出会い
レイアンが街に着いたのは、日が傾き始めた頃だった。煉瓦造りの建物は一目で分かった。ダンジョン管理所だ。 まずは、冒険者として登録する必要がある。
深呼吸をひとつして、大きな扉を押すと、中には掲示板の前に人々が集まり、依頼の書かれた紙に目を通していた。レイアンも足を進め、掲示板に近づく。掲示板をじっと見つめ、レイアンは一つの依頼に目を止めた。
「よし……これを受けてみよう」
しかし、内容を読み進めると、胸が少し沈んだ。 この依頼は、一人では受けられない。
パーティーが必須で、最低でも五人揃っていなければいけないのだ。
「……やっぱり、簡単にはいかないか」
周囲を見渡すと、同じく掲示板の前に集まった冒険者たちは、互いに声をかけ合い、仲間を募っている。
どうやら、レイアンが受けようとした依頼に挑むには仲間を見つける必要があるらしい。
その時、ふわりとした声が耳に届いた。
「ねえ、新人さん?」
振り返ると、エルフの少女が立っていた。軽装に柔らかい瞳、初対面でも安心できる雰囲気だ。
「わたし フィリア、パーティを組むにはちょうど一人足りないのよ!一緒にパーティ組まない??」 レイアンがうなずくと、フィリアは手を広げて合図した。すると三人の仲間が現れる。




