第七話
文を訂正しました。
内容自体は変わっていませんので、失礼しました。
「条件ってなんですか?」
やばいよ、百合花ちゃんが透明色の騎士じゃないとしたら、そのめんどくさい役は私にまわってくる。
そんなの嫌だ。なんとしても回避しなくては。
「失礼ですが、百合花ちゃんがその条件に当てはまらないなんて、百合花ちゃんに会ったこともないアリーナ様は言えないと思うのですが。」
「ふふ♪もう諦めなさいよ♪その条件を聞いたら絶対逃げられなくなるわよ?」
「!? やっぱり言わないでく「言わないでって言われても私は言うけどね♪」
「・・・。」
失敗した・・・。完全に退路を絶たれた。くそっ、喋っていた中でこの魔女様はかなり性格が悪いって気づき始めていたのに・・・。
「人生諦めも肝心よ♪」
ニコニコしながら言わないでほしい・・・。まあ、聞くしかないのも事実なんだけど。
こういう駆け引きって焦ったら負けって本当なんだな・・・。
「・・・教えてください。」
「えぇ♪それじゃあ教えるわ♪」
今回一番いい笑顔。この人には勝てる気がしないや・・・。もうやけくそです。
「まず最初に確認させてもらうけど、セレナイトの城でこの地図を見つけて、地図のここの文字とか見てこの国の場所が分かったのよね?」
「そうです。」
「まったく気づいてないのね~♪」
「はい?」
あれ?今の質問に何か聞き落としたことあったかな?「あのね、異世界から来た人は自然とこの世界の言葉が分かるし話せるけどね、この世界の言葉は何もしなきゃ書けないし読めないの♪」
「えっ・・・え~!!」
全く気づかなかった・・・。というかまさか・・・
「そりゃあ勉強すれば出来るようになるけど最初から出来るのは透明色の騎士だけよ♪確定おめでとう♪良かったわね♪」
「全然嬉しくないです・・・。」
「仕方ないわよ~、結果は変わらないし、これからのことも考えなきゃいけないんだから♪」
「あの、透明色の騎士って何か使命みたいのあるんですか?」
ゲームや小説なんかでは、一般的にそういう使命があった。ということはここでもあるんじゃないだろうか?
でもそんなものできることなら放棄したい。
「さっき少しでたけど、呼び出した国に何かあるから呼び出したわけで、普通はそれを解決することが使命みたいなものになるんだけど、今回はね~。」
「死んでもセレナイト立て直しをするのは嫌ですね。」
というかあんな国助ける人なんているんだろうか?
「そりゃあそうよね~♪でも大丈夫よ、今回非公式に勝手にやったんだから放棄できるわ♪そうでなくとも放棄することは出来るけどね♪」
「それはよかったです。」
「心底嬉しそうね♪気持ちは分かるけど♪ あっ!忘れてたけど、異世界から来た人は国の後見がないと生きてけないわよ?」
「えっ。」
「普通は呼び出した国が後見国になって身分を証明する役割をするの。身分が証明が出来ないと入れない国とかあるのよね~♪」
「それじゃあ私はセレナイトに戻らなければいけないんですか!?」
「落ち着きなさい♪他の国に頼めば大丈夫よ♪少なくとも私はあなたが気に入ったわ♪だから後見人になってあげてもいいわよ?どうする?」
「是非お願いします。」
「りょーかい♪じゃあティクレスはあなたの後見国になってあげる♪」
「ありがとうごさいます。」
アリーナ様、感謝しきれないです!
心の中でも名一杯感謝していると、アリーナ様がふと思ったようにきりだした。
「そういえば、私あなたの名前知らないわ。」
「そういえば言ってなかったですね。」
「いろいろ大変だったから忘れてたわね♪」
「そうですね。では、改めまして、花咲 雪と申します。雪の方が名前です。」
「ユキが名前なのね?じゃあ私も改めて、ティクレスの王アリーナ・ムーサよ♪よろしくね♪」
「この世界は女の人でも王って言うんですね。」
「う~ん、それはこの国しか女の王がいないからだと思うわよ?そもそも、~の王とかも皆が勝手に言い出したことだし♪」
「結構そういうとこゆるゆるなんですね。」
「まあね、そんなもんよ♪あと、この城に住んじゃっていいからね♪」
「いいんですか?」
「えぇ♪あなたのことは気に入ったって言ったでしょ♪見ていて面白いし住んでいいわ♪」
「本音がポロッとでていた気がしますが、ありがとうごさいます。」
「いいえ♪そうそう!一ヶ月後に五つの国の王が集まる会合みたいのがあるからそこでセレナイトがしたことバラして血祭りにあげましょう♪ユキも参加するでしょう?」
妖艶な笑みを向けられながら言われた言葉に私もつい友人から止めろと言われた笑みをしてしまった。
「いいんですか?」
「もちろん♪証人になってもらわなきゃいけないし、何より参加したいでしょ?」
「もちろん。」
「じゃあ、一緒に頑張りましょうね♪」
「はい。」
これでこれからの目標は決まった。
つぶし・・・じゃなかった、待ってろよ!セレナイト!
「あぁ、そうだ♪誤解解かないと♪」
「誤解?」
「私は治療したから知ってるけど、ティアラはユキのこと男だと思ってるわよ♪し・か・も、恋までして♪」
「へっ?男に間違われるのはよくあるので分かりますけど、恋?」
「危ないところを自分の身を顧みず助けてくれた性格も見た目も男前の人がいたら恋しちゃうんじゃない?話聞いたけど、そこら辺にいる男よりもカッコいいじゃないの♪」
「・・・。」
これは喜ぶべきか、悲しむべきか悩みどころである。




