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僕はこの世界を救えるのだろうか?  作者: ゾロメ
第二章
7/12

俺たちの願い

~異世界生活7日目~


俺たちは朝から教会へ向かっていた。その教会には俺たちがどういうやつか見分けることができる人がいるらしい。人間、殺人鬼、王、女神とかなんやら。

なぜそこに行くのかって?それはな・・・

あのコリンの反応だよ。俺が神だっけ?そんなこと言ったらコリンは震えていた。もしかしたらコリンは神様、もしくは何かのカギを握っているかもしれない。可能性はかなり低いだろうけどな・・・

俺たちは片道一時間かけて教会についた。

「おじゃましま~す」

扉をあけると、そこにはオルガンを弾いている人がいた。

俺が近寄って声をかけてみる。

「あの~すいません。占ってもらいたいんですけど・・・」

その人、いやその子は俺に振り返ってきた。

「なんだお前は!神聖な私に勝手に近寄るな!!」

まさかの幼女だった。

指をさしてきた幼女に俺は、

「ぷっ!なんだこいつ」

笑いが抑えきれなかった。

「ちょっ!笑うな!!これでも私はここのすごい人なんだぞ!」

「そんな嘘つくなって!自分が幼いからって!」

俺がコリンたちに振り返ってみる。

キャロは眉間にしわを寄せていた。

「馬鹿じゃないの雅也!!その子がここで一番偉いのよ!!」

へ?なんて?

「おい、もう一回言ってくれないか?」

コリンとマリエも驚いたようで、口が開きっぱなしだ。

「だ・か・ら!その子がその占いができる子なの!!そしてこ一番偉いの!」

幼女を見てみると、なんか魔法の準備をしている。

幼女が俺に向かって、

「おい、さっきの言葉取り消せよな。今すぐに!!」

魔法を放ってきた。

俺はよけきれず魔法に当たり気絶してしまった。


「大丈夫ですか雅也様?」

俺が目を覚ますと目の前にはコリンの顔があった。

まさかこの状況って・・・

「膝枕!?」

「どうですか雅也様。落ち着きますか?」

ま、まじか・・・俺は今天国にいるんだな・・・

なんだろう、後ろから殺気がすごいんだが、気にしなくてもいいか。

「ちょっとコリンちゃ~ん。場所交換してくれるかな~?」

「マリエ、俺は今天国にいるんだ。邪魔しないでくれ。」

俺がマリエの方向を見ると、魔法の準備をしている。またかよ。

俺はシールドを貼った。

さっきもこうすればよかったな。

「雅也様は私のもの!!」

怖い。

後ろに振り向いてしまったら俺は怖さのあまり失神してしまう。

「ところでアンタたち、私に何の用で来たの?」

あ、そうだった。俺はコリンに「膝枕ありがとう」とお礼をいい。

「あぁ、それは俺たちを占ってほしいんだ。」

100%当たる占い、俺たちが今日来た理由は占ってもらうためだ。

「占うのはいいが、タダではないぞ?」

「なんか条件でもあるのか?」

「あぁ、あるさ。それはだな・・・」

俺はマリエの攻撃をガードしながら幼女に耳を傾けた。

「この犬を探してきてほしいんだ。」

へぇ、この世界に犬っているのか。ってえ?

「犬?」

「一昨日にな、散歩していたらリードが外れてしまってな。どっかいってしまったんだよ。私の犬を馬鹿にするではないぞ。その犬は普通の犬ではない。とても凶暴ですぐに噛みついて来るやつだ。」

それはあなたの飼い方がへたくそだからじゃないですかね?

「自己紹介がまだだったな。私の名前はメリー・クリス。メリーと呼んでくれ。それとこの容姿だが歳は20だからな。」

2、20!?

「じゃ、よろしく頼むぞ。」

ツッコミどころが多すぎるんだが、

「おい!ちょっと!犬がどこらへんでいなくなったのか教えてくれよ!」

「それがな、わからないんだよ。だから適当に探してくれ。」

いや、お前が飼い主なんだから手伝えよ!

と言おうとしたがキャロとコリンが、

「メリーさんも手伝ってくださいよ。飼い主なんですから。」

「そ、そうですよメリーさん!一緒に手伝ってくださいよ!」

ナイス。

「あ~わかったわかった。しゃあねぇなぁ。手伝ってやるよ。」

今日から俺たちの犬探しが始まる!

「おいマリエ。もうそろそろ攻撃やめてくれないかな?」


~異世界生活8日目~


まずは聞き込み調査から、と思っていたが早速その犬を見つけた。

「あ、あのさ、でかすぎないか、この犬。なぁコリン」

「え、えぇ、でかすぎますね。これは、ねぇキャロさん」

「犬ってこんなでかかったっけ?私犬なんて初めて見たからびっくりしちゃったよ。ねぇ団長さん」

「これはすごくでかいですね。ペットにしたいです」

メリーの探していた犬は俺達よりも遥かにでかい。三本の首を持っているケルベロスのことだった。

こいつをどうやって飼いならしているんだよ、メリーさん・・・

「あ、見つけたのか。よし、早速・・・」

そういってメリーさんが取り出したのは謎の注射器、それをケルベロスに向けて発射!するとケルベロスは眠ってしまった。

「ま、まさかメリーさん。それを使って飼いならしてるのか?」

「あぁ、そうだ。」

ケルベロス可哀想。そりゃ逃げ出したくなるわな。

「よし、条件クリアということでお前たちを占ってやろう」

俺たちはまた教会へ向かって歩いて行く・・・


教会に向かう道に気になるチラシがあった。

「なんだこれは、クリスマス?この世界にもあるのか?」

「確か別世界のやつがクリスマスを広めてったって聞いたけど・・・」

俺たちがメリーさんの方を見ると、

「そうだな。それを広めたのは私だけどな。」

えっ!?

「てことはメリーさんも日本から来たってことですか!?」

メリーさんは首を縦に振った。

「もってことはお前も日本から来たというわけだな?」

俺も首を縦に振った。

いや~なんて嬉しいことなんだ。日本を知っている人が僕以外にもいるなんて・・・

俺が感動しているとコリンが、

「クリスマスの開催日は、え~っと・・・あ!見つけました!」

開催日は・・・滅亡する日の次の日だった。

「雅也様!クリスマスの日はみんなでパーティーを開きましょう!」

「お、おう、そうだな・・・よ~し!パーティーを開いてみんなで楽しむぞ!!」

マリエから向けられる視線に殺気はなく、俺に悲しみを向けていた・・・


教会についた俺たちはメリーさんに順番に占ってもらっていた。

俺はやっぱりこの世界を救うカギである。

キャロは普通の獣人。

マリエは団長だからそのまんま。

そしてコリンは・・・

「は、花柄?!!」

「花柄?なんの意味を現してるんですか?」

「コリンちゃ、いやコリン様はね・・・」

なんでだろう、すごく緊張してきた。

「普通の獣人だ」

・・・は?

なんか勝手に緊張していたのが恥ずかしくなった。

「ふ、ふぅ・・・よかった・・・」

コリンは安心したのか胸に手を当てていた。

う~ん、なんだろう、俺の中では何かが引っかかるんだよなぁ・・・

まぁいいか、

「それじゃまたいつの日か会いましょう!」

俺たちはメリーさんに手を振りながらさよならを言った。

・・・!?

「お~!ケルベロスが空を飛んでいる!てか羽あったのか!」

「かっこいいですね。ねぇキャロさん」

「そうね。ねぇ団長さん」

「雅也さんの方が数百倍もかっこいい!」

お、おう・・・


~異世界生活9日目~


俺は朝から外を眺めていた、

「お、おい!いくらなんでもこりゃ早すぎるだろ!!」

家の庭には世界の破滅を意味する花。『ブラックローズ』が一輪だけ咲いていた・・・


うーん・・・またコリンちゃんの出番が少ない・・・

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