初めての家族
ふと顔を上げるとそこには三人の人影があった。
一人は男。黒髪に赤い瞳、すらりとした体格で、静かな威圧感をまとっている。
もう一人は女性。茶色の髪に、クリーム色の柔らかい瞳。その表情は、とても優しかった。
そして、もう一人。
あどけない表情立っている少女。
どこか緊張した様子で、けれど嬉しそうにこちらを見ている。
「おぎゃあ おぎゃあ……!」と泣いたその瞬間、
みんなが嬉しそうにこちらを見ている。どうやらあの人達が俺の家族だそうだ。
決して裕福とは言えない。
それでも、貧しさに苦しむこともない。
そんな、ささやかで穏やかな家。
とても暖かい。
胸の奥がじんわりと満たされていく。
前世、四十歳独身で心身をすり減らす仕事に追われていた俺の人生とは、あまりにも違っていた。
後に知ることになる。
優しく抱きしめてくれた母の名はリリア。
俺を心配そうに見つめていた少女は、姉のリリー。
そして静かに見守っていたあの男が、父 レオンだった。そして、俺はレイアンというらしい。
まだまだ未熟ですが、少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです。もしよければ、感想やアドバイスなどいただけると嬉しいです。これからも更新していく予定なので、よろしくお願いします!




