抱っこを要求し、頭を抱きしめてあげた。
デレデレだ。
「ヨナタンもよろしくね。」
同じように腕を伸ばして抱っこをしてもらってぎゅっ!しっぽパタパタ〜。
そしたら王子までずるいとか言い出した。
「一緒にお風呂入ってあげたんだからいいでしょ。」
「確かにあれも幸せだったが幸せは多いに越した事はない!」
「お風呂…」
ベルが鼻血を出してうずくまった。
獣人て鼻の粘膜弱いの?
多少の身の危険は感じるけど、ボクの方が強いし害意があったら寝てても目が覚めるから問題なし!
早速今夜から護衛してもらう事になった。
夕食の後になるべく早く来てくれると言う。ベルだ。モフり放題だ。ブラッシングした〜い!
「護衛って、部屋の中?外?」
素朴な疑問を投げかけるとどちらでも、だって。中でしょ!
気もそぞろに夕食を終えて大人しく部屋で待つ。何で王子までいるの?
「……」
へにょりと耳を伏せるなぁぁぁ!
ソファに座って寂しそうな顔で耳を伏せられたら抱きしめずにはいられないじゃないか!ボクはモフリーマなんだから!
我慢できずに頭を抱きしめる。
王子の策略だって分かってるのに…このけもみみが…抗い難い求心力をぉぉぉぉ!!
「卑怯者〜〜〜〜」
ギリギリと歯ぎしりをしながらも頭を撫でてしまう。
「チハヤは優しいな。」
囁くな!このタラシめ!
ボクが心の葛藤に苛まれているとドアがノックされ、ベルが入って来た。
慌てて王子から離れて迎え入れる。
ベルに今度ブラッシングさせてね、と言ったらいつでもどうそと持参したブラシを差し出した。期待してた?それじゃあ早速、とブラシを握ると王子がまたずるいと言う。王子は耳としっぽだけだから物足りないじゃないか。
「護衛が来たからもう休みます。王子、おやすみなさい!」
にっこり笑ってそう言って、ニルスも一緒に部屋から追い出す。
さぁーて、待望のブラッシングターイム!
モフり魔だから「モフリーマ」。
これにしました。
センスに自信はありません!!




