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辺境伯の娘の武勇伝  作者: 茅野紗凪
11/14

遅くなりました。すみません。

理由?

聞かないでください。考査ですよ。テストですよ。課題がやばかったんですよ。

悪いですか。

ここは……ああ、私の部屋。なんでここにいるんでしたっけ。


あ…副団長との模擬戦で気を失ったのでしたね。………その後のことは覚えてないです。


「起きましたか。お嬢」


「パレスですか。わたち、あのあとどーなりまちた?」


「俺がお嬢の意識を刈りとって終わりです。今はもう昼ですよ」


「そーですか。ごごからもしますか?」


「いえ、午後からは私兵団は魔の森で魔物狩りをしなくてはならないんで、訓練はありません。

お嬢、明日は剣術でなく槍術をしてみませんか?というか、斧・短剣・弓術・格闘・馬術・魔法、全てを教えてみたいです」


「いーんですか?ぜひおねがいちます。

あと、もーひとつおねがいがあるのですけど、くんえんのときはわたちのこと、いちだんいんとしてあちゅかってくえまてんか?わたちのことは『おじょう』でなく、『エレン』とよんでくだたい。みじかくてよびやすいでしょう?くんえんちゅーはけーごもふよーです」


「そうですか。分かりました、お嬢。団員達にも伝えておきます。

では、失礼します」


一人になりました。今日の午後は、素振りでもしていましょうか。そういえば、ステータスはどうなりましたかね。


「すていたつ」



ーーーーーーーーーー

エレメッタ・ツェーヴェルト Lv.51

2歳 女 人族 伯爵令嬢

HP:100/4500

MP:7000/7000

筋力:4250

耐久:2100

敏捷:4120


《スキル》

格闘 Lv.10 料理 Lv.5 裁縫 Lv.5 並列思考 Lv.8

速読 Lv.10 水泳 Lv.5 剣術 Lv.3 体操作Lv.5


《称号》

転生者

戦神に気に入られし者


《加護》

転生神の加護

戦神の加護


ーーーーーーーーーー


レベルが1上がってました。50からは上がりにくいと聞いたのですけどね。どうしてでしょうか。

それはいいとして、『体操作』とはなんなのでしょうか。


ーーーーーーーーーー

体操作


自分の体を思うように動かせる。


ーーーーーーーーーー


便利ですね。これがあればスキルの上達も速いでしょう。



「エレメッタ!起きたと聞いたのだが大丈夫か?どこか痛いところはないか?やはりやめるべきだったか。幼いエレメッタにこんなこと」


父様が来ました。心配してくれているのはいいのですが、勝手にやめさせないでください。私は好きでしているのです。


「とーちゃま、かってにやめさせないでくだたい。わたちはじぶんでしたいとおもってしていりゅのでしゅ」


「だが私は君が傷つくのを見たくないんだ」


「だいじょぶです。じぶんじしんをきたえゆことはつぇーべるとけをつぐためにもひちゅよーなことでしゅかや。なえてくだしゃい、とーちゃま」


「エレメッタ、君の意志が強いことは分かった。だが、無茶だけはしないでくれ」


「あたいまえでしゅ。しょんな、まわりのひとみんなをきじゅつけゆことなんてじぇったいにしましぇん。とーちゃま、そろそろしごとにもどったほーがよいのではないでしゅか?わたちもちゅうしょくをだべなければないましぇん」


「では、一緒に食べよう、エレメッタ」


「はい」



こうして、私と父様の仲はより深まりました。いい親を持てて、今世の私は幸せ者ですね。

激甘父様にしたいのに、なかなか出番がないです。

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