第2話 ユニークスキル
健はダンジョンへと足を踏み入れていた。
「ここがダンジョンか。まずは安全地帯へ向かわないとな。」
ダンジョンには安全地帯というのが存在する。
そこは魔物が絶対に現れないエリアだ。
探索者が休憩するための場所であり、初めての場合はそこへ絶対に向かわないといけない暗黙のルールがある。
それにもしっかりとした理由がある。
ダンジョンに潜った者達は必ずステータスと呼ばれる加護が付与されているのだ。
ステータス確認するためにも魔物のいない安全地帯は絶好の場所だ。商魂逞しい商人達はここで武器や防具を売買している。
「よし。確認するか。」
安全地帯に着いた健は壁に寄りかかって座りこむと頭の中でステータスを唱える。
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山本 健 (やまもと たける)
レベル:1
体力 10
魔力 7
知力 7
腕力 6
脚力 8
運 5
スキル 無し
ユニークスキル ステータス強奪
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「...ふむ。これは...変なことが起きそうだ...」
ユニークスキルとは宝くじ以上の天文学的数字の確率で個人に与えられる珍しいスキルのこと。普通のスキルであれば3人に1人あればいいぐらいだ。
ユニークスキルは各国に1人いればいいぐらいの確率。日本にもすでにユニークスキル所持者はいる。そんな人のステータスはを1億をゆうに超えている。
「ま、強くなれば変なことはされないだろ。」
健はステータスを確認すると安全地帯から外へ出ると、1階層を探索していた。
「魔物よ、こーいこーい。」
健は早く魔物が現れてほしいと思っていたその時、スライムが現れた。
「きたきた!よし!ステータス強奪!...」
「...」
「...」
「あれ?」
スライムと健は目を合わせ、?の頭をして首を傾げていた。スライムに目も首もないが、そんな空気感があった。
スライムは健の隙を見逃さず、スキルの攻撃を健にしてきた。
「いてっ!なんだよ、使えないなこのスキル...ていうか使い方ぐらい説明書マニュアルに書いておけよ!」
健は八つ当たりでスライムを足で思いっきり蹴った。
「お!一撃か。いい調子だな。レベルはまだ上がって無いな...ってうん?ステータスがあがってる?」
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山本 健 (やまもと たける)
レベル:1
体力 10(+3)
魔力 7
知力 7
腕力6
脚力 8(+2)
運 5(+1)
スキル 散弾
ユニークスキル ステータス強奪
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「てことは倒した敵からステータスの数字やスキルを奪って自分のものにするってことか。...にやり。」
健は奥にいたスライムに目をつけた。スライム達は健の視線に怯えて身体を震わせていた。
「俺の糧となれ!」
健はスライムを狩りつつ、ダンジョンの奥へと進んでいった。




