◆第一章登場人物紹介◆
第一章から登場人物が続々登場してくるので、ネタバレをしない程度ですが人物紹介です。
◆陰鸞
晶陵の豪族・陰家の長女。
五尺(158cm)。黒く艶やかな長髪と白粉のいらない真っ白な肌、睫毛の長い大きな瞳を持つ。淡い紅梅色の絹衣が似合う、春の陽光を思わせる儚げな絶世の美女。幼い頃から憧れていた隣家の次男劉彪と喪中に、彼と静かな祝言を挙げた。劉彪のことは幼い頃は小虎、婚約してからは親しみを込めて老虎と呼んでいた。劉彪とは8歳差。
【好きなもの】花茶、組紐作り、劉彪からの手紙
【呼び名】鸞、小鸞
◆劉彪
【字】仲虎
晶陵の没落貴族・劉家の次男。
六尺強(186cm)。長身でしなやかな筋肉を持つ「虎」のような体躯と、彫りの深い顔立ちの美丈夫。普段は地味な濃色の武官服を纏い、穏やかで物憂げな雰囲気を漂わせている。劉家復興のため永安に遊学し学問を納めていた。
【呼び名】小虎、老虎、彪、彪哥
【陰家】
◆陰識
【字】伯義
晶陵の豪族・陰家の長男。
六尺弱(182cm)。華美な装飾を一切排した実用的な武官服を好んで纏い、感情を顔に出さない彫りの深い顔立ちの沈黙の武人。
陰家の現当主であり、陰鸞の11歳年上の兄。亡き親友・劉昂から託された「彪と寧を頼む」という最期の約束を胸に刻み、沈黙と理性を貫く冷静沈着な守護者。
◆陰敦
晶陵の豪族・陰家の前当主。
穏やかな目元に深い知性を湛えた、静かな威厳を持つ紳士。質実剛健な上質の素材の衣を纏う。
陰家の亡き前当主であり、陰鸞・陰識・陰歆の父。生涯ただ一人の妻を愛し抜いた。子供たちの魂の芯となる『三徳(謙虚・目立たない・隠れて善行)』の教えを残した、理想の庇護者。
隣家の劉粛と親しく、彼亡き後劉彪など劉家を支えていた。
◆鄧貞
晶陵の豪族・陰家の前当主妻。
年齢を重ねても凛とした美しさを保ち、衣の端々に至るまで整えられた非の打ち所がない気高き慈母。
陰鸞・陰識・陰歆の母であり、陰家の女主。名門出身の気品と、一夫一婦への強い誇りを持つ現実主義の女性。
◆陰歆
晶陵の豪族・陰家の次男。
五尺半(172cm)。姉に似たどこか儚げで整った顔立ち。武芸ではなく、常に書物を手放さない文人肌であり、その指先に筆だこが白く残っている。
陰家の次男で、陰鸞の2歳年下の弟。
【劉家】
◆劉昂
晶陵の没落貴族・劉家の長男。
大柄で岩のような筋肉質の体躯を持ち、日焼けした肌と傷ついた太い腕を持つ将軍。劉彪の3歳年上の長兄。真夏の太陽のように周囲を照らす豪快なカリスマであり、劉家を支え続けた最強の盾。落ち着いた性格の陰識とは幼い頃から無二の親友。
◆劉寧
晶陵の没落貴族・劉家の長女。
五尺強(160cm)。兄・劉彪に似た整った顔立ちだが、愛情に包まれて育った落ち着いた柔らかな雰囲気を持つ。劉彪の9歳年下の末妹。兄たちの遠征中は隣の陰家に身を寄せ、実の妹同然に愛され守られて育つ。陰鸞と陰歆とはそれぞれ1歳差で実の姉弟のように育った。
【呼び名】寧児
【劉彪の友人】
◆耿敦
六尺強(185cm)。岩のようにがっしりとした体躯と無骨だが誠実な瞳を持つ。使い込まれた実用一点張りの武具を愛用する。晶陵の豪族・耿家の長男で、劉彪の幼少期からの無二の友人にして側近。
◆耿翼
六尺弱(178cm)。細身で優美な佇まいと、知的な光を宿した瞳、穏やかな微笑みが印象的な青年。耿敦の弟であり、劉彪の側近。幼少期から陰識に強い憧れを抱いている。劉寧の婚約者。
【簒奪者】
◆劉莽
聖人を思わせる高潔で穏やかな老人を装っているが、その瞳の奥には底知れない猜疑心と狂気が潜む。前王朝を簒奪して帝位を奪った、新王朝の偽帝。己の地位を脅かす劉昂を莞で謀殺した張本人。
*ちょこっと雑談*
作中の中国語っぽい言葉や単語は、中国語ではない”中華風なんちゃって中国語っぽい何か”だと思ってください。
例)
"小"は〜くん、〜ちゃん
”老”は親しい人や大好きな人への呼称




