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振られまくって、30代。僕が幸せな訳〜失恋クリニック〜  作者: 蘇 陶華


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3/9

絶対、イケてる?思い込み。錯乱女に、好かれて。

クリニックは、予約制。


受付は、2人。


うち、1人は、妙齢。


うちって、一応、独身スタッフが、条件なの。


勤務時間が長いのもあるけど。


今どき、差別って話になるけど。


自然と既婚者は、辞めて行くのよね。


私は、一応。独身。


一瞬、既婚の時もあったけど、


すぐ、独身になりました。


まぁ、その話は、後で。


鷺宮君。


まぁ、いい子なんだけどね。


周りにいませんか?


いい子なんだけどね。


真面目なんだけどねって。


最後が、「・・・なんだけどね」


って、終わる人。


結局、それだけなのよ。


鷺宮君。


よりによって、


巻き込まれた事件があって。


笑。


・・・ては、いけない。


個人情報だからね。


うちって、一応、精神科もやっている訳で。


てか。


それがメインなんだけど。


20代の患者さんがいたの。


櫻井 静香。


私達は、錯乱の櫻井って、読んでだんだけど。


ちょっと、厄介な被害妄想の女性だったの。


で。


困った性癖の持ち主で。


寂しがり屋。


居るのよ。


男性と一緒にいたがる女の子って。


よりによって、


その毒牙に、鷺宮君が、かかってしまったの。


そもそも、うちの受付の、予約ミスなんだけど。


彼女の診察予約に彼が来てしまったの。


診察室は、サロン調にしてあって、


他の人と、鉢合わせにならない様に、なっていたんだけど。


鷺宮君。


時間ぴったりに来たの。


錯乱静香は、やや遅れ気味。


受付で、止めたんだけど、


「この時間の予約なんで」


彼。


強引に入ってきた。


「あの、時間なんで」


「少し、待ってくれない?こちらの手違いで、ダブルブッキングしたみたい」


止めたんだけど。


「予約変更の連絡はないんで」


怯まず、部屋に入ってきた。


カウンセリング中の錯乱静香。


彼女、幼少時に、父親からの虐待を受けていたの。


それが、原因で、不安定な状態。


男性恐怖症の時もあれば、必要な時もある。


うん。


彼と鉢合わせしたの。


鷺宮君。


見た目は、そこそこいい。


くそ真面目な性格以外は。


そう、コンタクトにすれば、尚、いいんだけど。


彼女は、彼を見るなり、


悲鳴を上げたの。


びっくりしたわ。


慌てて、注射する羽目になったけど。


それでも、彼は、診察室に居座ったの。


約束だからって。


彼女が、落ち着いた頃も、彼のカンセリングが、続いた者だから、


更に廊下で、鉢合わせになったんだわ。


「すいません。驚かせてしまって」


「いえ・・・」


薬で、落ち着いていたんだろうな。


錯乱静香は、鷺宮をロックオンしてしまったのね。


まずい、女に捕まったのよ。


真面目だから、


泥沼には、ならなかったけど。


結構、深刻だったみたい。


あ・・・。


噂をしたら、彼。


来たみたいね。


もう、薬は、必要ないんだけどね。


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