放課後その1・男子?アイディアル部
「あの…」
「勝負しろ…」
「僕ようじ…」
「逃げるな!」
「「「そうだ!!そうだ!!」」」
会話をしようとしたが綴也が話をしようとすると彼等は言葉で潰して来てい
る。
自分との会話するのを拒んでいるのを改めて感じた。
「あの…」
「勝負から逃げるなんて最低だ!!」
「よう…」
「だから俺達が…」
そして自分に向かってヤジが飛んでくる。
相手が会話を拒否しても会話を試みるも拒否され続けて話にできない。
勝負をしたいのは理解できるが何でと聞きたいのに聞くのを拒まれてはどう
したら良いのか綴也は途方に暮れそうだった。
「はあ…彼等は男子アイディアル部」
「?」
「だそうだ…」
ヤジばかり飛ぶ体育館内で明らかに嫌々ながら溜息と共に綴也に説明をして
くれる声がした。
それはかつて綴也が入部するのを拒否したアイディアル部の人だった。
「男子アイディアル部?」
そんな部活があったのかと綴也は寝耳に水の様な顔になった。
「君の所為で彼等はは部活を創設申請を認められない…」
「!?」
「お前に勝てれば彼等の部活も活動を学校に認められる…その為に君と勝負
をしたいそうだ…」
アイディアル部の人の説明で彼等の態度も納得出来なくはなかった。
姫神殺しである綴也の存在は男子アイディアル部という部活が認められない
一因もしくは元凶。
だからここまで勝負をしようと迫ってくるのだと。
「……」
ただ綴也はアイディアル部の女子達は自分だけでなく男子アイディアル部に
対しても嫌悪の視線が感じられた。
何か理由があるのかもしれないが今は勝負を挑まれている事についての問題
点だ。
(だからって今日じゃなくても良いじゃないか!!)
というのが正直な気持ちだ。
そう、このタイミングはある意味最高つまり最悪なのだ。
「今日は忘れ物取りに戻って先生に返したんですけど!!」
だからヤジが飛ぶ中綴也は理由を述べた。
この状況なので声を大きくした。
この理由は本当の事だ。
「それを言い訳に逃げるつもりか?」
「じゃなくて明日ならしょ…」
「…」
綴也の声に明らかに嫌々応じた相手に明日にしてくれないか説得を試みよう
としたが無言で立体映像を出した。
「!?」
そこにはお昼休みに見せられた自分と今朝引退表明し同じく朝自分にメール
でアドレス交換したご挨拶してくれた理想の円卓第一位ルドヴィクスとの戦
いが写っていた。
「これは何だ?」
自分に問うその声色には明らかに敵意と怒りを綴也は肌で感じ取れた。
「それは…」
「何でこんなフェイク映像を作った!?」
「…え?」
その問いに答えようとしたら相手から思いもしない言葉が飛んで来た。
「フェイ…ク?」
「答えろ!!」
唯でさえ寝不足なので思いもしない言葉を脳に入力するのに少し時間を要し
たその間に相手が問い詰めて来た。
「何でこんな画像を作った!?」
「!?」
「彼の引退表明もお前がこんなフェイク映像を作った所為じゃないのか!?」
相手がこの画像をどう思っているかはこのやりとりで理解出来ないなんて綴
也も思わない。
ただ綴也自身ルドヴィクスに映像を作る理由も動機も技術も無い。
「あの僕…」
「白い姫神の次は今度は現世界一か!?」
「?」
「彼女の事で腹いせに今度は彼を貶める心算なのか!?」
周囲からも再び野次が飛ぶ。
「ふざけるな!!」
「ルド様何も悪い事してないのに!!」
男子だけでなく女子アイディアル部からも批判の声が上がった。
「だから勝負しろ!!」
「…」
「お前を倒してお前の化けの皮を剥がしてやる!!」
こうなってくると勝負は避けられそうに無い様子なのは綴也でも解る。
しかしこういう事になるとサクラとの約束を守れていいない自覚もあった。
「あの…勝負を断っても良いですか?」
「!?」
言っている自分でも今更の自覚はしている。
だがサクラとの約束を守れていない自覚もある。
例えどの選択をしてもまた誰かに嫌われないといけないだろう。
だが言わないでいるのもと思った。
だから綴也は正誤はともかく今勝負を断るという選択をした。
サクラとの約束を守ろうとした。
「ふざけるな!!」
「!?」
その結果は直ぐに出る。
その表情に爆発した怒りを宿しこれ以上に無い怒声を上げた。
彼だけでなく周囲からも怒声の大合唱の様な有様だった。
「お前の為に何であの人が理想の円卓を下りないといけないんだ!!」
「…」
「お前の所為で…何で!!」
相手は拳を振り上げそうな様子だ。
それをギリギリの所で踏みとどまっているという様子だ。
この言葉を聞いて綴也は勝負は断る選択を貫けるか問われれば言い訳がまし
いが出来ないと思った。
自分の言った事が今更なのは自覚しているがそれでも言わないと思ったから
断ると言った。
(サクラ会長に信じてもらえなくなるな…って元からだよね…)
しかし今の言葉を聞いたら例えこれが良い訳であったとしても断ろうとして
も良いのかと思ってしまった。
綴也も腹を括り直した。
だがアイディアルウェア無しでは綴也は勝負が出来ない。
それを信じて貰わなければいけないが自分の所為でとはいえ信じて貰える自
信が確信的に無い。
「少し待ってもらって良いですか?」
と体育館に声がした。
それはヤジが飛ぶ中全ての者達に届き怒声の大合唱が静まり返った。
「ミフさん?」
その声を発したものは綴也のすぐ傍で山吹色の光のと共に現れた。
Mル…作者は痔の手術で入院をするそうです。
Dさん…唐突にどうした?
Mル…故に此処まで遅れたそうです。
Dさん…遅れた理由なのか?
Mル…ある目的の為にお金を貯めていたら…まあ…
Dさん…それでメンタルが…
Mル…やられました。
ただでさえ更新が遅れますがそれでも小説は続けますので
だそうです。
Dさん…そうか、我が友も頑張っているから頑張れ…




