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放課後その2・交渉電子製命体ミフル

「何だ!?何だ!?」

「電子製命体!?」

「凄く綺麗…」


綴也の傍に表れたミフルに周囲が騒ぎ始めた。

それは綴也への敵意嫌悪の類を一瞬忘れているのでは思える程殆どの人間が

ミフルを見て魅せられている様子だった。


「貴様…何者だ?」

「私はミフル…あのミトラの妹で綴也さんの専属監視員ですよ…」

「何!?」

「あのミトラの!?」

「妹さんがいるなんて知らないぞ!?」

「或いはそういう設定の監視プログラムなのかも…」


この様に周囲が騒ぐのを見ると自分を監視しているのが有名人?と思うのだ

が綴也は普段から接している所為かミフルの振る舞いの所為かどうしてもそ

れを実感しずらかった。

自分も世間に疎い自覚はあるが監視されているはずなのに監視をされている

気がしないしミフルの姿で接してくる動機も綴也をからかいたいという監視

任務を持つ身?としてはどうかと思う事を知っている位には関りが長い綴也

だった。


「って、これって実質あのミトラに監視されているって事だよな…」

「どれだけやらかしたら監視されるんだよ…」

「だよね…」

「もうちょっと離れてようか?」


ミフルの姿をしているミトラの一言で周囲の警戒の眼差しが先程よりも強ま

っているのが解る。

女子達が明らかに離れている距離をさらに取り始めている。

しかし今はミフルが何で現れたのかが大事だった。

今更だがミトラは人前でもミフルの姿で現れている。

元々は綴也を揶揄いたいからあの姿を作って周囲には見せない様な事を言っ

ていた気がしたが何だか女装?に慣れてしまったのかミトラが気にしている

様子が無い気がした。


(ミトラよりもこのミフルの方が受けが良いのですよ…全く…特に男性達に

は…)


綴也の今更の疑問を読んだかの様な微苦笑交じりの視線と共に綴也の頭にミ

フルの声が届いた。

その微苦笑を消してミフルは綴也と対峙している男子に笑み浮かべて向き合

った。


「私は皆さんに提案いやお願いがあるのでこうして姿を現したのです」

「お願い?」

「はい、彼が忘れ物を取りに戻らないといけないのはう私も知っている事実

なので彼に忘れ物を取りに戻らせていただけませんか?」

「何?」


ミフルのお願いに周囲がざわつき始める。


「それが事実だとしてもそれでこいつが再びここに来る保証が無いのに認め

るのは…」

「勿論私が監視しますから…そのまま逃げるという事はありませんよ。それ

に忘れ物は今日中に返却しないといけないのです…」

「それはこいつが忘れていた事が原因でこちらには関係は無い。このまま勝

負してばその後に取りに戻れば良いのではないのか?」


男子の意見に多く同意の声が周囲から上がる。


「貴方方が綴也さんと勝負をしたいのは結構ですが綴也さんは自分のアイデ

ィアルウェアを着ないと勝負してはいけない縛りがあるのです」

「何!?」

「彼はあの事件で着用していたあの返り血着いてる様なあのアイディアルウ

ェアを着ていないと勝負は出来ないのです。これはあの時の事件で課せられ

た罰則の一つなのです」

「「「「「………」」」」」

「あれ?前にフィアナと勝負する時ミフさんが僕の部屋からアイディアルウ

ェア持って来てましたよね?」

「「「「「はあ!?」」」」」


綴也の掛けられた制限の話を半信半疑の様子の周囲に思い出した様にミフル

への綴也の問いにに周囲が驚きの声を上げた。

綴也もわざとミフルに問うた訳では無い。

数日前に似たような事があってそれを思い出したが故に口から出てしまった

のだ。


「綴也さん、あの時は東京でこれは緊急事態と判断したからやったのです。

ここは家から近いのです自分で持って来なさい。横着はよくありませんよ…

「あ!」

「それに私にあまり甘えない様にするのではないのですか?」

「ご、ごめんなさい…」


ミフルの揶揄うかの様ではあるがその言葉に綴也は確かにと思った。

謝る綴也の周囲は疑いの目を向けていた。


「だから忘れ物を取りに戻るついでにアイディアルウェアを取りに戻させて

いただけませんか?」

「……」


ミフルが向かい合う男子からも周囲からもミフルが取りに行けば解決なので

はという口にはしない意見が表情からも出ていた。


「お願いします…今日中に返さないといけないんです」

「……もし、こいつがアイディアルウェアを着ずに勝負したら?」

「その時は綴也さんが貴方達に勝っても負け扱いです。貴方方は姫神殺しに

勝って男子アイディアル部を認めさせたいのでしょう…ならば勝負は公平公

正に行い勝たないと…でしょ?」

「…いいだろう」


男子は頭を下げる綴也を疑っているし取り帰るのに納得していないのが解る

位睨みながらもミフルの言葉には同意する様子で綴也の靴をミフルに差し出

した。


「ただし…」

「逃げていない証明材料が欲しのですね。ならばば今限定で私がモニタリン

グ中の綴也さんの視覚情報をここで配信していましょう」


ミフルが指を弾くと多くの立体画面がここにいる生徒達の目の前に映し出さ

れる。

そこには今綴也見ているものが映し出されている。


「ついでに鞄も置いておきましょう。そうすればどの道ここに来なければい

けませんし…」

「…いいだろう」

「という訳で…綴也さん行ってらっしゃい」


笑顔で手を振りながら靴を渡してくるミフルから靴を受け取り綴也は体育館

から靴箱に向かい靴を履き替えて外に出て走り出した。


(ウェアは解るけど先生から借りたPDって部屋のどこに置いたかな…って

それは家に着いてから今は家に帰らないと!!)


外とはいえ下校中の生徒が数多く歩いている校門の道を全速力で走っている

ので人を避けながら綴也は翔けていく。

綴也も危ない自覚はしているので事故を起こさない様に集中し走っていた。


「何だ!?」

「うわぁ!?」


周囲にぶつからない様に彼なりに配慮と集中しているが綴也の走る速さ故か

風が起こり周囲が騒ぐのは仕方が無かった。

綴也自身が自覚が足りないようだが周囲が騒ぐ程走る彼は速かった。


「だから!!そこをどいてよ!!」

「いいや!!どきません!!」

「大丈夫よ…私は!!」

「駄目よ!!あいつは…」

「ん?」


校門出口に人だかりが出来ていた。

何か揉めている様子だった。

しかし忘れ物を取りに行くのが最優先である以上今はそのまま通り過ぎるの

が正しいのだだろうが綴也は立ち止まり人だかりに声を掛けた。


「あの…」

「「ひ、ひぃ!?朝倉綴也!?」」


声を掛けた男子達が綴也と距離を取った。


「あの…聞きたい事が…」


答えてもらえないだろうな思いつつも言葉を掛けた綴也の声に気づいた人だ

かりが身構えている。


「その声…ちょっとどいて!!」


身構える人だかりの中心からそれを掻き分けながら綴也自身聞き覚えのある

女性の声と共に誰かが近づいて来る。


「ちょって待って!?」

「邪魔しないで!!私はこいつに用があるのよ!!」


制止する複数の声を振り払い。

人だかりをかき分けて自分と同じ様なSFの様な服装の同じ年位の女子が綴也

の前に現れる。

ただし身長は綴也よりも一回り以上上である。


「フィアナ!?」

「見つけたわよ…綴也…」


その声を聴いてもしかしてと思った。

それは聞き違いではなかった。

何故なら現れたのは昨日過去の事の一応の決着と勝負の約束をした綴也のか

つての思い人だった少女だった。

Dさん…更新に時間が掛かったのは?


Mル…F〇Oの復帰初のイベントが箱だったので入院時の鬱積を

   解消すべくボーナスが付いていたキャラの絆レベルを一上

   げるのに挑戦していたそうです。


Dさん…一週間しか入院してないのだろう。


Mル…人生初めての入院だったので結構ストレスが…だそうです

   。


Dさん…二度と痔にならない様に気を付ける事だな…


Mル…貴女も気を付けた方が良いと思いますよ。

   ストレスが多いと痔になりやすいらしいですから…


Dさん…何で私が?


Mル…ドラゴンでも痔になるかもしれませんよ。

   生命体に病はつきものでしょうし…


Dさん…確かに…電子製命体も痔になるかもしれないしな…


Mル…電子製命体はなりませんよ…生命体ではなく製命体ですか

   らね…(苦笑)

   とまあ…連載再開です。


Dさん…再開と再会が掛かっている様に見えるのはただの偶然で

    もとからこの展開にしようと思っていたのだが今回は偶

    々掛かってしまったそうだ。

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