魔術師ギルドの魔法講習 ~習得編~
久しぶりに主人公のチート能力が地味に発動します。
第三章 第十二部<魔術師ギルドの魔法講習 ~習得編~>是非最後までお付き合いくださいませ。
レンシディオさんに連れられて、俺達は魔術師ギルドの中庭にやってきた。中庭には幾つかの金属製の案山子が立っている。
「あの案山子は魔力銀でできています。なので、少々の魔法を当てた所で壊れたり、ましてや、貫通して他に被害が出るといった事はございません。念の為、案山子の後ろの壁も魔力銀とアダマンタイトで固めてありますので、修練の際には全力で魔法を使っていただいて結構です。初めは、手加減して魔力を行使すると充分な魔力を練れずに魔法が発動しない事が多いですからね。」
あれが全部魔力銀やアダマンタイトですか!?金の掛け方、半端ないな!?まぁ、それだけ安全対策には力を入れてるって事か。
「また、ギルド内には魔力回復の薬もご用意がございます。万一、魔力欠乏状態になったとしても、即座に対応が可能ですので、その点もご安心ください。」
それから、レンシディオさんから魔法を使う方法と注意点が述べられた。内容はこんな感じ。
・魔法は魔力を元にして発動するものなので、魔法を行使する際には己の中の魔力に意識を向けられる事が前提条件。
・魔法の原理は、魔力の作用をイメージして、精霊を介してそれを具現化させるというもの。
・魔法の正確な発動には充分なイメージ力が必要。火の魔法を使うなら、魔力を火に変換するイメージという感じ。イメージがハッキリとしていないと魔法は発動せず、ただ魔力が消費されるのみになる。ちなみに、この魔力を変換するイメージを魔想域と言うそうだ。
・魔想域が完成したら、その通りに精霊を動かす為の言葉を魔力を籠めて紡ぐ。この言葉には決まった形式はないが、あまり意味のない言葉を発すると魔想域が崩れる人が多いので、イメージ通りの言葉の方がいいらしい。
・言葉に魔力を籠める方法は、魔想域完了後の精霊への語りかけに精神を集中すれば、自ずと籠るそうだ。精神集中が不十分だと魔力が籠らず、魔法は発動しない。
・魔法発動後にも、その効果が必要なだけ継続するように精神を集中して魔力を注ぎ続ける必要がある。
・魔想域が完成していて精神集中ができていても、実現の為の保持魔力量が足りない場合は発動せず、一気に魔力欠乏状態になってしまうので、極端なイメージは避ける必要がある。
なんか難しそう・・・
「最初は地水火風の基本属性の魔法を発動してみましょう。火や水などは普段から側にある物ですからイメージしやすい分、発動の為の魔力操作も維持の為の魔力操作も簡単ですから。複雑な魔法ですと、それぞれの魔力操作の難易度が桁違いになってしまう上に、必要魔力量も増大してしまいますからね。」
「うぃっす。」
「はい。」
「それでは、まずは1番魔想域を作りやすいと言われている火の魔法を実演します。《炎よ。渦巻き猛れ。》」
レンシディオさんが出した掌から、渦を巻いた炎が案山子に向かって伸びていき、案山子を包んで燃え盛った。
スゲェ・・・カッコ良すぎじゃね?
「今のをそのまま真似してみてください。目の前で見た分、魔想域がグッと完成しやすくなっている筈ですから。」
「今のをそのままか。確かに、それなら分かりやすいな。」
「はい。」
「んじゃま、セレアからやってみなよ。」
「はいっ。・・・《炎よ。渦巻き猛れ。》」
セレアの突き出した掌から、レンシディオさんと同じように炎が伸びた。
「おぉ~・・・一発じゃん。」
「獣人族は全体的に魔法が苦手な筈なんですが、大したものですね。」
「ありがとうございます。」
「んじゃ、次は俺か。」
これでミスったらカッコ悪すぎるな。
「・・・・ちょっと質問いいですか?」
「? はい。どうぞ。」
「魔力ってどんな感覚なんでしょ?」
「あぁ~・・・確かに、全く初めて魔法を使う人が最初に戸惑う部分ですね。通常の生活の中ではまず使う事はありませんから。」
「はい。正直、魔力に意識を向けるってのがどうやればいいものやらって感じです。」
「実はこれを伝えるのがなかなかに難しいんです。完全に感覚的なものですので・・今までに使った事のない力の感覚、としか・・・」
「ふむぅ・・・」
参った。最初の最初でつまづいたぞ。使った事のない感覚とか言われてもなぁ・・・
「「あ。」」
セレアとリアが同時に声を上げる。
「何?何かいい表現でも見つかった?」
「はいっ。きっとご主人様にだけ伝わる表現だと思います。」
「と言うのによりも、タカシ様にしか通用しない表現です。」
「俺にしか通用しない?」
セレアが俺の耳に口を寄せてくる。
「〔魔石を使われた際に、何かが減っている気がすると仰っていましたよね?間違いなく、それが魔力です。〕」
「あぁ。なるほど。」
セレアが耳打ちの小声で教えてくれた内容に、納得して手を打つ。
「分かったんですか!?」
「はい。・・《炎よ。渦巻き猛れ。》」
俺の掌からもレンシディオさんとセレアに続いて、同じように炎が伸びた。
ヨッシャァァァァァッ!魔法使いデビューだっ!!
思わずガッツポーズを取ってしまう俺を、ポカンとした表情で見つめるレンシディオさん。
「本当にできちゃった・・・・他人からのアドバイスで魔力の感覚を掴めた方は初めてですよ・・・」
「ありがとな。セレア。リア。」
「「はいっ。」」
俺に負けず劣らず嬉しそうな2人。できたのは俺なのに、なんで君達まで嬉しそうにしてくれてるかな。余計に嬉しくなる。
「ど、どんな風に伝えられたんですか?」
「えっと・・・・」
何て言えと?魔石を使った時の感覚だなんて言って大丈夫なもんなんだろうか?いや、確実にマズイ気がする。
「宿で泊まっている時に、その、一緒にお休みさせていただいてますので・・・」
リアが赤くなりながら、とんでもない事を言い出した。
誤魔化すには良いネタかもしれませんが、メチャクチャ恥ずかしいですよ!?確かに、ツッコミは入れ辛いとは思いますがね!?
案の定、レンシディオさんも顔を真っ赤にしてしまっている。かなり初心らしい。人の事が言えた義理じゃないけど。
「だっ、男性特有の感覚の掴み方なのかもしれませんねっ。何はともあれ、最初の段階をクリアできて何よりですっ。では、次の属性にいきましょうかっ。」
恥ずかしさを誤魔化すように早口になり、次へと進む事を促すレンシディオさん。
凄い誤魔化し方でごめんなさい。宝玉の件でリアを説き伏せた時のセレアといい、今回のリアといい、誤魔化し方がちょっと力業過ぎる気がするんです。でも、他に手があるわけでもないので、勘弁してください。
そして、他の魔法も同じような流れで教わり、俺が四属性魔法と治癒魔法を、セレアが四属性魔法を一通り使えるようになったのはもう空の月が高くなってきた頃だった。セレアが水と地の属性魔法の修得に若干苦戦したのだ。
と言うか、四属性中、普通は苦手な属性が2つ、得意でも不得意でもない属性が1つ、得意な属性が1つという感じになるらしい。ただ、何故か俺は全属性がさらりと使えてしまった。
「魔法の才能がある方は初級段階の魔法では属性の得手不得手が出ないものなんですが、剣技もお持ちで魔法の才にも恵まれているなんて・・・まるで、伝説の勇者様のようですね。タカシ様は。」
どこかウットリとした顔で言うレンシディオさん。
対して、勇者という単語に複雑そうな顔をするセレアとリア。ジェラルリードちゃんから勇者の真実を聞かされてしまった以上、褒め言葉としては微妙に感じてしまうのだろう。勇者じゃなかったから放逐された身としても複雑な気分ではあるけど。まぁ、レンシディオさんがそんな事を知っている筈も無し。一般的な勇者像という事で喜んでおくべきだろう。
「勇者だなんて、持ち上げ過ぎですよ。今日は遅くまでありがとうございました。」
「いいえ。あ、最後にタカシ様には1点だけご注意点をお伝えさせていただきます。」
「? はい。」
俺にだけって、何かマズったんだろうか?
「初級段階では属性の得手不得手がでなくても、上級、つまりは魔力操作により精密さが求められる段階の魔法になると、必ず差が出てきます。なるべく早い内にご自身の得意な属性と苦手な属性を把握してください。冒険者の方の場合、それを把握できないままに戦闘の際に強力な魔法を行使しようとして失敗すると、命に関わりますので。」
確かに、戦ってる最中にそれはマズイ。苦手な属性は魔力消費量も多くなるみたいだし、万一にもそれで魔力欠乏状態になったりしたら、確実に死ぬ。それはマジで御免蒙る。
「分かりました。充分に注意します。ご忠告、ありがとうございます。」
「はい。では、講習は以上で終了です。お疲れ様でした。」
「「「ありがとうございました。」」」
「あ、ところで、講習料のお支払いがまだなんですが。」
「あ、それは結構です。」
はい?
「度重なる無礼に対する、僅かばかりのお詫びとして受け取ってくださいませ。」
「い、いえいえいえっ。それはダメですよっ。」
「しかし・・・」
「それとこれとは全く別の話です。得られたものに対して、正当な対価を支払うのは当たり前の事ですから。それに、お詫びという事でしたら、丁寧な謝罪もいただきましたし、何より、リスタニカ魔術師ギルドのギルド長自らが手解きをしてくださったという事だけで充分過ぎます。それ以上を求めるのは無法というものでしょう。どうか、私を無法者にしないでください。」
そう言って、頭を下げた。
これで代金を踏み倒したりしたら、ただの質の悪いクレーマーだ。態度の良し悪しについては謝罪だけで充分だし、それ以上を求めるのなら態度の改善を求めるべきであって、金銭的謝罪を受けてしまったらユスリ・タカリの輩と同じになってしまう。良識ある人間として、道理から外れた事はしたくない。
「む、無法者だなんて、そ、そんなっ。わっ、分かりましたっ。きちんと正規の講習料をいただきますっ。いただきますから、頭を上げてくださいっ。」
レンシディオさんの慌てた声に頭を上げる。
「フゥ・・・では、こちらでお支払いをお受け致しますので、ご案内致します。どうぞ。」
「はい。」
よかった。買い物でおまけしてもらうのとは訳が違うからなぁ。
ギルドの建物内で支払いを済ませる。2人分で9000エニー。1つの魔法の講習に1000エニーという事らしい。
「タカシ様は本当に実直で真面目な方なんですね。」
「いえ。ただ、自分の気に入らない事はしたくないだけですよ。我儘ですから。」
俺の言葉を受けて、レンシディオさんは少し悲しそうに微笑む。
「本当に、タカシ様のような方がこのギルドにいてくだされば、あのような愚か者達が幅を利かせるような事もなくなるでしょうにね・・・いえ、これは偏に私の力不足が招いた結果ですね。失礼致しました。」
言いながら、顔を曇らせるレンシディオさん。
うむ・・・・何かトラブルでも抱えているんだろうか?美人がそういう顔をしているのを知らん顔でいるのは男として間違っている気がするし、聞くだけ聞いてみようかな?どうにもならない事かもしれないけど。
「何か、お困りなんですか?」
「・・・お恥ずかしながら・・・」
そう答えて、レンシディオさんは俯いてしまう。
「私に何ができるか分かりませんけど、よろしければお話をお伺いしましょうか?」
「え・・・?」
驚いた顔でこちらを見上げてきた。
「本当に聞く事しかできないかもしれませんけど。」
レンシディオさんの曇っていた表情が一気に晴れる。
「よっ、よろしいのですか!?ご迷惑ではありませんか!?」
「全然構いませんよ。延々とダラダラできるわけでもありませんけど、先を急がないといけない旅でもありませんから。余裕はあるよな?リアの期限まで。」
「はいっ。充分過ぎる程に時間はありますっ。」
リアが何故か嬉しそうに答えてくる。何がそんなに嬉しいの?セレアも、何も言わないけど妙に嬉しそうだ。尻尾が左右に揺れまくっている。
「だそうですので、短期間でお手伝いできる事があれば力にならせていただきますよ。」
「あっ、ありがとうございますっ。では、本日はもう遅いですから、明日、お泊まりの宿にお伺いさせていただいてもよろしいでしょうか?」
え?俺達が行くんじゃなくて、レンシディオさんが来るのか?こういうのって、大概こっちから出向く事になるのがゲームとかのセオリーなのに。
「お忙しいでしょう?時間を指定していただければ、こちらからお伺いしますよ?」
「なんてお優しい・・・あっ、いえ、そのっ。」
思わず口に出てしまったと言わんばかりに真っ赤になって、俯いてしまうレンシディオさん。
まるでフラグが立ったみたいと勘違いしてしまいそうな反応。美人さんはそんな反応を無闇にしちゃダメですよ?モブ男じゃなかったら勘違いします。そう。モブ男は自分が女性、特に美人には縁が無い事を自覚しているから、妄想はしても勘違いはしないのだ。
「ご、ご相談に乗っていただくのは私の方なのですから、こちらから出向くのは当然ですっ。お昼過ぎ頃のご都合はいかがでしょうかっ?」
照れ隠しのように早口になるレンシディオさん。
「分かりました。では、満月亭に泊まっていますので、お昼過ぎ頃にお待ちしています。」
「はいっ。では、よろしくお願い致しますっ。」
レンシディオさんに見送られて、俺達は魔術師ギルドを後にして、宿に向かう。
「ごめんな。面倒事かもしれない事に首を突っ込む事になって。」
「いいえっ。ご主人様なら、きっとそう仰ってくださると思っていましたっ。」
セレアは嬉しそうに俺の腕を取ってくっついてくる。リアも同じようにくっついてくる。
「はいっ。やっぱりタカシ様は優しい方ですっ。タカシ様にお仕えできる事を誇りに思いますっ。」
「な、なんでセレアとリアがそんなに喜ぶんだ?アンナちゃんやエラーデさんみたいに、分け隔てないって感じでもなかったのに。まぁ、極端に酷くもなかったけど。」
「あ、そうですね。えと・・・理由は宿に戻ってからお話ししますね。」
宿に戻ってからって事は、異世界人だから分かってない事に関係するわけか。リアも本当によく気が付いてくれる。
「分かった。」
そう答えて、2人にくっつかれたままに宿への道を進んだ。
そして、宿に戻って、遅い晩飯の後に3人で風呂に入る。
明日はレンシディオさんが来るから自重しようと思って、先に入るように促したらメチャクチャ残念そうな顔をされてしまった。そんな顔をされて、我慢できる筈が無いっ。ベットで開戦、風呂で2回戦目まででなんとか自制する。湯船では2人を半身ずつ上に乗せる至福の姿勢だ。
「んで、なんでそんなに2人が喜ぶんだ?」
「それはですね、私達も種族は違っても同じ女だからです。」
うん?どゆこと?
「ご主人様のご様子を伺う限りには、ご主人様の世界では違うのだと思いますが、この世界では女性はとにかく軽視されているんです。同じ仕事をしていても、評価は必ず男性の方が上で、女性が何かを成しても正当な評価が得られない事も多くあります。」
「それだけに、レンシディオさんが今の立場に立たれるまでには並々ならぬ努力と忍耐が積み重ねられてきた筈です。それでやっと手に入れた立場でも、味方は決して多くはない筈です。」
なるほど。所謂、男尊女卑ってヤツだな。昔の日本も相当にキツかったらしいし、今も完全に無くなったわけでもない。俺が働いてた会社の上役なんかは全員男ばっかりだった筈だし。入社式の日に出てきたのはおっさんやジジイばっかだったからな。
「気付きました?レンシディオさんがタカシ様を褒め称えられた際に、同調していたのはギルド内にいた女性がほとんどだったんですよ?」
「男性からはかなり冷ややかな視線が飛んでいました。表立って何も反論がなかったのは、恐らくですが、レンシディオさんが類い稀な程に強力な魔法使いだからではないかと思われます。魔法使い、それに冒険者は他の職種に比べると圧倒的に実力主義な世界だそうですから。」
マジか。恥ずかしさに悶えてて全然気付いてなかった。それにしても、実力主義な職種でもそんな反応って事は、他の職種じゃ一体どうなってんだろ?
あ、そういえば、エラーデさんのトコは、武器の質は相当に良かったし装備に関しての的確なアドバイスもくれるのに、客が少なかったよなぁ。女性が鍛治師をやってるせいでとかって言ってたっけ。
「ですから、レンシディオさんが辛そうにされているのを、アンナさんやエラーデさんにもお優しく、お気を掛けられていたご主人様ならば、きっと同じようにお気に掛けてくださるのではないかと思っていたんです。」
「そんな女性の味方をしてくれるんですから、同じ女としてはやっぱり嬉しいですよ。」
うむぅ・・そう考えると、俺が気に掛けたりしてるのって女性ばっかりだなぁ。セレアとリアを筆頭にして。まぁ、女性には優しく、可愛い子や美人には尚更なんて信条を掲げてたら当然か。
大体、男に敢えて優しく接する理由がない。可愛い後輩とかならともかく、国王や大臣、王都の道具屋のおっさんみたいなのには敵意しか持てないしな。
「なるほどな。獣人族差別、亜人族差別に続いて、今度は女性軽視、女性差別ってか。俺にとってはアホらしいとしか言えないような事ばっかだなぁ。種族がどうであれ性別がどうであれ、優秀な奴が優秀なのには変わりがないってのに。それでも男が傲慢になって横柄に振る舞うってのなら、尚更呆れて言葉もないよ。」
セレアとリアがウットリとした表情で俺に体を擦り寄せてくる。
「ご主人様のお心の広さと懐の深さは計り知れませんね。そのような考え方は初めて耳にしました。」
「はい。タカシ様のお側がこんなに心地良くて安らげるのは、タカシ様のそのお考えがあってこそなのかもしれませんね。」
コラコラコラ。そう褒めちぎりながら、そういう顔で体を擦りつけてこないの。明日の昼にはレンシディオさんが来るってのに、欲望が暴走して覚醒までイクよ?大体、こんな考え方なんて元の世界じゃ普通だぞ?多分。
「普通だよ。俺にとっては。」
俺の言葉に、セレアが思いきり唇を重ねて舌を絡めてくる。
「はい。でも、私にとっては最高のご主人様です。愛しています。ご主人様。」
とろんとした表情で、俺を抱き締めながら言うセレア。
「あぅ・・・独り占めしないでくださいよぉ。私も、タカシ様を愛してるんですからぁ。」
そう言って、俺の手を取って指先に吸い付き舌を這わせた後、そのまま自分の体に伸ばさせるリア。
はい。また何かが束で消滅しました。8回戦まで休憩無しで、欲望を吐き出しまくりました。最短最多数記録を樹立。
2人共、エロ過ぎるよ・・・愛情表現が溢れたら、セレアもリアも次元が違うレベルでエロくなる上に、積極性が爆発して、奪い合いに競い合い状態。どうやって止まれと?
しかし、そのおかげで樹立した最短最多数記録が功を奏して、明るくなってくる前には欲望が吐き出され尽くして、眠りに落ちる事になった。セレアとリアは、クテッとなりつつ、少し名残惜しそうにしながらも、一緒に眠りに落ちた。
その際に、セレアが1つだけ、と真っ赤になりながら言ってくれた事がエロ可愛過ぎて嬉し過ぎて、即諾してしまった。
「明日も、その・・・たくさん、欲しい、です。」
セレアに眠気がきてる様子がなかったら、また復活してたよ?
もう忘れられているかもしれませんが、主人公には【魔力操作】というチートな能力があります。能力の詳細は第二章の<先の予定を立てましょう>の後書きをご参照ください。この能力のおかげで、魔石を自然に扱えていて、今回の魔法修得もあっさりとできているのです。なので、通常は出てくる属性の得手不得手は、実は主人公には関係がなかったりします。
あと、この世界での主人公の感覚は特殊です。これは現代社会での常識とこの世界での常識がズレている事が大きな要因です。女性が基本的に軽視されている中で、対等に扱う主人公の姿勢は女性であるセレアとリアにとってやはり嬉しいものなのでしょうね。
では、これにて第三章 第十二部の幕を下ろさせていただきます。最後までお付き合いいただいた皆様に感謝です。また次もお付き合いいただければ幸いです。




