6.異世界の現状
まぁ、いきなりこんなことを言われて驚くのも無理ないよね〜たった一人の人間が世界を救えなんて!
まるで漫画の主人公みたいだ!でも、君にはその力がある!ん?無理だって?まぁまぁ一旦私の話を聞いてくれ!
まず、君が救う異世界は崩壊する世界の人類の移住先だ!
しかし、困ったことにこの世界は魔王がいるせいで崩壊している…
何故そんなことになってしまったのかというと100年ほど前の神魔大戦で神と人類が滅んでしまったからだ…
神がいないのに何故世界は崩壊してないんだって?
まぁ、そこに疑問を持つのは当たり前だね
それは異世界の神達の力がまだ残っているからだよ!
彼らは、自分たちに仕えていた天界の者たちを魔王から守るために私のいる空間に、命からがら魔王から逃げてきた。そして、彼らは自分達の命と引き換えに私に2つのお願いをしたんだ。
魔王が天界に行かないように、天界にいる者達を守るように協力して欲しいこと。
魔王を倒しうる魂を持つ者に私達神の力を与え、天界と闇に飲まれた地上を救ってほしいこと…この2つだ
私は、魔王につけられた傷の影響で彼らの命の終わりを感じ取った。
現在進行形で天界が危ない状況になっていると悟った私は急いで神達と一緒に、天界に大規模な結界を作り出し天界は魔王の手から逃れることができた。
そして、私の力と神達の最後の力が世界に留まったことで世界が崩壊することは無くなったんだ
だが、まだもう1つの願いが残っている。私は神達3柱分の力に耐えれる魂を探し始めたが、これがなかなか見つからない…そして、100年が経過した
現在も異世界では魔王が天界を侵略しようと結界に攻撃を仕掛けてきている
天使達が阻止しようと奮闘しているが神を倒すほどの力を持つ魔王の攻撃に結界が揺らぎ、欠け始めていて私は大いに焦ったよ
何せ結界の崩壊は世界の崩壊に繋がってしまうのだから
ん?あなたの力も含まれた結界すらも破るほど魔王は強いのかって?
あぁ、実は結界には私の力はそれ程入ってはいないんだ。
協力したのは消耗した神力の回復と能力の増強そして、おまけでちょっとだけ私の能力が入っている。
まぁ、それは内緒ね!
で、まぁそんな焦っている中で、君の住む世界の神がやってきて私にお願い事をしたから仕方なしに君の世界の調査を始めた。
最初は煩わしく思っていたよ。何せ時間がなかったから。
しかし、神の願い事だ無下にも出来ず上層部の調査を進めていた。ふと、君の世界では魂を探していなかったなと思い至って同時進行で探し始めて、そして君を見つけたんだ。
私は歓喜したよ。ただの人なのに魂の輝きが神に匹敵するほど強かったのだから
本当は今すぐにでも君に力を与えて送り出し、結界を修復して欲しい程今は時間が無いんだ
そんな不安そうな顔をしなくても大丈夫だよ、勝手に力を与えて君の意向を無視して送り出すことはないから
それに君の魂は3柱の神達と同じくらい…いや、それ以上の時間生きているから余裕で神の力に耐えられるし、魔王を倒すこともできるだろう
あぁ、君自身の年齢が18歳なことは知っているよ。魂の経過時間の方だ
まぁ、簡単に言うと君は数え切れないほど転生回数を繰り返している
正直、そんなに繰り返しているのに魂が疲弊せず輝き続けているのは常人ならありえない
転生前に神にスカウトされていてもおかしくない程だ
というか、覚えてないだけで神になる打診は受けているだろう
まぁ、それはともかくどうか神になって異世界の魔王を倒してくれないだろうか?今はまだ難しいと考えているなら結界だけでも修復して欲しい
魔王を倒さなかったら私の方の世界の人達はどうなるんですかって?
まぁ、試練に成功したら魔王の餌食になって神達の力を吸収されるだろうね…失敗したら世界と一緒にさよならだ
…おや?もしかして魔王を倒しに異世界に行ってくれるのかい?ありがとう!
実はまだ言っていない事があったんだ!異世界の神達は全部で4柱…そのうち3柱はさっき言った通り私の元に来たが残りの1柱が行方知れずなんだ
十中八九魔王が関わってはいると思うが君には行方知れずになった神の捜索も頼みたい!
見つけてくれさえすればあとは私が何とかするから!
それじゃあ気が変わらないうちに早速神の力を与えよう!




