↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結】なぜか悪役令嬢の私が守られている!?  作者: しのギドラ
最終部

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

39/39

39話(最終話)すべてを乗り越えて、君の、あなたの元へ

 フェイラン、あなたを好きになったのはいつが最初だったのかしら。


 「出会ったその瞬間からだよ」とあなたはいつだって甘く囁くけれど。


 申し訳ないけれど、私があなたのことを好きだと自覚したのは、絶対にそれよりもずっと後。


 あなたが闇の中でもがきながら、それでもただ私だけを想い、懸命に守り抜いてくれた時からだ。


「ジゼル……緊張しているかい?」


「ほんの少しだけね……。でも、あなたがずっと隣にいてくれるのなら、怖いものなんて何一つないわ」


 フェイランはあの日約束してくれた通り、この世界のどれよりも眩しく輝く最高峰の宝石があしらわれた指輪を、私の指先へとそっと滑り込ませる。


「……もう、逃げることはできないよ。本当に……俺でいいんだね?」


 この期に及んでまだなお、愛おしさと不安の混ざった瞳で私の意思を確かめようとする彼。

 私はステンドグラスから降り注ぐ光を浴びながら、世界で一番誇らしく、自信に満ちた笑みを向けた。


「フェイラン、それは逆よ。……たとえあなたが私から逃げ出したとしても、私は世界の果てまで追いかけて捕まえてあげるわ」


「……はは、ジゼル。君もそう想ってくれているんだね」


 フェイランは私に負けないほどの甘く重い愛おしさを込めるように、至高の笑みを深めた。


 一国の王太子妃になるということは、きっとこの先も波乱万丈な苦労が待ち受けているのだろう。


 けれど、そんな未来すらどこまでも愛おしい。


 私が彼の隣を永遠に歩み続けたいと願ったこの意志に、何一つ嘘偽りはないのだから。


「ジゼル。……ずっと俺を、この世界に繋ぎ止めてくれ」


「あなたこそ、私がどんな無茶をしてもずっとそばにいるのよ? もしまた一人でいなくなろうとしたら……次は本気の全力で殴り倒して連れ戻すんだから」


 ずいぶんと遠回りをし、破滅のシナリオを力ずくで書き換えて、私たちはようやく、二人だけの幸せな未来へと辿り着いた。


「愛しているわ、フェイラン……。ずっと、私があなたを守り続けるわ」


「俺も愛しているよ、ジゼル。君をどんなことからも……守ってみせる」


 彼の輝くような微笑みを真っ直ぐに受け止め、私は彼と永遠を誓う深い口づけを交わした。


 私のこのあふれる想いが、どこまでも広がる澄み渡った青空のもとへ、永遠に届き続けるように――。

最終話までご愛読ありがとうございます!

ジゼルとフェイランの物語がいったん終わりです。

今後は少しずつ番外編でお送りする予定のため、ページ下部のブックマークでお待ち頂ければと思います。


★評価、感想、リアクションなど頂けると、作者の糧になります!


ここまでお読み頂き、本当にありがとうございました!


代表作「悪役令嬢は全員生存エンドを目指す」

https://ncode.syosetu.com/n4076mi/

ページ下部↓に直リンクがございますので、覗いて頂けると幸いです!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【代表作】→「悪役令嬢は全員生存エンドを目指す」
◆累計ページビュー44,000pv超え感謝◆

35i8ez7w862wgf5vybkbztkh6je_1bz4_d3_bz_21il.jpg

あらすじ→「全員生き残るか、一人残らず死ぬか」その二択しかない極限の乙女ゲーム。
前世の記憶を取り戻したルナリアは、自分が"全滅エンド"を招く悪役令嬢だと知る。
導き出した答えは、誰とも関わらず、孤独に生きること。
そう誓った矢先に出会ってしまったのは、攻略対象——公爵令息のグレン。
父の虐待を見抜き、どんなに突き放しても離れない彼に、距離を取ろうとするほど執着されていく。
やがて暴かれる、最初から大切な人を"殺す力"を宿していたという残酷な真実。
それでも彼は、皆の前で誓った。
「生涯をかけて君を幸せにする」と。
虐げられた令嬢×公爵令息。
作品ページはこちら→「悪役令嬢は全員生存エンドを目指す」
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。