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放課後の始まり

「ふう…名、何とか…」


綴也はため息を吐きながら机に突っ伏した。


「海苔肥田…」


五、六時間目は連続で体育だった。

種目はバスケットボール。

試合に参加中綴也はただただコートを走っていた。


「走れ朝倉!!」

「パスの通りそうなとこあるだろう!!」


クラスメイト達からはそんな事を言われた。


「違う違う!!そこだ!!そこ!!」


指をさしながえら言っているであろうパスの受けられそうな位置についたが

配置に来たタイミングは良くなかったのだろうパスは出されず違うクラスメ

イトがパスを受け取りシュートを決めていた。

結果綴也前後半すべてただコートを走っていただけだった。


「朝倉、お前は続けて出ろ」

「え!?」

「真面目にやってないだろう…だから続けて出ろ…」


試合が終わっても担当教師からこう言われて交代せずに次の試合に続けて

参加しそれから似た様な状況なりそのたびに指示を出されるも上手くいか

ずそのまま次の試合も交代も無く前後半出続けこの約二時パスは出されず

パスが取れそうな位置に走れと言われ続けながらコートを走り続けていた

だけだった。


「嗚…」


一人だけ違う運動をさせられた様な体育を終えHRを迎えた放課後。

時間は午後三時二十分を回っていた。


「…眠い」


疲れているかと言えばまあ余裕だ。

アイディアルの練習をしていた時に比べるとまだ大丈夫という所だ。

しかし今は寝不足なので現状では運動は追い打ち以外の何物でも無く身体が

眠りを求めている。

しかし今眠るとしばらく目覚めない確信があった。

眠気の為に言語の表現にも影響が及んでいる自覚もあった。


「PD…家に取りに戻って返さないと…」


この言葉を口にして何とか眠気に抗う。

顔を上げて立ち上がろうとするが身体は右往左往している。

まるでタコの足の様だった。


「PD…家に取りに戻って返さないと…」


周囲は明らかにおかしなものを見る眼をしているのは解っているが綴也はそ

れ所ではない。

この眠気を何とかしないといけないからだ。


(おのれ…)


机に眠気に苛まれる中力を振り絞り突っ伏す身体を起こす。

そして左右の手に力を込めて頬を叩いた。


「「「「「!?」」」」」


一回で終わらず力の限り何度も叩く。

驚愕する周囲の視線と声そして自分でやっているとはいえ痛みが凄いが忘れ

物を取りに戻るのが重要なので眠気を吹っ飛ばす為に本気で頬を叩き続ける。

自分の行いの問題は自覚しているが今綴也の頭の中では忘れ物を取りに帰ら

ないといけない理性或いは使命感と睡眠欲が自分自身の姿形をして自分の武

器を使って戦っていた。


「……」


それから何十回と叩き続けてその手を止めた。

周囲がその様子を警戒しながら見ている。


「よし!!」

「「「「「!?」」」」」


綴也は気合を入れる様に叫んだ。

自分との戦いは忘れ物を取りに帰らないといけない心がPDでもある玩具の

光剣を出して睡眠欲を可能な限り斬り刻んだ。

綴也はしっかりとした足取りで下駄箱に向かった。


「……何だあれ?」

「さあ…」


事情を知らないとはいえこの一連の行動が綴也の批評にどの様な結果をもた

らすかは言うまでも無かった。


(よし、これならいける!!)


人にぶつからない様にかつ廊下を走らない様に最速で歩く。

頭の中を家に帰り忘れ物を取り学校に戻る迄を量子演算機の様にシュミュレ

ートしていた。


(でも、帰る時ってこんなに緊張感必要なのかな?)


思わなくもないしきっと必要無いのも間違いないが自分には寝不足と言う問

題があるのでそうでもしないとどこかで寝てしまう自信もとい不安があった


「少しすまないが良いかな?」

「すみません。用事があるので…」


知らない誰かに突然声を掛けられたが最速でお断りをして靴箱を目指し階段

を降りていく。


「おお、朝倉綴也…今から…」

「…すみません今日は急いでますので…」


続けて一階階段前で朝声を掛けて来た誰かに声を掛けられた。

だがこれも要件を聞かずにと言うのは良くないと思うが高速で断りを入れて

靴箱へと急いで歩いていく。


「待ってくれっっぶ!?…ただ声を掛けただけでぎゃ!?」


その背後でそんなやり取りが聞こえたが用事があるので綴也は反応する事無

く進む。

自分でも理想的なのではと思う位の動きで階段を下りていき靴箱前に到達し

ていた。

フタを開けた時自分でもきっととても無駄が無い動きで蓋を開けられたと思

う位の開け方だと思った。


「あれ?」


しかし靴が無かった。

眠気で靴箱でも間違えたかと思い確かめたが間違いなかった。

今の時代間違えたのならば警告音が鳴って知らせてくれる筈なので間違いは

無い。


(もしかして靴を間違ったまま持って帰られた!?)


警告音が鳴っても相手が気づかなければそれもあり得る。

いきなりのアクシデントに綴也は先生に知らせようと歩くにしては凄い速さ

で職員室に向かおうとした。


「すまないが…帰るのは待ってもらう…」

「!?」


声を掛けられて振り向くと男子と女子の集団がいた。

その中には前に先程声を掛けて来た男子と恵理香への復讐を疑い綴也を問い

詰めて来た三人の女子もいた。


「え!?」


綴也はその内一人の手には自分の靴があったに驚いた。


「何で僕の靴…」

「俺達に付いてきてもらいたい…」


それだけ言って集団は歩き出した。

靴を返して欲しいと言いたかったがその前に話を切られてしまった。

明らかに綴也とは話をしたくないのが自分が嫌われている事を自覚はあるが

ここまで解りやすいのはと感じられる態度だった。


「…はあ」


時間が無いが明らかに返してもらえる様子では無い。

会話で話が収まる様な雰囲気かと言えば難しそうだと寝不足の頭でも理解で

きてしまい彼等に付いて行くしかなかった。

ついて行った先は体育館で中には多くの男子と女子がいた。

目に入った女子達の方に綴也は見覚えがあった。

それは以前色々あったアイディアル部の部員達だった。


「あの…」

「俺達と勝負しろ…姫神殺し…」


ここに連れて来られた理由を問う前に相手から言葉を遮られる様に

要件を突き付けられた。

Mル…さて、放課後の始まり始まりです。


Dさん…おい、こんな事が今の時代でもあるのか?

    世間に疎い我でもこれは人間としてどうなのだ?


Mル…「悪者」相手になると対応が大なり小なりああなるのでは

    ?


Dさん…相手の事は理解した上でそうならばなのだが?


Mル…「悪者」相手にそんなに考えくれる人は奇跡に近いでしょ

    う。

    

Dさん…(嘆息)


Mル…作者も話が短すぎるのでは悩んでおりますが…


Dさん…それは建設的な悩みか?


Mル…考えすぎも良くはありませんが人間は考える葦と言います

   し…


Dさん…これを出すのに一か月もかかったのは何でだろうと思う

    ぞ…我は…


Mル…何があったんでしょうね?


???…とある裁判が長引きまして…

    その後どうしても文が思いつかず。

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