戦力確認 2
変更、完了しました!
ご迷惑をお掛けしました。
翌朝
「お姉様ー!。朝ですよー!。」
「んん~、あと5分。」
「駄目です!待ちません!。」
私は、朝早くに、妹に叩き起こされ、朝ごはんを食べることも出来ずに外に連れていかれた。
「そういえば、昨日は槍について見られなかったわね。」
「槍、ですか?。」
私がそうい言うなり露骨に嫌そうな顔をする。
「とりあえず使うところを見せて?。」
「…はい。」
嫌そうな顔も可愛らしいわね。
私達が、的になりそうな動物か魔物を探して飛び回ること三十分。ようやく的になりそうな獲物を見つけた。
「あれは、オークかしら?」
体長2メートルはありそうな人型の豚。右手には、太い枝をそのまま使ったような棍棒が握られていた。
「あれと、戦って見て?。」
「はい!。」
返事は良いけど、顔に自信がないって書いてあるわね。
オークの元に向かった妹を上から見守る。
あっ、戦闘が始まったわね。
「遅い。」
戦闘が始まってから三十分、なかなか決着がつかない。
妹には確かに槍の才能は無い。圧倒的な戦力差があるのに、まだオークを倒せていない。適当に槍を振り回しているだけ。これなら、下手に近接戦闘はさせないほうがいいかもね。
杖でも持たせようかな。
オークの方は、避けるのが上手いあの子に一撃も当てられていない。
結果、戦闘が泥沼化、今もまだ戦闘が続いている。
私は剣を抜くと、オークの後ろに周り首を刎ねた。
「っ!?」
「もう大丈夫よ、近接戦闘に関しては大体わかったわ。」
あ、すごい落ち込んでる。
「貴方は、私が守るから、後ろで回復魔法と支援魔法で私をサポートしてね。」
「あの、」
「何かしら?。」
妹は俯いた後、
「私って、本当はいらないじゃ無いですか?」
「…そんなことは無いわ。」
「どうして、すぐに応えられなかったのですか?」
「…」
この子の言っていることは正しい。
妹の強化魔法は、私の身体強化より弱いし、回復魔法は、再生の恩恵があるから即時回復じゃないと意味が無い。
つまり、いなくても問題無いのだ。
けど、一度協力した以上、やっぱりなし、とは言えない。
そう言えばこの子は真っ先に死ぬ。
そんな姿見たくない。
「何か言って下さいよ?。お姉様。」
そういう妹の顔は今にも泣き出しそうだ。
「そんな顔しないで。」
「そうじゃありません!。」
妹は声を荒らげた。
「慰めの言葉がほしいんじゃありません!、本当のことが聞きたいんです!。」
目には、今にも溢れそうな涙が溜まっている。
「…わかったわ。泣かないでね?。」
「分かってます。」
私は剣で腕を浅く切った。
「何をしてるんですか!?。」
「見なさい。」
「?」
私の腕の傷はあっという間に治ってしまった。
「これは?」
「強化魔法をかけて。」
「え?、はい。」
私は木を殴る。
すると、木は今にも折れそうになった。
「解除して。」
「はい。」
「身体強化を使うわ、よく見ておいてね。」
そう言うと、私は木を殴った。
今度は、木は見事に折れてしまった。
それを見た妹は俯いてしまった。
私は、そんな妹を抱きしめて、
「ごめんなさい。」
そう、謝った。しかし、妹の返事が聞こえることは無かった。
結局、それからお互い一言も喋ることなく巣へ帰った。
落ち込んでしまった妹ちゃん。主人公はどうはげますのか?。次回をお楽しみに。




