推しと仲良くなるための作戦会議
「…と言うことなのよ!ラギ!」
あれから、半月は経っただろうか。私は今、私の専属騎士となったラギに父と仲良くなりたいという事を必死に説明している。父が私の事を苦手としている訳も。勿論私が転生者という事は伏せるが。
「うーん…その条件と今までの状況だと今こうして城で暮らしてるのも奇跡じゃないか?」
「それは…わかってるけれど」
「と言うかレティよく今まで生きてこれたよな…」
「多分お母様の子が私しか居ないから…だとは思うのよ」
「あー…そうか…」
「でも私は…どうしてもお父様と仲良くなりたいのよ…」
「レティ…」
そう、ある意味で父公認としてラギと一緒に居るのですら奇跡に近いが出来れば父ともっと仲良くなりたい。
「うーん……あ!そういえばレティ、俺の父上が言ってたんだけど≪夢見の魔術師≫って知ってるか?」
「≪夢見の魔術師≫?」
「そう、父上達の仲間の1人らしくて。父上から前に話を聞いた事があったんだ。」
≪夢見の魔術師≫ おそらくそれはお父様ことアーサーの師匠である≪マーリン≫の事であろう。『レオンハートキングダム』のEDでは彼は冒険が終わった後には花園のある森で隠居生活をするという記述があった。
「その≪夢見の魔術師≫がどうかしたの?」
「彼なら何か助言をくれるんじゃないかって思ったんだ。夢見の魔術師なら何かを見る事が出来るんじゃないかって」
「…そうね!良いアイディアかも!」
そうだ、マーリンからなら何か助言を貰えるかもしれない。しかし一つ問題が
「…でもどうやって行こうかしら…場所も知らないしお父様の許可が無いと…」
「…あ。」
まずはそこの対策から考える事にしよう。
新章始まりです。頑張れモルドレッタちゃん。




