表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ミュージックオブスパーダ  作者: 桜崎あかり
リズムゲーム編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
85/114

第64.5話:未知のガジェット達

>更新履歴

12月12日午後1時5分付:誤植修正。ゲーム三行→ゲーム産業

###



 8月4日午後2時、大和杏やまとあんずはARゲームだけではなくアンテナショップも見て回っていた。


「他のショップでは発注になるような物も、ここには置いてあるのか」


 大和が見て驚いていたのは、アンテナショップではマイナー過ぎて置かれないガジェット達、その中でもマイナーと呼ばれる部類である。


 最近ではARパルクールが新規プレイヤー開拓に全力を注いでいるが、それ以外のARガジェットを使ったゲームでも――。


「最近になってロケテストが行われたカートゲームの方は……さすがにないか」


 大和が気にしていたカートに関しては、ここにはないらしい。厳密には準備中という表現が正しいのだが。実際、該当のショップは準備中だったようだ。


 それ以外にも見覚えのあるARゲームが置かれており、対戦格闘タイプ、ガンシューティング、更にはロボットバトル系もある。


「あのサイズのロボットをどのように置くかと思ったが、こういう形式か」


 ロボットバトル系は、30センチ位のロボットを操作してバトルと言うホビーアニメでよくある形式もあった。こちらは100万人規模で盛り上がっているタイプで、ARゲームに興味のないユーザーも巻き込んでの作品になっている。


 一方で、数メートル規模の巨大ロボットを動かしているような体験が出来る形式のタイプはがデモムービーが流れている。


「さすがに、あのタイプは秋葉原の店舗以外では置けないか」


 今やARゲームはジャンルにもよるが、日本全国を巻き込んでの一大ゲーム産業にまで発展しようとしている。


 未成年の廃課金問題が超有名アイドル信者に叩かれているソーシャルゲームの方は、一部が衰退をしているが、健在のジャンルもあるようだ。


 アナログゲームはTCGのような世界規模で人気のある作品以外は、マイナー層のみで盛り上げようと開き直っているジャンルも存在している。


【ARゲームでも、ゲーセンに置けないようなジャンルは……さすがに扱っていないか】


【試作版が話題になったバーチャルデートとか、アダルトゲームに転用できそうなシステムとか――】


【それ以外にも武器格闘はグロ系演出をカットしているという話だ】


【表現に関しては、自主規制とか家庭用ゲーム機のレーティングに合わせている可能性もあるだろう】


【果たして、本当にそうだろうか。ARゲームの技術が軍事転用を禁止しているのは、知っている通りだが――残虐演出をカットしている理由も、そこに関係しているのではないか?】


 つぶやきサイトでもARゲームに関するつぶやきが増え始めている。これもショップが増え始めている事による影響か?


 しかし、ARゲームが本当に日本が薦める事の出来るコンテンツなのか、という事に対しては疑問を抱くケースが多い。


 そうした意見はつぶやきが凍結される訳ではないのだが、信者等によって叩かれると言う展開が行われている。


 結局、ARゲームでも超有名アイドルのような炎上商法が展開されてしまうのか?


「超有名アイドル商法が繰り返される事、それはコンテンツ産業としては信者商法を認めると言う事。狭いコミュニティの中だけで展開される商法、それはFX投資と変わりない」


 大和は、若干開き直ったような口調でアガートラームを見つめながらつぶやく。


「コンテンツ産業に投資は必要不可欠だ。しかし、悪意ある投資家は環境を荒らし――次第に自分達だけが儲かればいい、他の勢力は消えてなくなればいいと思うだろう」


 アカシックレコードを目撃し、その反動は大和にも現れていた。しかし、それでも彼女はアガートラームにもアカシックレコードにも依存しない――それが重要だと考える。


「共存共栄は理想論と笑う者もいる。それでも、一部の信者が悪意を持って暴走し、それがつぶやきの一言だけで世界滅亡させる――それを可能に仕様とした勢力こそが、超有名アイドル勢力であり――」


 それでも大和は悩み続けた。超有名アイドル勢力を根絶する事が正しいのか、説得して過ちを認めさせるという選択を選ぶべきなのか……。


「流血のシナリオを実現させず、ネットの情報だけで世界滅亡させる事が可能とする技術――そんなものはフィクションの世界だけだと、誰もが思った」


 そして、大和はアガートラームの拳を握る。それを周囲のギャラリーが目撃している事はない。彼女がいる所は、ARゲームのテストフィールド内だから。


「アカシックレコードの技術、それが2.5次元と言う新たな可能性を生み出し、この技術を軍事転用しようとする者――そうした勢力から、この技術を守る事こそ、今の自分に出来る唯一の……」


 大和は改めて決意し、アカシックレコードを悪用する勢力に対して徹底的に戦う事を改めて誓った。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ