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060 VS死霊使い-1

有限実行!ゴールデンウイークに無事更新できました!

正確にはもうゴールデンウイークじゃないって?細かいことは気にするな!

 リーダーがデスクロマンサーの石像に攻撃を加えると、内側から光が放たれ表面の石が剥がれ落ちるという毎度お馴染みの演出の後台座が砕け、地面へと降り立つ。

 それは、大きさ自体は石像の時とさして変わらない。

 姿だけいえば、灰色の髪を伸ばした可愛らしい顔立ちの女性プレイヤーないしNPCとたいして変わらない。肌が青白く、体が所々腐敗してるところを除けば。

 服装は最低限必要な部分のみを隠してる感じだ。ただし、エロさは全く感じない。寧ろグロい。


 「来い、我がしもべ達よ!」


 デスクロマンサーを観察してると、不意にデスクロマンサーは腕を横に振るい、そう叫ぶ。

 そうすると不意に地面が隆起し、そこから砂漠にもいたガイコツ騎士6体、デスクロマンサーのように青白い肌をしており、体の所々が腐敗してる所謂ゾンビと呼ばれるモンスターが6体、合計12体のモンスターが出現した。


 「さあ、生者達よ、おまえらもこいつらの仲間に加えてやろうではないか!」


 デスクロマンサーがその言葉とともに配下のモンスターを俺達にけしかけ、戦いの幕が開けた。



――――――――――――



 デスクロマンサーがけしかけた雑魚は、ガイコツ騎士が攻略組、ゾンビが『十二星座』といった感じで綺麗に別れた。

 ……あれ?俺のところには来ないの?あれか、俺はソロ、いや正確には獅子丸もいるから一人と一匹か、だから取るに足らないとでも思ったのか。

 これは俺がデスクロマンサーの相手をするのが筋だな。


 「行くぞ、獅子丸!」


 「わん!」


 俺は獅子丸にそう声をかけると、獅子丸とともにデスクロマンサーの元へと向かう。


 「行くぜぇ!ドロップキィーック!!」


 そして俺は、デスクロマンサーに渾身のドロップキックを食らわせる。なんでドロップキックかって?その場の流れだ。キャラじゃない?ほっとけ。

 俺のドロップキックを喰らったデスクロマンサーは盛大に吹っ飛び……はしないが、バランスを崩し、尻餅をつく。

 ふむ、結構な運動エネルギーがあったと思ったが、尻餅だけか。ボスというだけあって耐久力はそれなりのようだ。

 尻餅をついたデスクロマンサーはすぐに起き上がり、追撃を仕掛ける獅子丸の攻撃を避けてバックステップをとったので、俺はアイテムポーチから蜂蠍戦輪を初めとする各種チャクラムを取り出し、次々とデスクロマンサーに投げる。獅子丸もデスクロマンサーの元へと行き、ちまちまと攻撃を仕掛ける。

 ああそうそう、今更だがデスクロマンサーと戦うときは雑魚を押さえる役と直接デスクロマンサーと戦う役が必要となる。今回俺は、後者を担うことになってるようだ。つかなんで攻略組を差し置いて俺がこの役をやってるんだし。


 「調子に乗るな!」


 チャクラムによる物量と獅子丸の攻撃によりデスクロマンサーにじわじわとダメージを与え、このまま押し切れれば楽かなと思っていたが、当然そう甘い相手でも無く、デスクロマンサーはそう叫ぶと、右腕を思い切り降る。

 するとデスクロマンサーの前から闇が現れ、波のように襲い掛かって来る。

 恐らくこれは、デスクロマンサーが使う闇属性の魔法の《ダークウェーブ》だろう。

 他のプレイヤーにとっては十分驚異だが、黒魔人の《ダークフィールド》を一度経験してる身から言わせてもらうと、これくらいならどうとでもなる。黒魔人のあれは、本当にどうしようもなかったしな……

 おっと、現実逃避してる場合ではなかったな。これをどうにかしなければ。といっても、俺はただ跳ぶだけだがな。それよりも、《ダークウェーブ》から全力で逃げている獅子丸の方をどうにかしないとな。うーん、とりあえず投げておくか。

 そう思った俺は俺の元へと来た獅子丸を掴み、思い切り上空へと投げ、その直後に俺自身も思い切り跳ぶ。


 「わうぅぅぅぅぅぅ!?」


 跳んだ後に隣から犬の鳴き声が聞こえたので見てみると、《投擲》スキルの補正もあってか獅子丸が俺と同じくらいの高さの所にいた。これなら避けれるな。

 《ダークウェーブ》は俺達の下を通過して行き、その直後に俺達は地面に落下する。


 「ぎゃん!」


 ……そういえば獅子丸の着地を考えていなかったな。というかおまえ狼なんだから、背中から落ちるなよ。


 「ぐるるるるる……」


 獅子丸が恨めしそうな目を俺に向けて来る。うん、正直言って可愛い。でも今はその敵意を向けるべき相手にむけてほしい。

 攻略組と『十二星座』の方もうまいこと切り抜けたようで、全員無事なようだ。ちなみに雑魚は全滅してる。これは彼等が倒したのでは無く、恐らくデスクロマンサーの《ダークウェーブ》によるものだろう。あれは味方ごと飲み込む攻撃らしいし。

 まあ雑魚が全滅しても戦局はたいして変わらないがな。なぜなら……


 「来い!我がしもべ達よ!」


 雑魚は何度でも召喚できるからな。しかもデスクロマンサーの俺のヘイトが上がったせいか全部俺のところに来てるし。

 ここからは逆に俺が雑魚を受け持つわけか、まあ適当に頑張るか。

動物虐待とか言わないで下さい。

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